不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

藤本ひでのぶ議員は、長岡京市の発展に必要な人

2009-09-22 | 市民のくらしのなかで
 大橋満の 藤本ひでのぶ応援演説

 ご近所の皆さん、いつも大変お世話になっております。
市会議員の「藤本ひでのぶ」を先頭に衆議院選挙のあとも公約実現のために頑張っている日本共産党でございます。この場をおかり致しまして、ご挨拶申し上げます。

 日本共産党は、衆議院選挙で、皆さんと力を合わせて、あまりにもひどかった自民・公明政権を退場させ歴史を一歩前進させることができ 大変喜んでおります。
新しい民主党中心の政権が発足して一週間もならないのに、共産党は、建設的野党の立場で新政権を動かしています。それは「日米核密約」の調査に共産党が調べた資料を渡し、核廃絶と「非核の政府」実現のため、与党にも出来ない活動をしたのです。
国政でも長岡京でも市民の立場から見て、良いことには協力、悪いことには反対します。
 
 今度の市会議員選挙は、民主党政権のもとで、これからの長岡京市政の方向を決める大切な選挙です。日本共産党が前進して、市民の願いを実現する議会にかえようではありませんか、 皆さんのご協力を「藤本ひでのぶ」よろしくお願いします。

 「藤本ひでのぶ」は、6名の共産党議員の団長です。すでに8期32年間、皆さんと力を合わせて市民の願いを実現する先頭に立って頑張り続けてきた、かけがえのない議員です。

 「藤本ひでのぶ」が、特に力を入れて頑張ってきたことと、これからのお約束は

 第1に、水道料金を値下げせよ。暮らしの水は地下水でと 取り組みました。
皆さんの署名のご協力で、府営水道料金が1トン5円値下げされました。
 ひきつづき、京都府へのカラ料金、年間3億7000万円を返上させて、ご家庭の水道料金を、引き下げます。皆さん、藤本ひでのぶ と
ご一緒に水道料金を引き下げようではありませんか。

 第2は、子供の医療費無料化にとりくみ、通院は4歳まで無料、入院は小学校卒業するまで無料にすることが出来ました。さらにこれから、小学生全員の医療費無料化と子育て支援対策充実のために頑張ります。
  教育問題では、小・中学校の普通教室に、エアコンを付けることが出来ました、さらに
全ての校舎の耐震診断と改修工事に取り組みす。
 ひき続き安心して通学できる学校をつくるため、全力をあげます。

 第3は、老人介護充実のために頑張りました。民間ではありますが、特別養護老人ホーム2箇所、介護老人保健施設1箇所、認知症グループホーム2箇所新設させることが出来ました。
 ひきつづき、国保料や介護保険料の引き下げ、利用料の減額や免除・在宅介護の充実のために頑張ります。
  ハンデを持つ方々の生活支援、障がい者地域生活支援センター事業、生活介護事業などの整備を充実するため引き続き頑張ります。

 第4は、「ハッピーバス」の運行と改善にとり組ました。自治会ぐるみ、みなさんのご協力があったからこそ、26人乗りを走らせ 車いすのままでで乗れるようになりました。
ひきつづき、もっと便利なバスとして、皆さんに愛されるよう改善に取り組みます。

 その他、家庭用雨水タンク設置・生ゴミ処理機購入・木造住宅耐震診断と改修・農家の燃料や肥料代・中小業者向け融資の補助等など、市民の暮らしの向上のために頑張ってきました。

 皆さん、藤本ひでのぶは これらの経験を生かし、これから4年間も、皆さんの暮らしを良くすることを、どんどん決める議会にするため全力で頑張ります。

 ひき続き、藤本ひでのぶをよろしくお願い致します
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の母と、同じ年齢だとは知りませんでした。

2009-09-22 | 市民のくらしのなかで

瀬長フミさん100歳祝う

                      沖縄


写真

(写真)100歳のお祝いを受けるフミさん(中)=19日、那覇市

 日本共産党の副委員長で衆院議員を務めた故瀬長亀次郎氏の妻・フミさん=那覇市首里石嶺町=の「100歳を祝う会」が、敬老の日を前にした19 日、那覇市内のホテルで盛大に開かれました。瀬長さんの家族や瀬長氏の議席を引き継いだ古堅実吉元衆院議員や赤嶺政賢衆院議員のほか、沖縄人民党や日本共 産党にゆかりのある人たちが祝辞を述べ、カチャーシーを踊るなどして、さらなる長寿を願いました。

 フミさんは1909年8月9日生まれ。戦後、米軍統治下の沖縄で「人民党弾圧事件」などで不屈にたたかう亀次郎さんを支え、また新婦人沖縄県本部 の初代会長に就任し、沖縄の婦人運動の先頭に立ってきました。72歳で勇退するまで那覇市議を4期16年務めるなど、沖縄の社会進歩、平和のたたかいを切 り開いてきた立役者です。

 現在5人の子、12人の孫、22人のひ孫、2人の玄孫(やしゃご)の計41人の家族。次女の内村千尋さん(64)によると、長寿の秘けつは「よく体を動かし、あまりぜいたくなものを食べないこと」だといいます。

 「祝う会」に先立つ同日午前、那覇市の翁長雄志市長が、市内の新100歳を代表してフミさん宅を訪問。祝いの記念品を贈呈しました。

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800)
コメント覧をご利用下さい。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤフーより転載  敬老の日指標

2009-09-22 | 市民のくらしのなかで

高齢者:   女性の4人に1人

 65歳以上 男性は5人に1人

          2009年9月20日 17時28分 更新:9月20日 23時25分

65歳以上男女の割合65歳以上男女の割合の推移の推移

 総務省は20日、敬老の日に合わせて65歳以上の高齢者人口の推計値(15日現在)を発表した。

65歳以上の女性は全女性人口の25.4%と初め て25%を超え、女性の4人に1人が高齢者となった。また、

65歳以上の男性も全男性人口の19.9%となり、男性のほぼ5人に1人が高齢者となった。

 65歳以上の高齢者は2898万人(男性1239万人、女性1659万人)で前年より80万人の増。

総人口の22.7%を占め、人数、割合とも現 行の統計方式が始まった1950(昭和25)年以来、過去最高を更新した。

70歳以上は2060万人(総人口の16.1%)、75歳以上は1370万人 (同10.7%)、80歳以上は789万人(同6.2%)で、いずれも過去最高だった。

 一方で14歳以下の人口は1703万人と前年より15万人減り、
70歳以上の人口より少なくなるなど、少子高齢化の傾向は顕著となっている。
総人口は前年比12万人減の1億2756万人だった。

 また、1人暮らしの高齢者は08年で414万世帯と
83年の調査開始以来、過去最高となった。
中でも、マンションなどの共同住宅に1人で住む高齢 者は144万5000世帯で、高齢者の単身世帯のうち3分の1超を占めた。
高齢者の「孤独死」が社会問題化する中、1人暮らしの高齢者は増加の一途をた どっている。

                                 【石川貴教】

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800)
コメント覧をご利用下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

核密約の存在・・共産党調査の正確さ証明

2009-09-21 | 世界の変化はすすむ

   

 米国大使館で記者会見するキャンベル米国務次官補=18日、東京都港区

   核密約は歴史的事実 

米国務次官補、日本の調査に理解

  来日中のキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は18日、都内の米大使館で記者会見し、鳩山政権が真相解明を目指す核密約問題について「米側の 開示文書は約50年前の日米間の合意に関する史実を明確に描いている」と述べ、核密約は歴史的事実との見解を表明した。

 岡田克也外相との会談後に会見した次官補は「(核密約問題が)岡田氏と鳩山政権にとっていかに重要かを岡田氏は強調した」とも述べ、鳩山政権が現在進める核密約調査に理解を示した。

