今日は、メイプルホールで第28回箕面紙芝居まつりがあり、三中演劇部が今年も紙芝居を演じました。
なかでも、「瀬川の番河原地蔵さん」は地域を題材にしたお話で、関心を惹きつけられました。
この紙芝居のストーリーは、遊んでいてボールをたまたま地蔵さんにぶつけた少年が、タイムマシンに乗せられ、750年前から現在までの瀬川地域を、地蔵さんの解説を聞きながら見て回るというものでした。
少年のセリフは1年の安村優歩くん、地蔵さんのセリフは3年の鯉田真由さんが読みました。
この番河原地蔵さんはいまも箕面自動車教習所の近くに、祠(ほこら)におさまり、おまつりされています。
私が調べたところによりますと、瀬川は古くから開けた土地で、縄文時代から存在していたようです。
瀬川はもともと箕面山脈の扇状地であり、箕面市のなかでも、海抜がいちばん低く、湧き水が豊かに出たそうです。
随所に井戸があり、どんなに雨が降らず日照り続きのときも、コンコンと水が湧き出て、けっして水が枯れない地域でした。
ところで、三中のグランドは、前日に雨が降ると翌日に体育祭をやろうとしても、何箇所かに水たまりが残ります。
じつは、三中グランドは、箕面市立中学校のなかではいちばん水はけのよくないグランドです。
私見ですが、水はけがよくないのは、いまもグランドの地下には豊かな水脈が通っているからでないかというのが、私の見解です。
さて、水の出る場所には、人が集まります。瀬川は古くから宿場町として、箕面市のなかでも歴史ある町として、いまにつながっています。
紙芝居は、タイムマシンに乗った少年が、過去の瀬川地域をかいまみて、現在に戻ってきて、瀬川を守り続けるお地蔵さんに感謝して終わります。
みなさまも、一度、瀬川の番地蔵さんを訪ね、感謝の気持ちを深めてはどうでしょうか。