前回からの続きです
さて、退職理由と同じくらい重要なのが、「退職時期」でしょう。
退職の日をいつ、どの時期を選ぶかに、
その人の人間性や考え方が表れることがあります。
もちろん、本人の意思とは関係なく
家族の都合や健康の理由等で退職する場合は別ですが、
就職によっては、自分で時期を決定して辞めた場合、
転職先に、どの時期で退職したかをチェックされるケースもあります。
これは、日本の社会では、年度末退職が基本であるという考えが一般的であり、
中途退職はよいイメージを持たれず、
ワケありというレッテルを貼られることもあるようです。
なので、今まさにこの時期に退職を申し出るナースは
年度末の締め日での退職を希望する、優秀な人材が多いのです。
一方で、退職時期として人気があるのは、夏や冬のボーナスをもらった直後。
例えば7月末や12月末で辞める人は
ボーナスの支給を一つの区切りとする考えで、
例え本人にそんなつもりはなくても
「もらうものはきっちりもらって辞めるんだな」と思われます。
ズル賢い、がめつい、腹黒いという印象を持たれているかも知れません。
また、年度の途中で辞めていく人は、不満に耐えきれないケースが多いです。
何事にも不満を持ちやすく、こらえ性のない人は
時期に関係なく、退職手続きをしてから最短で認められる月に辞めていきます。
これらはあくまで他人からみた勝手なイメージですが、
社会的にはそう判断されてしまうことも多々あるのです。
退職を決めた場合、いつ上司に話すかも大きなポイントですが、
たいていの職場は、就業規則により退職の申し出時期について定められています。
だいたい1ヶ月~3ヶ月という場合が多いとは思いますが、
中には半年前という職場もあります。
基本的には、この就業規則に従わなくてはなりません。
しかし、ナースという職業は引き止めに会いやすいもの。
相手はなかなか手強いもので、引き止めのノウハウを身に付けているはずですから
隙や迷いを見せると、そこを集中的に突つかれてうまく丸め込まれてしいます。
なので、退職の申し出には強い意思を持ち、凜とした態度で望みたいところです。
ですが困ったことに、こちらがどんなに正当な手を尽くそうとも、
相手がそれに応じないこともあります。
どんなに努力しても円満に話し合いが進まず、困り果てている人は多いのではないでしょうか。
常識の範疇をこえているような引き止めに会ったり、
退職に際して、不利益を被るような条件を突きつけてきたりするような
悪徳な職場もなかにはあるようです。
そんなときは、決して泣き寝入りせずに
労働者は法で守られていますので、おかしいと感じたことは納得がいくまではっきりさせておきましょう。
退職届を受理してもらえず、
ドラマのようにビリビリに破られたり、ゴミ箱行きになったり…
そんなことも実際にあったようです。
退職届の提出期限が迫っているのに受理されず、もうお手上げだ…
という場合でも諦めるのはまだ早いです。
まずは、「労働基準局」に相談をしましょう。
もめずに退職するためのよい方法をアドバイスしてもらえます。
しかも、労基に相談しているという事実を知ると
たいていの職場は折れると思います。
そして、それでも埒があかない場合。
最終手段ではありますが、就業規則よりも強い民法で解決しましょう。
民法627条
「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、
各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、
解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」
と定められているように、
2週間前までに退職届を提出すれば法的に退職が認められるわけです。
退職届はどうすればいいのか?
それは、「内容証明郵便」で強制的に送り付けるのです。
内容証明郵便は、受け取りを拒否することができませんから
相手に届いた時点で退職届の効力が発生します。
ただし、ここまでいくと円満退職とは言えなくなってしまいますので、
どうしても他に方法がなく困った場合のみにとどめておきましょう。
退職が決まってから、退職するまでの期間、
たいていは1ヶ月~数ヶ月あると思いますが、
その期間の働きかたにもその人の思いが表れます。
どうせ辞めるからと、だらだらしたりやる気がなかったり
引き継ぎがいい加減だったり
そういう人は、残る人の気持ちを考えない、所詮自分本意な人間です。
また、退職を申し出る際に感情的になって喧嘩をしたりしてしまうと
退職日までの期間を気まずい思いで働かなくてはならず、
後味の悪い辞めかたになってしまうかも知れません。
退職を決断した裏には、やはり何か思うところがあり
職場にマイナスの感情を抱いていたかもしれませんが、
ここは一つ大人になって…お世話になった職場、お世話になった人、
その人へ感謝の気持ちを持って、仕事を全うするべきだと思います。
退職の際に、遠く離れた地に引っ越して、
一緒に働いてきた人たちと 今後一切の連絡を断つような状況ならともかく、
なかなかそうはならないもの。
人との縁はそう簡単には切れません。
さらに、今後ますます地域連携の必要性が重要視され、
医療期間同士の密接な連携が求められるようになり、
退職した医療機関を出入りしなければならない状況もあるはずです。
自分の身内や知り合い、また自分自身がその医療機関にかかることだってあるでしょう。
今後、誰とどこでばったり会い、またどんな形でお世話になるかもわからないので
少しでもきれいに去っていけるようにしたいものです。
「立つ鳥跡を濁さず」!!