 米側は既に、核搭載艦船の日本通過・寄港を容認した1960年1月署名の「秘密議事録」の草案や、同議事録が実際に署名された事実を確認する公文書を開示しており、次官補の発言は核密約を歴史的事実と位置付ける米側の従来姿勢を反映している。

  次官補は一方で「(核密約は)基本的に過去の話だ」とし、「この問題が日米関係の強固さを損なわないやり方で処理されることを強く求める」と言明。日本の 歴代政権下で築かれた良好な日米同盟関係に悪影響を与えない形で、日本で政治争点化した核密約問題の決着が図られるベきだとの考えを示唆した。

  米公文書によると、核を搭載した米軍空母や潜水艦などが50年代から横須賀や佐世保に寄港していたが、米国は冷戦後、日本などに展開する海軍艦船から核を 撤去。現在日本には核搭載艦船は寄港しておらず、日本への「核の傘」は大陸間弾道ミサイル(ICBM)などで担保されている半面、米国は朝鮮半島有事にお ける潜水艦への核再搭載の選択肢を排除していない。(共同)

  【共同通信】

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民主党政府に資料提供・これが建設的野党

2009-09-21 | 世界の変化はすすむ

核密約と手を切り「非核の日本」の実現を

社会科学研究所所長 不破哲三氏に聞く

第1回 これが核密約だ


 日本への核兵器持ち込みを認めた日米核密約の存在が、歴代外務事務次官の証言などであらためて注目をあびています。この問題で、2000年に国会 の党首討論で密約全文を示し、政府を追及した日本共産党の不破哲三・社会科学研究所所長(当時、党委員長)に、核密約問題とは何か、日本の進路はどうある べきかを聞きました。


60年安保の核心がここに

写真

(写真)インタビューに答える不破哲三氏

 ――核密約とは一体どんなものですか。

 不破 核密約が結ばれたのは1959年6月、現行安保条約締結の半年前です。以来50年、国民と世界を欺いて日本に核兵器が持ち込まれてきた、日本の主権と世界の平和を脅かす大問題です。

 その意味・内容をよくつかむには、安保条約の歴史を考える必要があります。

 日本は、アメリカとの安保条約を2回結んでいます。最初の安保条約は1951年、朝鮮戦争の最中に、講和条約との抱き合わせで、強引に押しつけら れたものでした。アメリカが占領中に日本全国につくった基地をそのまま残す、使い方も勝手放題という内容で、基地の実態は、全面占領時代とほとんど変わり ませんでした。

 その次に1960年1月に結んだのが現行安保条約で、大きな柱が二つありました。一つは、いざという時には、米軍といっしょに戦争をするという「日米共同作戦」条項(第5条)です。

 もう一つが基地条項(第6条)で、独立国・日本の体裁をととのえようということで、「事前協議」の仕組みが新たにつくられました。基地の使い方はもうアメリカの勝手にはしない、重要なことは、日本政府と事前に協議してからやる、という仕組みです。

 政府は、60年安保の当時、いよいよ日本の独立が認められる、“日米新時代”が始まった、といった大宣伝をやったものです。その時の最大のうたい文句が、「事前協議」でした。

 1959年6月の日米交渉というのは、この「事前協議」の仕組みをつくることが一番の仕事で、そこで合意した結論が、核兵器の取り扱いを含む密約だったのです。

「討論記録」とは日本側が注文

写真

(写真)2000年に不破委員長が暴露した核密約の「討論記録」

 ――この文書には、「討論記録」という、協定らしからぬ表題がついていますね。

 不破 この時の交渉の様子を説明したアメリカ政府の報告書があるのですが、この表題は日本政府の注文で、あとあと「いかなる秘密取り決めの存在も否定できるようにするために」、秘密の「討論記録」と呼ぶことになった、と書いてあります。

まぎれもない核密約が中身

 ――国民と世界を最後までだまし続けるつもりだったのですね。

 不破 いくら表題だけ変えても、これが日米両政府間の秘密協定であることは、中身をみればすぐわかるのです。

 協定の全文は、ここに紹介してあるとおりです(別項)。

 最初の1節は、事前協議についての「交換公文」、つまり発表用の取り決めの「案」です。在日米軍の「装備における重要な変更」と「戦闘作戦行動」のための基地の使用とは、日本政府と協議する、アメリカが勝手にやることはしない、これが主な内容です。

核の出入りは米軍の自由に

 ――これが、岸信介首相とハーター米国務長官のあいだの「交換公文」になって、“日米新時代”の証しとされたわけですね。

 不破 そうです。しかし、取り決めでは、いちばん大事なこと、「事前協議」の運用の内容を、第2節に書いてあるのです。

 ここには、AからDまで4項あって、A項とC項が核兵器にかんする取り決めです。まず、A項では、事前協議にかけるのは核兵器とその運搬手段とな る中・長距離ミサイルの「日本への持ち込み」だと規定しているのですが、ここの注目点は、「持ち込み」を表すのに「イントロダクション(導入)」という言 葉を使っていることです。

 そしてA項のただし書きがC項で、これが核密約の要です。「事前協議」の条項は、米軍の飛行機や軍艦の通過・立ち寄り(「エントリー」)には適用 されず、それは「現行の手続き」通りとする、という内容です。「現行」とは、アメリカの勝手放題ですから、核兵器を積んでいても、軍用機や軍艦は、日本に 自由勝手に出入りできる、こういう重大なことが、ここで決められました。

読まれていた日本側の腹の内

 ――C項には、核兵器という言葉が1回も出てきませんね。

 不破 交渉経過についてのアメリカ政府の報告書には、こう書いてあります。

 “日本側の交渉担当者は、第7艦隊の軍艦が核兵器をもって日本の軍港を出入りしていることは、うすうす気づいているのだが、問題の真相をつきとめるつもりはない”

 “核兵器という言葉をはっきり書いて、その「エントリー」を認めるという協定に署名できる指導者はいない”

 いわば日本の手の内、胸の内をすっかり読んだ上で、その日本側が承認しやすい文章づくりに工夫をこらしたのでしょうね。C項で話がまとまった時の ことを、この報告書は、「日本側は、『討論記録』でのこの言い回しを受け入れた」と書いていますが、これで安保交渉が山を越えた、とほっと安心した様子が 目に見える書きぶりでした。

代表が署名した公式の条約文書

 ――戦争への出撃条項についても、同様のことがあるのですね。

 不破 ええ。きょうの主題ではありませんから、簡単にしますが、B項で「日本国以外の地域にたいして日本国から起こされる」行動が対象になるの だ、と規定したうえで、D項で、軍隊の「移動」は、対象にはなりませんよ、というただし書きをつけた。「移動」の名目さえつければ、あとは米軍の自由勝手 というわけで、これで、日本を戦争の出撃基地に自由に利用できる仕組みができました。

 あと残っていたのは、この取り決めを日米両国政府間のきちんとした条約上の取り決めにする作業だけでした。そこで、事前協議に関する59年6月交 渉の結論を、公開部分と秘密部分の二つにわけて、公開部分は、「岸・ハーター交換公文」として岸首相とハーター国務長官が公式に署名して公表する、秘密部 分は、「討論記録」をそのまま協定文書とし、藤山愛一郎外相とマッカーサー大使が頭文字署名をし、公式の秘密文書とすることを確認しあう、こういう手続き をきちんととることにしたのです。

 岸首相がアメリカを訪問して、ワシントンで日米安保条約に正式に調印したのは、1960年1月19日のことですが、東京で最終的な実務準備にあ たったマッカーサー大使は、1月6日、藤山外相との署名手続きを終わったとき、即日、国務長官に報告の電報を送りました。9日には、「われわれが承知して いる条約文書の全リスト」を作成して国務長官に送っていますが、そこには17の条約文書が列記されており、核密約は、「協議方式に関する討論記録」として 文書の14番目にあげられています。

