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「ありがた薬」 市原悦子

2013年10月02日 | 唄う俳優・女優/タレント/芸人 
市原悦子

元気でいるうちは どんな薬もいらない
深呼吸して 手をふって
天気のいい日 歩いてゆけば
みどりの風が 歌い出す
小さな花も 踊り出す
それが私の ありがた薬なの

うつむくばかりでは どんな薬も効かない
あぁ さびしいな つらいよ と
止まない雨に つぶやいてても
笑顔がいい と ほめた人
きれいな眸だと 云った人
そんな誰かが 哀しむだけだから
くすり

感謝があるうちは どんな薬もいらない
うれしいことも よろこびも
ひとりじゃないわ と 気付いた日から
昨日とちがう 夢を見て
あしたにひらく 夢になる
それが私の ありがた薬なの


よもやま:この1週間、女優の市原悦子サンがTVのトーク番組とかに
立て続けに出演していてこのブログでも9/4に歌い手としての
市原サンを想定して書き下ろ詞をUPしたが、今回2度目の登場となった。
 年令のせいばかりではなく老若男女、人は躰にちょっとした異変を感じると
 なにかと薬にたよりがち。それは別に悪いことではないが
 病は気から、の通り気持ちひとつで元気でいられることもある。
 女優活動56年、なお幅広く活躍中の市原サンからにじみ出るイメージを
 ふくらませ、やさしい気持ちの元気印の詞を書いた。

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