この日は、スキーができる最終日。
miちゃんとnobuさんと3人で再び、ゲレンデに向かいます。今日は一番有名!とBossが言っていた、Vailスキーリゾートに行きます。しかし、どうやらBossは、この日にサンタバーバラに戻る予定だそうで、Vailは遠いから、自分ともう一組の教授夫婦と3人で、Keystoneに行く!といってそこでお別れしてしまいました。
Bossにはさんざんお礼を言いましたが、私達の語彙の少なさではその感謝の表現はきっと伝わらなかったのではないかと思います。miちゃんは、たくさん遊んでもらったので、「Bossが一番すき~!」と言っていました。
Bossは仕事人としては相当凄い人で、業界ではかなりの有名人で大金持ち。でもそんなことを思わせないほど、フレンドリーで、ユニークで、いつでも楽しそうに、私達に話しかけてくれます。もちろん、奥さんもそうなんです。気配りのよくできる素敵な方なんです。この二人は再婚同士みたいなのですが、私達もこんな二人になりたいな、とあこがれるような方達でした。
さて、奥さんはBossと別れて、私達と一緒にゲレンデに行ってくれました。でないとレンタカーが・・・・
実は奥さんは、前日、Bossやnobuさんと林を滑っていて、木に激突したそうで、怪我をしていて、滑れないのに、みんなのためにわざわざドライブして、リゾートのバレーで一日過ごしてくれたのです。そして、マッサージを受けたら、その後miちゃんをみててあげるよ~!と。
アメリカのスキー場には託児所が併設されているのですが、バカ高です。一日$120ぐらい。スキーのデビューしたし、もう4才だからスキーの学校に入れちゃうのも手だなと思ったのですが、日本のほぼ倍です。まぁそこまでしなくても。と思って居たのですが、せっかくアメリカに来たのだから二人でガンガン滑ってみたい。ちょっとそういう夢も抱いていたので、Bossの奥さんの話はありがた~いお話。
午前中はnobuさんがmiちゃんを教えて、私が1本だけ滑りました。今日もあいにくのお天気です。
私は、林ではないコブに入ったのですが、案の定息が上がってしまって続けて滑れない・・・・・・・夏場にトレーニングをしなければ・・・・・とつくづく実感しました。
そしてせっかくだから!といってゲレンデの上の方に登ったのですが、それが仇になってしまいました。miちゃんは今日はすぐに嫌になってしまったのです。そしてどうやら眠くなってしまったようです。昼になっていたので、nobuさんが抱っこをして、私が板を持って、一番下のレストハウスに戻ろうとしたのですが。
ここは初めて来たスキー場です。まず地図をよく見ないとわからない。そして問題なのは、コース名が全て英語なので、簡単に覚えられないのです。さらには、標識が出ているのですが、日本ほど親切で丁寧ではないので、わかりにくい。その都度止まってみないとわからない。
というわけで早速コースを間違えました。
miちゃんを抱っこしてなので林間コースでいくか!っていったのが仇になりました。こんなことなら、上級コースを降りるべきでした。途中、表示がなかったりよくわからないのですが、道が一本しかありません。仕方なく降りていったのですが、やっぱりおかしい!ということで、止まって改めて地図を見たのですが、今自分たちが何処にいるかがわからない・・・・・・・
すると、すぐに、どこかのアメリカ人が止まってくれ、「Hey guys! Are you OK?」とすぐに聞いてくれました。みんなこんな感じです。この人が特別じゃなくてみんな親切で、声をかけてくれるんです。特にmiちゃんを連れていたからかもしれませんが。
早速、今どこ?って聞いてみると、
その地図じゃないぜ。その地図の裏側だぜ!
って言われました・・・・・・・
え。。。。。。。。
そう、このスキー場は山の表のゲレンデと裏のゲレンデの2方向に渡っているのです。どおりでアメリカ最大級のスキー場のはずです。最悪な事に、私達はレストハウスのある表側ではなく、裏側に降りてきてしまっていたのです。
表に行くにはどうしたらいい?と聞いたら、
You don't have any choice!
っていわれました。つまりこのまま下まで降りて、リフトに乗って、山の頂上にもどり、また表を降りるしかないということでした。
がーん。
しかたないので、必死で降りました。これまたコースが長いんですよ・・・・それから指定されたリフトに乗ったのですが、スゴイ景色でした。
クリックしてみてください。大きい画像です。
ここぜーんぶ、コースなんです。しかもほとんど、圧雪されていないんです。
どうせならココを滑りたかった~!!
でもmiちゃんをまずどうにかしなければ。やっとの思いで、レストハウスまでたどり着いたときにはもうすでに2時でした。そのあと、Bossの奥さんがmiちゃんと二人で待っているというので、ありがたいことにお任せして、さっきのコースを滑ろう!と直行していきましたが、すでにそのコースは3時でクローズでした。
残念!!!!
子連れの運命はこんなものです。
仕方がないので、そのまま、レストハウスに戻るmiちゃんを抱えて降りたコースを滑ることに。
広いです。(これも大きい画像です)
ちなみに、この日は、nobuさん、一日miちゃんといる予定でストック持っていませんでした。さすがにコブは無理だよね。といいながら、結構な不整地を突っ込んでいっていました。
というわけで、私達は相変わらずちゃんと滑ることができませんでした。でも経験だけはすることができたし、広大な土地を見ることができたので、それでよしとします。
またmiちゃんが大きくなったらアメリカの林スキーに挑戦したいです。