 こうして、日米核密約は、公式の条約文書になりました。

二重底の「偽装」協定

 ――いきさつの全体がわかると、「事前協議」制というのは、この仕組みそのものが、まったくのごまかしの制度なのですね。

 不破 事前協議の方式について協議して、その結論を、発表できる宣伝文句的な部分と、現実の運用を決めた密約部分に分け、前者だけを「交換公文」として公表した。

 いわば二重底の仕組みですね。表だけ見ると、りっぱな制度のように見えるが、これは上げ底で、実態は米軍自由勝手の方式ということです。「偽装」協定といってもよいでしょう。

 “日米新時代”のうたい文句にした「事前協議」条項は、条約上もまったく形だけの空文だったのです。核兵器の持ち込みも自由勝手、日本からの戦場への出撃も自由勝手、ということですから。

 密約によるこの仕組みのおかげで、アメリカは、日本を核戦争の拠点として自由に使い、ベトナム戦争でも、日本を出撃基地として自由に使うことがで きたのです。政府は、「事前協議」制度を一度も使わないで済んだことを、自慢げにいうことがありますが、この49年間これだけ基地が勝手に使われても「事 前協議」がなかったということは、密約のためにこれが空文になっていたことの最大の証拠なんです。(つづく)

表


討論記録(全文)

相互協力及び安全保障条約

討論記録(レコード・オブ・ディスカッション) 

東京 1959年6月

 一、条約第6条の実施に関する交換公文案に言及された。その実効的内容は、次の通りである。

 「合衆国軍隊の日本国への配置における重要な変更、同軍隊の装備における重要な変更並びに日本国からおこなわれる戦闘作戦行動(前記の条約第5条 の規定にもとづいておこなわれるものを除く。)のための基地としての日本国内の施設及び区域の使用は、日本国政府との事前の協議の主題とする。」

 二、同交換公文は、以下の諸点を考慮に入れ、かつ了解して作成された。

 A 「装備における重要な変更」は、核兵器及び中・長距離ミサイルの日本への持ち込み(イントロダクション)並びにそれらの兵器のための基地の建 設を意味するものと解釈されるが、たとえば、核物質部分をつけていない短距離ミサイルを含む非核兵器(ノン・ニュクリア・ウェポンズ)の持ち込みは、それ に当たらない。

 B 「条約第5条の規定にもとづいておこなわれるものを除く戦闘作戦行動」は、日本国以外の地域にたいして日本国から起こされる戦闘作戦行動を意味するものと解される。

 C 「事前協議」は、合衆国軍隊とその装備の日本への配置、合衆国軍用機の飛来(エントリー)、合衆国艦船の日本領海や港湾への立ち入り(エントリー)に関する現行の手続きに影響を与えるものとは解されない。合衆国軍隊の日本への配置における重要な変更の場合を除く。

 D 交換公文のいかなる内容も、合衆国軍隊の部隊とその装備の日本からの移動(トランスファー)に関し、「事前協議」を必要とするとは解釈されない。


■関連キーワード

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800)
コメント覧をご利用下さい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊富な資料でその真実をあばく!

2009-09-21 | 世界の変化はすすむ

核密約と手を切り「非核の日本」の実現を

社会科学研究所所長 不破哲三氏に聞く

第2回 50年間、密約をひた隠して


池田答弁が米政府に衝撃

写真

(写真)大平・ライシャワー会談の報告電報。1963年4月4日、ライシャワー大使からラスク国務長官あて

――4人の元外務次官の証言で、3人までが63年の「大平・ライシャワー会談」に言及していますが…。

 不破 これは、当時、表には現れませんでしたが、日米政府間の「危機」といってもよい事件が起きていたんですよ。

 問題は、岸内閣が、これだけ重大な密約をアメリカと結んでおきながら、次の池田内閣にこれを引き継がなかったことから起こった危機でした。

 経過をいいますと、米国から63年に原子力潜水艦の日本寄港について申し入れがありました。池田勇人首相はオーケーの返事を出したのですが、国会 での質問に答えて、首相と防衛庁長官が、“核兵器を積んだ艦艇や飛行機の立ち寄りは、かならず事前協議に付せられるべきだ”“日本政府は核兵器を積んだ艦 艇の日本寄港は認めない”という答弁を、こもごも繰り返したのです。

 米政府は、これを聞いてびっくりしました。翌年にはベトナムで戦争を始める、そういう時期ですから、日本の基地が使えない事態になったら大変です。それでケネディ大統領が、外交、軍事、安全保障などの幹部を集めて、緊急会議を開くのです。

 あれだけ準備して知恵を絞って密約を結んだのに、いったいどうなっているのか。現在の日本政府がそもそも密約を知っているのか。それが議論になり、結局、ライシャワー駐日大使に、事態の真相を確認させることになりました。

 この時、米政府が大使に与えた任務は、(1)大平正芳外相が密約を知っているかどうかを確かめる(2)池田首相の言明が密約と矛盾していることを理解させる(3)国会での今後の物の言い方について相談する、の三つでした。

 米政府からこの指示を受けたライシャワー氏が、大平氏を招いて会談したのは、4月4日でした。

「大平はうろたえなかった」(ライシャワー)

写真

(写真)核密約に関する新たな資料を小渕恵三首相(当時)に手渡す不破哲三委員長(当時)=2000年3月22日、衆院第1委員室

――会談での大平氏の反応は?

 不破 ライシャワー氏は詳しい報告の電報を打っていますが、そこで、「秘密の討論記録の存在自体、大平氏には明らかにニュースだっ た」と述べています。しかし、彼は「少しもうろたえなかった」そうです。その上で、密約のテキストを2人で見ながら相談し、大平氏が「イントロデュー ス」(持ち込み)と「エントリー」(立ち入り)の区別をよくのみこんだと。こうして、基本的な理解ができあがったのだから、日本側が今後「持ち込み」とい う言葉を使ってどんな発言をしても、アメリカとして気にする必要はない、と述べています。

大平確認以後は、どんな政府答弁も平気で聞き流す

――59~60年には日本側は理解不十分のまま密約を結んだが、63年の大平・ライシャワー会談で、日本政府は、密約の意味をよくのみ込んだ、というわけですね。

 不破 佐藤栄作首相が67~68年に国会答弁で「非核三原則」を提唱しました。これは、池田首相の場合のように、個々の軍艦の寄港うんぬんではなく、「核兵器を持ち込ませない」ということを国の大原則とするものですから、池田答弁よりは、はるかに重い話です。

 ところが、米国側が、この発言を問題にしたことは一度もない。それは、「非核三原則」を認めたり尊重したりしているからではなく、63年会談で、 核密約を守るという日本政府の意志を改めて確認してあるからなんです。“言葉で何をいおうが、日本政府の真意は確かめてある。だから気にする必要はない” というわけですね。

外務官僚が首相を「選別」してきた

――63年会談以降、日本政府内では外務官僚が核密約を管理して、首相や外相には「選別」して伝えていた、といいますね。

 不破 報道などを総合すると、外務省でも、条約局と北米局の中心メンバーは密約を知っている、他の部署の人でも外務次官になると知 らされる、そんな仕組みがあるようですね。ある次官によると、政治家は機密が守れない心配があるから、首相・外相は「僭越(せんえつ)ながら選別させても らっている」という話でした。

