miao的 ぶろぐ(ってば>照)

 生業:打楽器奏者 ”みゃお助”のぼやき、旅、お気に入り、猫、そして時々音楽のこと(笑)etc 

千秋楽

2009-12-15 | 【つぶやき】
始まりがあれば、必ずいつか終りがくる…

四日連続計八回公演、トリプルキャスト、ダブルシェフ、オンリーワン・オケでのオペラ公演が本日上がりました。

このはなしを引き受けた時は、この公演は随分先の話しだったのと、こんなにしんどいとは想像もつかなかった。

オケだけのリハはたった一日半。それぞれのキャストとの合わせは、リハーサル室で一回と、あとはゲネプロという少なさ。

しかし、一つのキャストが三回も本番をこなすと、回を増すごとに、歌もタイミングも、レチ演技もすばらしく上達していくのが、すごかった。

オケも、全部で30人弱のちいさな編成だからなせる、歌の揺れや演技の変化に、即座に対応し助け合う連帯感が、どんどん増して、楽しかった。

ヨーロッパでは、モーツアルトオベラにモヒカンあたまのテノールがでてきたりして、演出がモダン化するのは、なにも特別じゃないのだそう。

今回の演出も、主人公らは革ジャン・ロリータ服の姉妹とその彼氏らはバンドマン、ステージのメイン場面はお洒落なバー。
携帯電話の彼の待受画面をながめながらアリアを歌ったり、姉妹を彼女達の貞操が誠のものかを試すため&いたずら心のために、彼氏らが謎のアラブの国のVIPになったりと、かなりぶっ飛んだかんじ。

お客さんは、年配の方が結構な比率いて、果たして、こんなモダンなの、受け入れられるのか?と、私自身は懐疑的でしたが、公演を終り、帰るお客さんの多くからは『とても楽しかったわ~ありがとう』と言われた。

へぇ~


私はどうもモツアルトとなると、あのかつらにタイツ姿の男性と、ウエストをキッと絞ったロングドレスに羽扇子の女性…なんて思ってたから。

モダンな演出も、なかなか面白かった。

公演がおわり、舞台をばらしている間、オケメンバーは大きな&男女一緒の控室にて、買い込んだアルコールで軽く乾杯しました。みんな開放感と連日の疲れで酔いも早くなってか、ほどよく酔っ払っていました。


しんどい仕事だったからこそ、連帯感や結束が堅くなったように思いました。

また、みんなどこかで~。

photo
千秋楽、最後の公演の幕が上がる前のピットの様子

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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
れす (みゃお助@管理人)
2009-12-18 00:20:04
C>さま
あ~ほんとうだね、見覚えあるネーミングですな!(笑)

今度は、ご招待しますので、ぜひ観にきてくださいね~★
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Unknown (C)
2009-12-16 22:08:22
”ちあきらく”う~んいいひびき。
おつでした。
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