箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

明日にチャレンジ

2018年07月05日 19時01分32秒 | 教育・子育てあれこれ


本日、2年生は午後に「あすチャレ!スクール」
という学習をおこないました。

講師に永尾嘉章さんに来てもらいました。

永尾さんは、1988年ソウルパラリンピックから2008年北京パラリンピックまで6期連続、また2016年リオパラリンピックまで、7回車イスで陸上競技に出場されました。

最初に私があいさつをしました。

講師の自己紹介のあと、「あすチャレ!スクール」の紹介がありました。

次に生徒たちは、映像を見ました。



次に車イスリレー大会で、各クラスの代表選手が出場しました。

リレーに出ていない生徒は、懸命に自分のクラスを応援していました。

その後、2年教職員によるリレー対決を行いました。

私も出ましたが、おおいに盛り上がりました。


休憩のあと、講師による講話がありました。

自分がパラリンピックに出るようになったいきさつを話してくださりました。

*障害とは何か。

*他者のことを自分の問題として引き寄せ、考え行動することの意味。

*可能性にチャレンジする勇気。

*夢や目標をもつこと、自分にとっての明日へのチャレンジとは。

このようなことを考えさせてくれるお話でした。

お話のあとは、生徒からの質問タイムでしたが、2年生の生徒たちは、次々と質問をしてくれました。

これが2年生らしい、いい点だと思います。

質問に対する永尾さんの答えで、印象に残ったのは次の点です。

「もし願いごとを一つ叶えることができるとしても、私は歩けるようになりたいとは思いません。
そう思うのは、パラリンピックに出てさまざまなチャレンジができ、歩けないからこそ自分にとって大切な経験ができたと思うからです。」



最後に、代表生徒のあいさつがあり、全員で写真撮影をしました。

お別れは、講師とハイタッチをして、生徒が退場しました。

「あきらめないこと。好きなことができたら、あきらめないで、とことんやってほしい」
これが、箕面三中生に伝えたいことです。

このように、話を結ばれました。


それぞれの生徒がチャレンジする勇気をもらい、人生で目標をもつことの意味を教えてもらいました。