 これは、国のあり方として、大問題です。密約でも、ともかく政府と政府の協定です。それを官僚だけが管理する。しかも、政府の最高責任者である首 相や外交の責任者である外相を選別する。「選別」の基準は“口の軽さ、重さ”に加えて、密約体制に異を唱えない“素直さ”があるようですが。首相・外相の なかで自分たちのめがねにかなった人物にだけ密約の存在を知らせる、こんなことが横行している国は、世界にも例がないんじゃないですか。

米側の公開後も日本では「密約」

――不破さんは、国会で何回も核問題をとりあげましたね。

 不破 日本に核兵器を持ち込んでいたというラロック提督の証言(74年)や、日米間の取り決めについてのライシャワー元大使の証言 (81年)が問題になったころから、艦艇による核兵器の持ち込みや、それを認めた密約の問題について、何回も国会で追及してきました。答弁したなかには、 密約の存在を知らされていた首相・外相もいれば、知らされなかった人もいたと思いますが、結局、すべての答弁を、外務官僚の中枢が管理していたわけです ね。

 2000年の党首討論は、米国の国立公文書館で密約のコピーなど一連の政府文書が手に入ったので、それを研究し、きょう話した仕組みなど密約の全 貌(ぜんぼう)をつかんだ上で質問したのでした。質問の席でいきなり米側文書をぶつけるのではなく、あらかじめ主要な文書は政府側に渡して、十分な検討を 求めた上でのことでした。

 こちらの気持ちとしては、政治家として責任ある討論をするため、誠意を尽くしたつもりでしたが、答えは、米側の公開文書であろうと、日本政府が責 任を負えない文書だ、密約は存在しないのだから、調査するつもりもない、といったふまじめな答弁で、率直にいってあまりのことに呆(あき)れさせられまし た。

 最近の証言によると、このとき答弁に立った小渕恵三首相は、密約を知っていた首相の一人だったわけです。自民党政治も、それを支える外務官僚も、 アメリカとの秘密の従属関係を隠すためには、国会と国民を平気でだます、こういう集団だということを天下に暴露した質問戦でした。

 なにしろ、米政府が密約文書を公開し、その文書が国会で突きつけられても、「そんなものは存在しない」と言い張るのですから。日本政府だけの「密約」ということですよ。(つづく)


■関連キーワード

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

核密約・テレビで解説・・不破哲三氏

2009-09-21 | 世界の変化はすすむ

核密約と手を切り「非核の日本」の実現を

社会科学研究所所長 不破哲三氏に聞く

第3回 名実ともに「非核日本」の旗を


密約は今も現役 核持ち込みの現実は続く

写真

(写真)不破哲三社会科学研究所所長

 ――“いまは日本に寄港する米艦船には核は積んでいない、核密約は「過去の問題」だ”、こういう論調が一部にありますが。

 不破 明白な事実誤認ですね。核密約はいまも生きて作用している現役の協定で、日本は、立ち寄り(エントリー)による核持ち込みの危険にいまでも不断にさらされています。

 アメリカ海軍は、ソ連崩壊後、戦略原潜は別として、一般的には、軍艦に核兵器を積むことをやめたのですが、そのなかでも、核兵器積載の体制を維持し続けているいくつかの艦種があるのです。

 攻撃型の原子力潜水艦がその一つです。ブッシュ前政権の時代ですが、米海軍のなかで、この潜水艦への核兵器の配備をやめる提案が出されたことがあ るそうです。しかし、03年暮れに、米国防総省がその提案を却下して、「有事」の核配備体制を続けるという最終的な決定をしました。だから、西太平洋で核 戦争の態勢を続けている以上、攻撃型の全部ではありませんが、かなりの数の攻撃型原潜は、核弾頭つきのトマホーク海洋発射巡航ミサイルを積んで活動してい ることが、推測されます。

 21世紀に入ってからの攻撃型原潜の日本への寄港回数を調べてみると、次の表に見るようにたいへん多いのです。

 昨年08年が61回と特別に多いのは、米海軍の方針で、攻撃型原潜の配置の重点を、大西洋方面から西太平洋方面に大きく移したことの表れだと思います。そのなかに、核兵器を積載している原潜が相当数含まれていることは、間違いないでしょう。

日本海は戦略原潜の海か

 アメリカでは、世界規模の核戦争で使う「戦略」核戦力と、地域規模の核戦争で使う「戦域」核戦力とを明確に区分して、配置していますが、攻撃型原潜に積んだトマホークは、「戦域」核戦力の主力部隊と位置づけられています。

 核密約によって、日本はいまでも、アメリカの「戦域」核戦争計画の最前線基地にされているのです。

 ――「戦略」核戦力と日本の関係はどうなっているのですか。

 不破 海上の「戦略」核戦力で重要なのは、戦略原潜です。これは、1隻でトライデント型核ミサイル(多弾頭)を24発積んでいます が、1発のミサイルに最大8個の核弾頭をつけることができますから、合計すると十数メガトン、1隻で水爆級の核破壊力を持つというモンスター的な核武装艦 です。

 これは、日本に寄港したことはないのですが、日本の周辺では、日常的に活動している可能性があります。実は、77年に日本が領海法を制定したとき に、おかしなことが起きました。この法律では、領海を12カイリと定めたのですが、宗谷、津軽、大隅と東西の対馬水道――日本海への出入り口になるこの5 海峡にだけ、領海を3カイリにしたのです。海峡だけ自国の領海をせまくする、という例は、世界ではほかにはあまりないそうですが、調べてみると、韓国も対 馬水道側だけを3カイリにしていることが分かりました。

 なぜ、日本海への出入り口の海峡だけ、それも日韓両国がそろって領海を3カイリにせまくしたのか。おそらくアメリカの戦略原潜の通過のためではないか、と推測されています。

 日本の非核化をめざす私たちとしては、日本海を「非核の海」とする問題も、今後考えてゆくべき大事な課題になると思います。

表

被爆国・日本が核の加害国になってよいか

 ――ところが、日本国内では、逆に、北朝鮮問題を口実に、核抑止力を強めろという議論が一部にあります。

 不破 とんでもない話ですね。そういう人たちは、「核抑止力」とか「核の傘」ということを簡単に口にしますが、それは要するに、相 手を核兵器でおどしつける、ということ、おどしても相手がいうことをきかなければ、その時は核兵器で相手を攻撃する、ということです。つまり、被爆国であ る日本が、核の加害国になる、ということです。

 北朝鮮との関係にしても、北朝鮮は、日本と米国が組んで北への核攻撃をねらっているということを、自分の核武装を正当化する唯一の論理にしています。「核の傘」論とか「日本核武装」論とかは、その相手に絶好の論拠を与えるだけでしょう。

 だいたい、被爆国として、核兵器のない世界を先頭に立って目指すべき日本が、相手を核兵器でおどす道にふみだして、どうして被爆国日本を名乗ることができるでしょうか。まさにそういう問題だと思います。

 ――核問題というのは、21世紀に日本がどういう道を歩むのか、そのことが問われる問題ですね。

憲法9条と非核の旗で平和の外交力発揮を

写真
写真

(写真)志位和夫委員長から米国オバマ大統領への書簡(上)と米国のグリン・デイビス国務次官補代理からの、感謝の返信(下)

 不破 日本は軍事力が足りないという議論をしばしば耳にしますが、日本にいま一番足りないのは外交力なんですね。しかも、日本はい まの世界で、外交力を発揮できる絶好の条件をもっているのに、いまの政治はそれを生かそうとせず、逆に投げ捨てることばかり考えてきた。そこを百八十度転 換しなければいけないときなんですね。

