箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

行く言葉、来る言葉

2016年02月13日 18時02分48秒 | 教育・子育てあれこれ



「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」
(韓国のことわざ)

英語で言えば
If the words to go are beautiful, the ones to come are also beautiful.
となるでしょうか。

とりわけ、発達途上にある小中学生に対しては、学校の教職員はきれいな言葉を使うべきです。

中学生なら、ときどき、「だまれ、うざい、きしょい」など、反抗的な態度と同時にきたない言葉を使ってくることもあります。

わたしも、小中学生のころ、ときどき先生から「おまえ」という言葉をよく言われました。「おまえ」については、教師が生徒に対して使っていいかどうか、その是非は意見が分かれるかもしれません。

自分も言われてその頃は、あまり深く考えていませんでしたが、その後教師になって「子どもの権利条約」や人権教育の研究・実践を進めるなかで、生徒に対して「おまえ」という言葉を使わないようになりました。

相手にいつもきれいな言葉で接すれば、きれいな言葉が返ってきます。
きたない言葉や不適切な言葉を言えば、同じようなきたなく不適切な言葉が返ってきます。

互いに配慮し、相手の心情を理解することが求められます。

きたない言葉を言われても、きれいな言葉で返せるように、自身の言動には日頃より気をつけたいものです。