箕面三中 校長室からのメッセージ

おもに保護者のみなさまに向けたメッセージです。生徒の近況を伝えるとともに、教育と子育てについての情報をお伝えします。

45期生の理念を貫け

2018年05月25日 16時00分10秒 | 校長からのメッセージ





本日、6限に平成30年度第1回進路説明会を開催しました。

進路説明会は、従来、3年生全員と3年生の保護者のみを対象に行っていました。

しかし、3年前より、保護者は1・2年生の保護者も出席してもらえるように変更しています。

進路指導に関しては、保護者のみなさんの関心が高く、公立入試には1・2年生時の評価も合否に影響するように、制度変更がなされました。

それを受けて、きょうは3年保護者の出席を中心に、1・2年生の保護者の出席も一定数ありました。

さて、きょうの進路説明会では、おもに本校の進路指導担当より、三中の進路指導全般について説明をしました。

今年度より、進路指導担当は新しく交代しましたが、彼は3年学級担任を何度も経験しており、三中勤務も長く、進路指導に精通しています。

多数の保護者の方の出席がありましたが、みなさんが熱心に説明に耳を傾けておられました。


最後には、私からのごあいさつもさせてもらいました。

以下、その内容を紹介します。

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第1回進路説明会あいさつ

保護者のみなさまには、本日はお忙しい中にもかかわらず、多数のご参加をいただいております。お仕事の都合をつけ、来られた方もおられると存じます。ありがとうございます。
 


3年生のみなさん、今日は、私はどうしてもみなさんに伝えていきたいことが、二つあります。

一つ目は、日大アメフト部での事件です。関学の選手に悪質なタックルをした選手は、「つぶしてこい」ということばを「けがをさせろ」と受けとったと言います。
しかし、チームの指導役の人は、「戦術的にタックルを使えという意味であり、けがをさせろとは言っていない」と言い張っています。

私は、教育者ですから、直感であの学生がうそを言っているとは思えない。あの学生は、追い詰められた気持ちを正直に話し、謙虚に「申し訳なかった」と反省し、自分の気持ちを正直に語っていました。

だから私の心には響きました。大学生とはいえ、言葉遣いも考え、懸命に自分の気持ちや事実を語っていました。

では、なぜこんな行き違いが起こったのか。それは、チームで何を大切にするかという価値観、難しく言えば理念がチームに浸透していなかったからだと思います。

「正々堂々とたたかい、相手チームを尊重したうえで、自分のチームの力を引き出し勝利する」という価値観や理念がチームにしみこんでいれば、あんなタックルはけっして起こらなかったのです。

そこで、私はみなさんに伝えたい。

みなさんはいま修学旅行のことを楽しみにしているでしょう。しかし、楽しみをまげてとり、浮かれてよく考えずに友だちにいやがらせをすることが楽しみだと考える人がいるなら、それはちがう。

この2年間みなさんが積み上げてきた価値観や理念は、「仲間を大事にして、みんなが楽しく過ごせる」というものです。これを貫き通す学年であってほしい。これが一点目です。

二つ目です。3年生でいちばん求められることは、気持ちの切り替えです。

今日は進路の学習。そのあと修学旅行、そのあと学力テスト、期末テスト、文化祭・・・・。

このように学校行事とテストが交互にでてきます。このとき、一人ひとりが、気持ちの切り換えをうまくできることがとても大切です。

人のモチベーションは切り替えがあると下がらないのです。「切り換えを制する者は、受験を制する」と言ってもいいぐらいです。

三中はみなさんを支えていきますから、これからの10か月間しっかりと学校生活を送ってください。

保護者のみなさま、進路を考えるうえで、大切なことを言います。

自分のやりたいこと探しとか自分探しという言葉が使われるようになり、20年以上が経ちました。 自己実現という言葉が使われだした時期と重なります。

自分探しに代表されるのが、自分にとっての適した職業とは何かを考えることです。

しかし、このような疑問に、明確な答えを見つけるのは、じつはとても難しいことだと思います。

私が考えところでは、 自分探しについては 、これが絶対だと確信をもてる答えを見つける必要はないということです。 明確な答えを見つけようとしても、そのような答えは実際にはないことが多いのでしょう。

したがって、なんとなくこれが自分に合っていて、なんとなく自分らしい生き方かなと思えるものを見つけ出せば、それでいいのだと思います。

これは、ある意味で、柔軟な生き方をするのが大切だということでしょう。ただし、一方で、中学生が進路を決めるとき、将来これがしたいので、高校はここにするという人もいます。 それは、それでいいのです。

昨年度の3年生にも、将来は看護師になりたいので、看護コースに入学した生徒がいました。語学をいかした仕事をしたいので、グローバル科を選んだ子もいました。

でも、まだ何をしたいかがはっきりしないので、とりあえず普通科に進んだ子が多くいました。

どの中学も、進路を考えるとは、「将来自分がどう生きるか」を考え、自分に合った高校をえらびなさいと、決まり文句のようにいう場合が多いですが、三中の生徒には柔軟な進路に対する考え方をしてほしいと思います。

以上をもちまして、私からのごあいさつとさせていただきます。
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