 外交力発揮の絶好の条件というのは、第一に憲法第9条、第二は被爆国としての非核の立場です。

 戦争を防止できる平和の国際秩序を、という声はいま世界中に広がっています。これは、憲法9条を国際政治に生かせる絶好の条件が広がっている、ということなんですね。

 アメリカのオバマ大統領が核兵器廃絶をアメリカの国家目標にすると宣言したことは、日本国民の非核の声が最大の核保有国をも動かし始めたものだと 評価してもよいでしょう。だから、志位委員長は、オバマ大統領に共感と提案の書簡を送り、対話の一歩が始まりました。その時に、「核抑止」論をもちだした り、「日本核武装」をとなえたりするのは、自分が時代に逆行し、世界の“空気の読めない”愚か者であることを証明しているだけだと思います。

 いまこそ、日本が「非核の日本」の旗をさらに高くかかげて、核兵器のない世界、核廃絶の実現をめざす世界的な運動の先頭に、確信をもって立つべき ときだと思います。北朝鮮の問題でも、「非核の日本」の立場を名実ともにつらぬいてこそ、北朝鮮の非核化を道理をもって主張し、推進することができます。

 そのためにも、核密約の正体がいよいよ明るみに出てきたいま、必要なことは、その真相を公開させ、密約を廃棄して、非核日本の立場と矛盾するすべ てときっぱり手を切ることです。この機に乗じて、非核三原則を骨抜きにし、密約を合法化しようなどの試みを絶対に許してはなりません。

 憲法9条と非核日本、この道をすすんでこそ、憲法前文がいうように、日本は、国際社会における「名誉ある地位」を占めることができる、このことを最後に強調したい、と思います。(おわり)



■関連キーワード


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共産党もっともっと元気に進みましょう!

2009-09-20 | 市民のくらしのなかで

しんぶん赤旗・日曜版20日号

  「建設的野党」が本格始動

           キラキラ輝くお年寄りたち


写真

 発足した鳩山新内閣。特別国会開会前、日本共産党の志位和夫委員長は、民主党・鳩山由紀夫代表との党首会談で、「建設的野党」の立場でのぞむと表 明。早くも温暖化対策と核密約問題の取り組みで一致しました。政治を前に動かしているその活動を、専門家のコメントとともにお伝えします。

 「歴史の大局で到達点をとらえ、未来を展望する」。日本共産党創立記念講演会で志位委員長が総選挙の結果と「建設的野党」の役割について解明した、講演のポイントを紹介します。

 敬老の日を前に、探求心旺盛な元気な3人のお年寄りが登場。100歳、98歳、88歳。キラキラ輝いています。

 新型インフルエンザにかかったかなと思ったら…。個人でできる対策です。

 派遣労働者の新たな使い捨て「業務偽装」。たたかって正社員化を実現した青年がいます。

 豪雨災害からの復旧作業が続く兵庫県佐用町。合併前の旧南光町長・山田兼三さんが町長選出馬の決意を語ります。

 飼い犬のしつけ方を専門家がアドバイスします。10代女性必見、ダイエットの注意点。ひとインタビューは写真家の田沼武能さん。


ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800) コメント覧をご利用下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非核の政府を求める京都の会ホームページより転載

2009-09-19 | 市民のくらしのなかで

「核兵器のない世界」を求めて―秋葉忠利広島市長講演会

今、広島から、京都へ。京都から世界へ。

核兵器のない世界を求める世界の人々の声を背に、平和市長会議の会長として

世界を飛び回る秋葉忠利広島市長の講演会が実現しました。

2010年のNPT再検討会議において「核兵器のない世界」への確実な歩みを達成すべく、

全世界的な声と運動の輪が大きく広がりつつあります。

この流れをさらに強め、核兵器のない世界の実現に向け

地域から大きな世論をつくりましょう。
 
2009年11月25日(水) 午後6時30分開会  開場30分前

会 場
  シルクホール(京都産業会館 8階 京都市下京区四条通室町東入) tel:075-211-8341
                【交通案内】  阪急京都線「烏丸」西26番出口
                     市営地下鉄烏丸線「四条」阪急26番出口

プログラム

 ★あいさつ/紹介/メッセージ  府内の平和市長会議加盟首長

 ★講 演  「核兵器のない平和な世界をめざして(仮)」 秋葉忠利広島市長

 ★秋葉市長に聞く 安斎育郎先生からインタービュー

参加費  無料

主 催  「核兵器のない世界」を求めて、秋葉忠利広島市長講演会実行委員会
      IPPNW京都府支部、核戦争防止 核兵器廃絶を訴える京都医師の会 京都原水爆被災者懇談会
      原水爆禁止京都協議会 アボリション2000京都 日本科学者会議京都支部 京都YMCA
      京都YWCA 京都宗教者平和協議会 反核京都産業人の会 非核の政府を求める京都の会
      京都府生活協同組合連合会 京都府保険医協会 京都府歯科保険医協会

 ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  

【秋葉忠利さんプロフィール】
 1942年東京生まれ。東大理学部数学科卒業、大学院士課程を経て、七〇年、マサチューセッツ工科大大学院博士課程修了。タフツ大准教授、広島修道大教授、衆議院議員、九九年広島市長当選(現在三期目)。

 世界の多くの自治体首長が加盟している国際組織=平和市長会議の会長、同会議は、〇六年、ノーベル平和賞受賞団体=NGO「国際平和ビューロー」からショーン・マクブライド平和賞を授与さる。

 広島市長として核兵器廃絶のために、国際的に活躍。最近、「オバマ」と「マジョリティー(多数派)」をつなぐ造語として「オバマジョリティー」を提唱 し、核廃絶にむけて多数派の市民とともに行動しようと、世界にアピールを発している。平和市長会議として「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を策定し、来年五月 のNPT再検討会議で、その採択を求めることにしている。

<著書>『元気です、広島』海鳴社、『報復でなく和解を』岩波書店、『夜明けを待つ政治の季節に』三省堂、『人間の心ヒロシマの心』三友社出版、『アメリカ人とのつき合い方』岩波書店、『真珠と桜――「ヒロシマ」から見たアメリカの心』(朝日新聞社)など
<趣味>音楽、読書、スポーツ
<特技>速読、同時通訳
<好きな作家・詩人>永井荷風、森鴎外、三好達治、イー・イー・カミングス
<好きな音楽家)ベートーベン、パッヘルベル
                (2009年7月27日付毎日新聞「聞きたい」欄、広島市ホームページなどによる)

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800) コメント覧をご利用下さい。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秘密協定があったからこそ、自由に持ち込めたのです。

2009-09-19 | 世界の変化はすすむ

日米核密約 新局面へ


 核兵器持ち込みなどに関する日米間の四つの密約の調査を岡田克也外相が16日に命令したことにより、日米軍事同盟体制の根幹にかかわり、日本の政治を揺るがし続けてきた密約問題は、まったく新しい局面に入ることになりました。(遠藤誠二、坂口明)


 民主党は総選挙中に、核密約の調査を公約していました。岡田外相の指示は、この公約を新政権発足後ただちに実行するものです。

 岡田氏が調査を命令した四つの密約のうち、核持ち込みに関する密約(1960年)、朝鮮半島有事の際の軍事行動に関する密約(同)、72年の沖縄 返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する密約(71年)の三つは、すでにアメリカ側の解禁文書で、その存在が明らかになっています。

 沖縄返還時に結ばれた、有事の際の核持ち込みに関する密約は、沖縄返還交渉で佐藤栄作首相の密使を務めた若泉敬・京都産業大教授(故人)が、著書『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』(94年刊)で、その存在を明らかにしました。

 自公前政権までの歴代政権は、これらのすべてについて、一切の調査を拒否し、その存在を否定する、理不尽な態度を貫いてきました。しかし、そのよ うな虚構を維持することはますます困難になり、今年6月には、4人の歴代外務次官経験者が核持ち込み密約の存在を確認(共同通信記事)。同月末には村田良 平元外務次官が初めて実名を出して、同密約の存在を認めました。その他の外務省元高官や首相経験者らも、同密約の存在を事実上認める発言をしています。

