読書の極意

2006-12-02 00:27:27 | ・講演・セミナー・シンポ
高島屋のお向かいは丸善です。
新しい丸善のビルがほぼ出来上がっています。
でも、あのビル、私はときめかない、あまりピンと来ません。

丸の内アオゾの丸善・丸の内本店・3階・日経セミナールームで
松岡正剛さんの千夜千冊の刊行記念セミナーがありました。
web連載ではアクセス120万を超えた超人気ぶり。
会場にはさすが熱心な松岡ファンとお見受けする方があちらこちら。
松岡流・読書の極意についてご伝授くださいました。とても興味深い内容でした。

つい先日、脳科学者の茂木健一郎さんと対談なさったそうですが、
まず、人間が本を読む行為、プロセスというのは何だろうと考えたとき、
極めてフクザツで、それを見つめ直すのは実体のわからない作業で
手強い研究テーマだと。
読書は声を出して読む文化が大前提としてあったが、
近代社会では圧倒的に黙読に傾いていった。
声の文化と眼の文化はどのように関わっているのか関心がある。
非線形(ノンリニア)に読むことに読書の醍醐味があるとも話された。

本は遊びであって、学び、偲びで、歓び。
本ともっと戯れた方がイイ。
本まわりのことはとても大事。
装幀、タイトル、行長や行間、字詰め、タイポグラフィー、本の重さなど。
自分に会わせて選んで 本の着心地、自分の着心地をめざして。
また本の脱ぎ心地、脱ぎ加減も大切。

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2 コメント

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週刊ブックレビュー (みちよ)
2007-01-15 00:50:30
松岡さんが出てらっしゃるわぁ~。
「千夜千冊」刊行
ヴァーチャル図書街とな、ムムム 気になる。

人それぞれ、ほんの読み方本へのマーキングの仕方ってあるわよね。
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松丸本舗 ()
2009-11-14 01:05:56
うーん、楽しいぞ。
さすが松岡さん、まさしく本の宮殿。
横向きにも積んで、空間、螺旋描いてるし。
本日は閉店まで、とりあえずの並びのチェックに1.5時間。
なーるほど。
建築では前川さん系が充実してた気がする。
古書で伊藤ていじさんの「重源」は高かったよー。

うちは設計が女性デザイナーズ、さすが女性目線と思うのは天井までの靴箱、ボリュームあり。
でもそこの下一段だけ残して、あとはぜんぶ本棚スペースにしたわ。
当然ね。
OL娘時代は、イメルダ夫人のごとく靴好き女でいっぱい持ってたけれど。
帰り道、アメリカ屋とか心斎橋筋の靴屋さんをいっつものぞいてたな。


そうそう、松丸はカバーもммでオリジナル。
ぜんたい知の遊び心満載で編集してます。

家なき子など★「けなげさ」の系譜とか、コーナータイトルついてて。
そこもチューモク。
ああー 楽しいなー。

検査で、視力落ちてたというのにー。
どうするよ、みちよちゃん。。
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