朝に時々見かける女性がいます。白状を使って点字ブロックを確認しながら歩いています。
今朝は、圧接した雪は厚みがあって、普通に歩ける私も滑らないようにと気を遣って歩きました。
と、目の前にいつもの白状を使う女性が見えました。この雪ですから。点字ブロックから少し外れて歩いているようです。
「あ、危ない」と思い、少し距離はありましたが、その女性の後ろから声をかけました。
「おはようございます~」
その女性には今迄何度も声をかけているので、きっと「あ、いつもの人」と私を思ったかもしれません。その女性に追いついて、彼女の腕に自分の手を添えました。
「大丈夫ですよ。」とその女性は言いました。
「え、でも、雪で点字ブロックは見えないし。分かるんですか?」と言うと。
足裏と白杖の感覚で分かるそうです。
目が見えれば、足の裏の感覚はほぼ意識しないでしょう。
その女性は目を使う代わりに、他の感覚がとても鋭く、豊かになっているのでしょう。
その女性の目的地、市の体育館まで少しの距離を一緒に歩きました。
私が「こんな雪の日でも外に出るのは偉いですね。」と言うと彼女は「遊びに行くんです。」と言うのです。体育館で趣味か何かの集まりがあるのかも知れません。
それぞれの場所で、それぞれが手にしているもので、誰でも精一杯生きているんだな・・・そんなことを思った朝のひと時でした。
優しい気持ちになれるから。
ハンドルネームを変えましたので、よろしく(^^)
毎度コメント、頂きましてありがとうございます。
ふふふ。やすさんも同じ状況なら、同じ行動をとっただろうと思います。
今度その女性と会ったら、自分の名前を言うかな・・なんて心の準備をしているんです。その時には、またこのブログでちょこっと書いちゃおう。
今日のやすさんも良い一日を!