 その過程で、核密約文書については、外務省で破棄されたとの報道も出ています。

 日本共産党は、長期にわたって密約問題を究明。2000年には米国立公文書館で核持ち込み密約の原文を入手し、不破哲三委員長(当時)が国会での党首討論などで追及しました。

 密約は、国民を欺くものであり、密約が存在したままでは、本当に「対等な日米関係」は実現できません。日本共産党は、あらゆる日米密約を公開し、廃棄することを要求しています。


外相が調査命令 四つの密約とは

 核持ち込み密約

 核兵器を積んだ米艦船・航空機が、日米安保条約に規定された日本政府との事前協議抜きに、日本国内に自由に出入りできるという密約です。1960 年に安保条約が改定された際に、日米間で「討論記録」という形で合意され、63年の大平正芳外相とライシャワー駐日米大使の会談で、その位置づけが明確に されました。

朝鮮有事密約

 朝鮮半島で武力衝突が起こった時には、在日米軍は国連軍として行動するため、日本からの戦闘作戦行動への発進であっても、事前協議なしに発進できるという密約です。

 沖縄核持ち込み密約

 1972年の沖縄返還後も米軍が核兵器をふたたび持ち込むことを認めた密約。日本側の秘密交渉役だった若泉敬・京都産業大教授(故人)が著書『他 策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』で、69年11月21日に行われた日米首脳会談前に、自身とキッシンジャー大統領補佐官が密約交渉を進めたことなどを暴露して います。

 同書は、首脳会談9日前の11月12日に、キッシンジャー氏から手渡された極秘の「合意議事録」草案(英文)も紹介。草案は、「極めて重大な緊急 事態が生じた際には、米国政府は、日本国政府と事前協議を行った上で、核兵器を沖縄に再び持ち込むこと、及び沖縄を通過する権利が認められることを必要と するであろう」と述べています。

 文書はさらに、「米国政府は、沖縄に現存する核兵器の貯蔵地、すなわち、嘉手納、那覇、辺野古、並びにナイキ・ハーキュリー基地を、何時でも使用 できる状態に維持しておき、極めて重大な緊急事態が生じた時には活用できることを必要とする」として、核持ち込み時に使用する基地の名前を挙げています。

 07年8月には、若泉氏の主張を裏付ける文書が米国立公文書館で発見されています。

 沖縄補償肩代わり密約

 71年に日米両政府が調印した沖縄返還協定の交渉をめぐり、米軍が接収した土地の原状回復や、米軍施設移転など、本来米国が負うべき巨額な財政負 担を、日本政府が肩代わりすることで合意した密約。当時、外務省アメリカ局長として交渉にかかわった吉野文六氏が、密約の存在を認めています。今年3月 に、国内のジャーナリストや作家らが、合意文書の公開を求め、東京地裁に提訴しています。


 外相の調査命令(全文)

 岡田克也外相が16日に外務省の藪中三十二事務次官に対して命じた「いわゆる『密約』問題に関する調査命令について」の全文は次の通り。

 外交は国民の理解と信頼なくして成り立たない。しかるに、いわゆる「密約」の問題は、外交に対する国民の不信感を高めている。今回の政権交代を機に、「密約」をめぐる過去の事実を徹底的に明らかにし、国民の理解と信頼に基づく外交を実現する必要がある。

 そこで、国家行政組織法第10条及び第14条第2項に基づく大臣命令により、下記4点の「密約」について、外務省内に存在する原資料を調査し、本年11月末を目処に、その調査結果を報告することを求める。

 なお、作業の進捗状況は随時報告し、必要に応じて指示を仰ぐよう併せて求める。

 一 1960年1月の安保条約改定時の、核持ち込みに関する「密約」

 二 同じく、朝鮮半島有事の際の戦闘作戦行動に関する「密約」

 三 1972年の沖縄返還時の、有事の際の核持ち込みに関する「密約」

 四 同じく、原状回復補償費の肩代わりに関する「密約」


提供の資料紹介

「国会で追及し続けた」不破氏にインビュー

                      テレ朝系番組

 岡田克也外相が外務省に対し日本への核兵器持ち込みなどに関する日米密約の調査を命じたのを受け、17日朝放送のテレビ朝日系「スーパーモーニン グ」は、密約問題の特集を組み、「核密約を国会で追及し続けた」(ナレーター)政治家として日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長のインタビューを放送 しました。

 番組では、不破氏が提供した核密約全文を含めた関連の米政府公文書を「提供不破哲三氏」として紹介。2000年に、当時、日本共産党委員長だった不破氏と小渕恵三首相が行った核密約をめぐる国会での党首討論の模様も流されました。

 1960年に日米安保条約が改定された際、米軍の「装備における重要な変更」は日米両政府による事前協議の主題になることが定められました。

 不破氏はインタビューで「事前協議が問題になった時に例外をつくろうじゃないか、核の通過とか立ち寄りは事前協議に入れないということを、いわば 裏の協定として結ぼうじゃないか(ということになった)」と指摘。核密約が、核兵器を搭載した米軍艦船・航空機による日本への「立ち入り」=飛来、寄港、 領海通過は事前協議の対象にならないという秘密取り決めであることを明らかにしました。

 さらに「不破氏によると」(ナレーター)として、密約が1959年6月20日に当時の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使との間で合意され、翌年1月6日に両氏によって署名されたことも紹介されました。

 不破氏はまた、「合意の時に、日本側から(密約が)ばれた時にごまかしがきくように『討論記録』という名前をつけてくれと注文するんですよ」と指摘。日本側が秘密取り決めの存在を否定できるように「討論記録」という形にするよう米側に求めたことも明らかにしました。

 番組では、不破氏が提供した核密約全文やその訳文がパネルにされて紹介され、リポーターは、密約のタイトルが「討論記録」になっていることや、核兵器搭載の米軍航空機・艦船の「立ち入り」が事前協議の対象外であるとした部分を示しました。



■関連キーワード

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800)
コメント覧をご利用下さい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大橋満の、9月議会 「文教委員会・委員長報告」全文

2009-09-18 | 市民のくらしのなかで
議案第41号
 平成20年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定について

文教常任委員会(所管分)についての審査経過と結果についてご報告致します。

 最初に江口教育部長から議案内容について説明を受け審議に入りました。
主な質疑の内容と致しましては

一委員より、学力の向上について、前年度と比べどう言うところに力を入れて指導 してきたか と質疑があり、
これに対し、基礎教育に力を入れながら、応用問題、生活習慣では挨拶運動、国語 力を付けるための読書・学校図書の充実、小学校・中学校の連携など、向日市の子 供の総合的な学力がつくよう努力している。と答弁がありました。

一委員より、学力テストの結果から見ると、北欧の子供に比べ、幼児期における本 の読み聞かせが少ないのではないかと思うが、今後は幼稚園などと連携して指導す ることが大切だと思うが、どうかという質疑があり、
これに対し、幼稚園の中のことはあまり掌握できていない、大切なことなので研究 したいと答弁がありました。

一委員より、解放同盟山城地区協議会参加費は削除すべきだ。市長の平和市長 会議加盟にも関連して、8月6日の登校日や、広島への修学旅行など平和教育の大 切さを学ぶことや、子供の貧困は社会問題であり修学旅行などの補助金カットをや めて、元に戻すべきだと質疑があり、
これに対し、修学旅行で沖縄や長崎に行っている学校もある。補助金は3年でカッ トすることが決められており今変更の考えはない、平和教育に力を入れているが、 さらに工夫したい。山城関係は、意義があると考えていると答弁がありました。