一時の努力と冷静な対応が、今後を大きく左右するかもしれません。
さて、退職理由と同じくらい重要なのが、「退職時期」でしょう。
退職の日をいつ、どの時期を選ぶかに、
その人の人間性や考え方が表れることがあります。
もちろん、本人の意思とは関係なく
家族の都合や健康の理由等で退職する場合は別ですが、
就職によっては、自分で時期を決定して辞めた場合、
転職先に、どの時期で退職したかをチェックされるケースもあります。
これは、日本の社会では、年度末退職が基本であるという考えが一般的であり、
中途退職はよいイメージを持たれず、
ワケありというレッテルを貼られることもあるようです。
なので、今まさにこの時期に退職を申し出るナースは
年度末の締め日での退職を希望する、優秀な人材が多いのです。
一方で、退職時期として人気があるのは、夏や冬のボーナスをもらった直後。
例えば7月末や12月末で辞める人は
ボーナスの支給を一つの区切りとする考えで、
例え本人にそんなつもりはなくても
「もらうものはきっちりもらって辞めるんだな」と思われます。
ズル賢い、がめつい、腹黒いという印象を持たれているかも知れません。
また、年度の途中で辞めていく人は、不満に耐えきれないケースが多いです。
何事にも不満を持ちやすく、こらえ性のない人は
時期に関係なく、退職手続きをしてから最短で認められる月に辞めていきます。
これらはあくまで他人からみた勝手なイメージですが、
社会的にはそう判断されてしまうことも多々あるのです。
退職を決めた場合、いつ上司に話すかも大きなポイントですが、
たいていの職場は、就業規則により退職の申し出時期について定められています。
だいたい1ヶ月~3ヶ月という場合が多いとは思いますが、
中には半年前という職場もあります。
基本的には、この就業規則に従わなくてはなりません。
しかし、ナースという職業は引き止めに会いやすいもの。
相手はなかなか手強いもので、引き止めのノウハウを身に付けているはずですから
隙や迷いを見せると、そこを集中的に突つかれてうまく丸め込まれてしいます。
なので、退職の申し出には強い意思を持ち、凜とした態度で望みたいところです。
ですが困ったことに、こちらがどんなに正当な手を尽くそうとも、
相手がそれに応じないこともあります。
どんなに努力しても円満に話し合いが進まず、困り果てている人は多いのではないでしょうか。
常識の範疇をこえているような引き止めに会ったり、
退職に際して、不利益を被るような条件を突きつけてきたりするような
悪徳な職場もなかにはあるようです。
そんなときは、決して泣き寝入りせずに
労働者は法で守られていますので、おかしいと感じたことは納得がいくまではっきりさせておきましょう。
退職届を受理してもらえず、
ドラマのようにビリビリに破られたり、ゴミ箱行きになったり…
そんなことも実際にあったようです。
退職届の提出期限が迫っているのに受理されず、もうお手上げだ…
という場合でも諦めるのはまだ早いです。
まずは、「労働基準局」に相談をしましょう。
もめずに退職するためのよい方法をアドバイスしてもらえます。
しかも、労基に相談しているという事実を知ると
たいていの職場は折れると思います。
そして、それでも埒があかない場合。
最終手段ではありますが、就業規則よりも強い民法で解決しましょう。
民法627条
「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、
各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、
解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」
と定められているように、
2週間前までに退職届を提出すれば法的に退職が認められるわけです。
退職届はどうすればいいのか?
それは、「内容証明郵便」で強制的に送り付けるのです。
内容証明郵便は、受け取りを拒否することができませんから
相手に届いた時点で退職届の効力が発生します。
ただし、ここまでいくと円満退職とは言えなくなってしまいますので、
どうしても他に方法がなく困った場合のみにとどめておきましょう。
退職が決まってから、退職するまでの期間、
たいていは1ヶ月~数ヶ月あると思いますが、
その期間の働きかたにもその人の思いが表れます。
どうせ辞めるからと、だらだらしたりやる気がなかったり
引き継ぎがいい加減だったり
そういう人は、残る人の気持ちを考えない、所詮自分本意な人間です。
また、退職を申し出る際に感情的になって喧嘩をしたりしてしまうと
退職日までの期間を気まずい思いで働かなくてはならず、
後味の悪い辞めかたになってしまうかも知れません。
退職を決断した裏には、やはり何か思うところがあり
職場にマイナスの感情を抱いていたかもしれませんが、
ここは一つ大人になって…お世話になった職場、お世話になった人、
その人へ感謝の気持ちを持って、仕事を全うするべきだと思います。
退職の際に、遠く離れた地に引っ越して、
一緒に働いてきた人たちと 今後一切の連絡を断つような状況ならともかく、
なかなかそうはならないもの。
人との縁はそう簡単には切れません。
さらに、今後ますます地域連携の必要性が重要視され、
医療期間同士の密接な連携が求められるようになり、
退職した医療機関を出入りしなければならない状況もあるはずです。
自分の身内や知り合い、また自分自身がその医療機関にかかることだってあるでしょう。
今後、誰とどこでばったり会い、またどんな形でお世話になるかもわからないので
少しでもきれいに去っていけるようにしたいものです。
「立つ鳥跡を濁さず」!!
一時の努力と冷静な対応が、今後を大きく左右するかもしれません。