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韓国軍当局が今年、北西島嶼(とうしょ)の実射訓練を中止する方案を検討していることが分かった。

2018-06-26 | 韓国憲法前文・新尹大統領をおう!

韓国軍、NLL近隣でのK-9実射訓練中止か…「朝鮮半島対話局面を考慮」

登録:2018-06-25 21:39 修正:2018-06-26 07:18

韓米合同演習に続き、韓国軍独自訓練も中断を検討

 
                                           K-9自走砲を動員し実射訓練//ハンギョレ新聞社

 韓国軍当局が今年、北西島嶼(とうしょ)の実射訓練を中止する方案を検討していることが分かった。軍事訓練の中止が、韓米合同演習に続き韓国軍の独自訓練に拡大する雰囲気だ。

 政府消息筋は25日「延坪島(ヨンピョンド)など北西島嶼では、定例的にK-9自走砲などを動員し実射訓練をしてきたが、今年下半期は朝鮮半島の対話局面を考慮し、中断する方案を検討している」と話した。北西島嶼を防御する海兵隊は、毎年上半期と下半期に1~2回延坪島など島嶼地域で実射訓練をしてきた。軍当局者は「通常、ワタリガニ漁など盛漁期を避けて7~8月と11月~2月に射撃をしている」として「訓練はK-9自走砲と105ミリ牽引砲、81ミリ迫撃砲が動員され、1~2時間程度にわたり西南方向に数百発以上射撃する方式で進行される」と話した。

 北西島嶼は西海(ソヘ)北方境界線(NLL)の近隣地域で、南北間の軍事的緊張が高い地域だ。駐留海兵隊がK-9自走砲などの実射訓練をすれば、北朝鮮は鋭敏な反応を見せてきた。2010年11月、4人の命を奪った北朝鮮の延坪島砲撃も、当時駐留海兵隊の実射訓練を口実に北朝鮮が挑発した事件だ。韓米合同演習のフリーダムガーディアンと海兵隊の合同演習に続き、今度は韓国軍独自訓練の中止を検討するのは、非核化対話などを控えた敏感な時期であることを考慮した措置と見られる。

 しかし、軍の一部では相次ぐ訓練の中断で、戦闘対備態勢に問題が生ずるのではないかという憂慮も提起されている。国防部は、論議が起きると「現在まで北西島嶼部隊の実射訓練の中止については何も決まっていない。軍事対備態勢の維持のために、実射訓練の施行方案を部隊別の状況に応じて検討する」とし、鎮火に務めたが、施行するかどうかを検討しているという事実を否定はしなかった。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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