一委員より、幼稚園での障がい児の受け入れと、その内容についての質疑があり
これに対し、市内三つの幼稚園で、6人・5人・8人の子供がいるが、具体的な対 応をどのようにしておられるかまでは、把握できていませんと、答弁がありました。

一委員より、小学校給食費値上げ問題・給食業務民間委託問題に関して向日市が責 任を持つためには、全てを民間委託にせず一校は残すことについてと、市の教育委 員が、ある小学校のPTA会長に、あすの入学式で「君が代斉唱」の時に、座って いるのかと電話があった。内心の自由に関わる重大問題である。ご存知か、そんな 指導をしているのか、と質疑があり
これに対し、給食の民間委託は今後の職員の退職状況を踏まえ検討する。君が代に ついてそ の様なことは聞いていない、内心の自由は守らなければならない。 
 入学式は、学習指導要領に従って行っている。と答弁がありました。

一委員より、扇風機の設置問題で、今後の予定と、AEDに設置に伴う使用できる人 の講習についてと新型インフルエンザ対策について質疑があり
これに対し、扇風機については中学校67教室700万円程度必要と考えており予 算を見ながら決めたい。AEDについては教師・PTAなど講習会を持ったが、体育 系クラブの生徒は講習が必要かどうか検討したい。新型インフルエンザについて学 校開放との関係では特に制限していない。今後の推移を見ながら適切に対応したい と答弁がありました。

一委員より、小学校駅伝について、第二外環工事に伴うコース変更についてと、予 算はどうなっているのかとと質疑があり
これに対し、特に聞いていない、駅伝の予算は特に組んでいないが、出走者の心臓 検診料と、主催する小学校体育連盟への負担金だけであると答弁がありました。

一委員より、今後の生徒数と教室の数と、学校耐震工事の関係についてと、一次診 断二次診断について、無駄な予算を使わないように、しっかり議論が行われている かとのと質疑があり
これに対し、その点は、適切な予算執行となるよう充分論議している。一次診断を 省略するのはむつかしいが、十分勉強していきたいと答弁がありました。

一委員より、昭和56年以降の建物は対象外かと質疑があり
これに対し、その通りであると答弁がありました。

一委員より、予算額以内で入札されたときの差額は、残していないのかと質疑があ り
これに対し、さらに必要な施行箇所が生じたときや計画がくまれているときは、そ の工事に充当していると答弁がありました。

一委員より、向陽小学校体育館のトイレを初め、トイレの汚れ問題はたえず論議に なるが、どのように考えているか。第5小学校の雨漏り対策は?公共下水道への工 事が残っている勝山中学校は何時になるのかと質疑があり
これに対し、トイレは一年に二回業者に委託し、普段は生徒と教師が行っている。 個別問題は現場を調べ個別に対応したい。第5小体育館は補正予算でとゆなどの工 事したい。 勝中は、耐震工事と調整し計画したいと答弁がありました。

一委員より、いじめ、引きこもりの問題で、その内容と増減の傾向と対策・その効 果について質疑があり
これに対し、いじめについては昨年度、軽いものを含め小学校で17件中学校で数 件で内容によりいじめた方といじめられた方もふくめて、カウンセラーと相談しな がら対応している。不登校は、年に30日以上ということで、小学校は9人、中学 校は53人だった。家庭とも連絡を取り、一人ひとりに応じた指導をしているが、 復帰できる人も、新に不登校になる人もあり、人数としては減らせていない。今後 も努力したいと答弁がありました。

一委員より、教育委員会は、現場に足を運び、現場に見合った指導が出来ていると 思うかと質疑があり
これに対し、極力そうしなければならないと肝に命じている。と市の教育委員会の 方針が述べられ、今後一層現場を重視して時間の許す限り出向きたいと答弁があり ました。

一委員より、学校に共同アンテナが設置されているところの、地上デジタル放送化 に伴う対応について、質疑があり
これに対し、第3小38軒と1共同住宅、寺中310軒と4共同住宅、勝中2軒と 1共同住宅、があり1回目の調査は行ったので来週から町内会と打ち合わせをした 上で対象者にお知らせし、今後の対応を決めたいと答弁がありました。

一委員より、図書館の「図書廃棄」についてと資料館についての質疑があり
これに対し、雑誌3年、週刊誌1年を基準にし、他にも貸し出しできないものにつ いて廃棄している。資料館は常設展示について8月1日以降リニューアルしていま すと答弁がありました。              

一委員より、ある地図会社の京都支店名で「向日市キッズセーフテイーマップ」作 成の広告願いの文書の中に「教育委員会を通して向日市立の全小・中学校児童様へ 配布させて頂く」と書かれているが、市教委は、了解しているのか、と質疑があり
これに対し、業者から問い合わせがあり、危険箇所は学校が把握しているというこ とを話したが、その他、約束も了解もしていない。文書が出ていることも知らない。 その文書を見せて頂き業者に指導なり抗議なりをしたい。と答弁がありました。  

一委員より、朝堂院後工事について、来年度は、どこまで進めるのかと質疑があり
これに対し、3113万7千円ほどの予算で、休憩所と若干の整備をしたいと、答 弁がありました。  
一委員より、天文館の運営についての質疑があり
これに対し、7月22日の日食の時は40人の募集で300人以上の応募があった。 これなかった人の中では生徒が多かったので、別に、学校の方で対応してもらった。 夜空を見ようと言う取り組みでも例年に比べ参加者は増えている。さらに工夫して いきたいと答弁がありました。  

 その他若干の質疑がありましたが
    
 採決を前に一委員より、耐震対策、現場に入る努力、埋蔵文化財行政など評価しているが、一方で解同山城地協への負担金・給食民間委託・日の丸、君が代の押しつけなどは、認められない。採決にあたっては、反対したい。と意見が述べられました。

 挙手による採決の結果、挙手多数により、本委員会所管分については、認定することに決しました。なおよく本会議でご審議頂きますよう ご報告申し上げます。



議案第55号 平成21年度向日市一般会計補正予算(第2号)

文教常任委員会所管分について
その審査経過と結果についてご報告申し上げます。

 江口教育部長から議案の詳しい説明をうけ審議に入りました。
 主な質疑と致しましては

一委員より、ICT機器を導入してどのような教育効果を期待しているの かとの質疑に対し
 基礎・基本を活用する力に弱いところがあることから、その能力を  ICT機器を使って効果を上げたい。と答弁がありました。
一委員より、機器導入による教職員の研修は、どうするのかとの質疑に 対し
  現在、教職員は私用のパソコンを職場で使用しており一定の熟練した 技術はあるが、先進校の視察や文科省の研修を活用したいとの答弁が ありました。
一委員より 学校情報通信技術環境整備事業国庫補助金により、学校  ITC環境を一度に更新しようというものであるが、むしろ遅い気がし ている。杭州市の天長小学校では五年前に実施されていた。と言う感 想もありました。 
一委員より、民主党政権に変わっても、今内示を受けている補正予算関 係の内容に変わりがないのか、と質疑が出され、理事者は、国の方で 補正予算の見直しが行われており、確認を取っているが詳細がわから ず心配している。府を通じて国に働きかけて戴き、間違いの無いよう にしたいと答弁がありました。

 その他若干の質疑があり挙手による採決の結果、挙手全員で本委員会所管分については、原案通り可決すべきものと決しました。

 なおよく本会議でご審議頂きますよう ご報告致します。

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800) コメント覧をご利用下さい。

  
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、国連に無関心ではおれないよ!

