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「魔風 ~evil wind~ 」青木隆治

2013年03月24日 | 唄う俳優・女優/タレント/芸人 
青木隆治

じゅうぶん承知はしています
あなたはそのまま恋を続けて お義姉さま

身分違いも分かっています
私は表に出たりしません お義兄さま

風の吹きよ と 言うのでしょうか
時の波とも なぞらえましょか
今どき義理って 言葉など
死語に近いと 笑っても
お二人 悩んでおられたなんて
私をあいだに 悩んでらしたとは

恋は魔風に 吹きさらされて
思いがけない 出番がめぐる
なんだか悪い気がします
とってもいけない気がします
それいゆ

私にとっては 一大事
気持ちをしっかり持ってください お義姉さま

そして私は 代役ですか
躰が欲しくて 抱いてしまうの お義兄さま

花をたむけて 祈りましょうよ
人の視線に 耐えられますか
はかなきものを 命まで
含むものとは 思えない
こうして二人が結ばれること
ほんとに望んで くださいましたのね

恋は魔風に 向きさえ変えて
疑心難儀に 心がさわぐ
それでも今が 覚悟どき
さだめを受け入れ 生きましょう

吉屋信子

よもやま:男女問わず数多くのモノマネをする奇跡の声帯の持ち主、
ミラクル・ヴォイスを持つ青木隆治サン。
ピン芸人とかキワモノ的扱いは、彼への侮辱でもあろう。
歌手としての評価は彼のアルバムを聴けば分かる。
そのことを重々心にとめて彼を想定した詞を書き下ろした。
 大正時代に少女小説のジャンルを確立した作家・吉屋信子
 1946年、女性誌「それいゆ」の編集長として、ファッション画エッセイなどの分野で活躍、
 乙女&少女ロマン・ムーヴメントの元祖仕掛け人、中原淳一の両人を知る若者は少ないだろう。
 これらの文学世界と青木隆治サンのミラクル・ヴォイスという素材に触発されて
 この詞は出来上がった。
 お義姉さま、お義兄さまと慕う女性のロマンを根底にちりばめ
 そのお義姉さまは先立ってしまう。そしてお義兄さまと結ばれる。
 あわれで、せつなく隠微な世界・・・

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