「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」
(韓国のことわざ)
英語で言えば
If the words to go are beautiful, the ones to come are also beautiful.
となるでしょうか。
とりわけ、発達途上にある小中学生に対しては、学校の教職員はきれいな言葉を使うべきです。
中学生なら、ときどき、「だまれ、うざい、きしょい」など、反抗的な態度と同時にきたない言葉を使ってくることもあります。
わたしも、小中学生のころ、ときどき先生から「おまえ」という言葉をよく言われました。「おまえ」については、教師が生徒に対して使っていいかどうか、その是非は意見が分かれるかもしれません。
自分も言われてその頃は、あまり深く考えていませんでしたが、その後教師になって「子どもの権利条約」や人権教育の研究・実践を進めるなかで、生徒に対して「おまえ」という言葉を使わないようになりました。
相手にいつもきれいな言葉で接すれば、きれいな言葉が返ってきます。 きたない言葉や不適切な言葉を言えば、同じようなきたなく不適切な言葉が返ってきます。
互いに配慮し、相手の心情を理解することが求められます。
きたない言葉を言われても、きれいな言葉で返せるように、自身の言動には日頃より気をつけたいものです。