2009-09-18 | 世界の変化はすすむ

64回国連総会が開幕

  核廃絶など議論へ

      気候変動、経済危機も

                議長 「対話が解決の方途」


 【ワシントン=小林俊哉】

  第64回国連総会が15日、ニューヨークの国連本部で1年間の会期で開幕しました。ニカラグアのデスコト元外相から総会 議長を引き継いだリビアのトゥリキ元外相(現アフリカ連合=AU=問題担当相)は、京都議定書に続く新たな温暖化防止枠組み交渉に向けた気候変動問題、核 兵器廃絶、経済危機への対応などのテーマで活発な議論を呼びかけました。


 各国首脳が演説する一般討論は23日から始まります。一般討論では「核兵器のない世界」を掲げるオバマ大統領が初めて演説するほか、日本からは鳩山由紀夫新首相が参加します。

 トゥリキ総会議長は「(国連総会の場こそ)よりよい未来へ向けた道筋だ」と主張。「対話と相互理解が、われわれの諸問題を解決する方途だ」と述べました。

 また、国連に加盟する全192カ国が参加する総会の機能強化こそが国連の国際的な正統性を高めると強調。国連を改革するためには、安全保障理事会の公正な構成と、総会の活性化が不可欠だと述べました。

 22日には、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が主催して、「国連気候変動サミット」が開かれます。オバマ大統領も開幕演説を行う予定です。

 また、24日には、オバマ氏自身が議長となって国連安全保障理事会で核軍縮・不拡散をテーマにした首脳級特別会合が開かれます。15理事国の首脳 らが演説しますが、米国は、核軍縮条約交渉の開始を求める決議の採択を目指しています。来年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の成功に向けた重要な一歩 としても注目されます。

 また、24日から2日間の日程で、包括的核実験禁止条約(CTBT)発効促進外相級会合も開かれ、フランス、モロッコの外相が共同議長を務めます。

 オバマ氏はニューヨーク滞在中に、各国首脳と2国間会談を予定するなど、活発な外交を展開するとみられます。



■関連キーワード


ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800) コメント覧をご利用下さい。

            

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

向日市の民主党は、自民に協力したままです。

2009-09-17 | 市民のくらしのなかで

“良いことで協力”を

     できるだけ多く行いたい

      志位委員長 鳩山新政権に感想


 日本共産党の志位和夫委員長は16日、民主党の鳩山由紀夫代表が衆院本会議で首相に選出されたことを受けて、記者団から感想を問われ、次のように述べました。

 一、私たちは、かねてから「建設的野党」として、「良いことには協力」「悪いことには反対」「問題点はただす」という立場で現実政治を前にすすめるといってきたが、新政権ができたので私たちは、良いことでは協力するという部分ができるだけ多く行われることをのぞみたい。

 労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の撤廃、日米核密約の究明、地球温暖化に対する対応など一致する方向では、大いに協力して政治を前に動かすということをすすめていきたい。

 一、同時に、鳩山首相には、決して数の力におごることなく、民主的な政権運営、国会運営をおこなっていただきたい。高速道路の無料化など、国民から批判や不安の声があがっている問題に対しても、ひとつひとつ謙虚に耳を傾けて、直すべき点は直すという姿勢も求めたい。

 一、(10日の日本共産党と民主党の)党首会談では、日米核密約の問題、あるいは温室効果ガスの25%削減目標などで、(鳩山)代表の発言を歓迎、協力を惜しまないという話をした。ただ、私たちは、国民の利益に反する、間違ったことにはきっぱり反対する。

 いろいろ立場の違いはあるが、さわやかな関係で良いことには大いに協力する、しかし、悪いことには率直にモノを申す、という関係を築いていけると考えている。



■関連キーワード

 向日市9月議会が終わったが、向日市の民主党は相変わらず自民党と同じ態度のママです。国政の与党らしく、市民の暮らしを守る先頭に立つ態度を取るべきです。国政では、後期高齢者医療制度を廃止するといいながら、向日市では、引き続く予算に、討論もせず無条件に賛成しています。日本共産党は、不当な決算反対。制度を廃止せよと討論しました。

ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800) コメント覧をご利用下さい。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我々が、世直ししなければ、世界に追いつかない

2009-09-17 | 市民のくらしのなかで

 後期医療廃止迫ろう

     新政権に向け運動さらに

           高齢者大会 笑顔 パワー結集


 第23回日本高齢者大会は15日、大分県別府市内で開いた全体会で、後期高齢者医療制度廃止、介護保険制度の抜本改善などの要求を高く掲げ、実現を新政権に迫る運動を確認しました。


写真

(写真)笑顔あふれる、第23回日本高齢者大会の参加者たち=15日、大分県別府市

 参加者は前日とあわせて2日間で約4000人。各地で運動を前進させた確信、希望に満ちた笑顔が会場にあふれました。

 主催は同中央実行委員会・大分県実行委員会。城田尚彦中央実行委員長の「ここにいるみなさんが政権をかえた、これは誇れること。さらに行動に積極的に参加し、高齢者の力を結集して頑張ろう」のあいさつに大きな拍手が起きました。

 基調報告した山田栄作中央事務局長は、高齢者が当事者としての運動をすすめたことが自公政権を交代させた、とのべ、さらなる運動をよびかけました。

 宮崎市から参加した男性(72)は「後期高齢者医療制度を廃止してほしいと願い、署名運動もやってきました。新政権が廃止を掲げ、絶好の機会が生まれています。ぜひ実現し、さらに高齢者医療無料化をめざして引き続き運動を進めたい」と話します。

 静岡県浜松市のショートステイで介護の仕事をする女性(61)は初参加です。「介護保険制度のあり方に団塊の世代も、もっと関心をもたなければ、と思いました。利用者・家族と、介護現場で働く人の処遇を保険料が上がらない方法でよくしていきたい」と話します。

 鹿児島大学法科大学院教授の伊藤周平さんが記念講演し、各地の代表が、高齢者施策前進の運動を報告。日本共産党の仁比聡平参院議員をはじめ、浜田博別府市長、中央社保協、全労連の代表が来賓あいさつしました。



■関連キーワード


ご意見・ご質問・ご要望 「しんぶん赤旗」ご購読の申し込みは、 (日刊・1カ月¥2900、日曜版・1カ月¥800) コメント覧をご利用下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島!!さすが さすが  すごい すごい

2009-09-17 | 市民のくらしのなかで

ピース ナイター開催

      新広島市民球場から

        平和を発信


写真

(写真)観客全員でピースポスターをかかげて球場を緑に染めました=15日、広島市・新広島市民球場

 新広島市民球場(広島市南区)で15日、プロ野球の広島対中日戦が「ピースナイター」として行われました。生協ひろしま、広島平和文化センター、 広島東洋カープ球団などの主催で「原爆ドームとともに復興のシンボルである旧広島市民球場と広島カープの歴史を次代に引き継ぎ、市民球場から平和のメッ セージを発信しよう」と取り組まれたものです。

 小学生2人の始球式で試合開始。そろいの緑色のシャツを着た2人が力いっぱい投げると、観客から温かい拍手が送られました。

 試合では、監督、コーチ、選手と審判員が平和をアピールするワッペンを着用。試合開始前と攻守交代時には、バックスクリーンに「地球から戦争をなくし、みんなの笑顔があふれる世界に」など子どものメッセージが流れました。

 五回終了時、ジョン・レノンの「イマジン」に合わせ、球場と原爆ドームが描かれ、裏面に今年5月、ノーベル平和賞受賞者17人が発表した「ヒロシ マ・ナガサキ宣言」が書かれた緑色のポスターを観客全員が掲げアピール。グラウンドでは、広島平和ゼミナールなどの高校生がアピールし、球場全体が緑色に 染まりました。

 原爆ドームと同じ25メートルの高さの内野席最上段から2~4列目の観客は緑色のシャツを着用し、白のポスターを掲げ、「ピースライン」を描きました。



■関連キーワード


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする