9日の夜、S君が会社から帰ってくるなり「明日の南座の券を2枚貰ってきたけど、行くか~」と、言ったので、「明日は何も予定が入ってないから行くよ~」と招待券を貰った。
会社では、何時でも行けるのは、S君の家の人しかいないな~と言う事になっているのです。
お言葉に甘えまして、10日14時30分開演「歌舞伎鑑賞教室」を観に行ってきました。
これが、自由席なので、早く行けば良い席に着けるからと、南座に着いたのが、12時30分、流石に早すぎて、まだ5・6人ほどしか来てなく、来た順に並ぶことにした。
雨が降ったりやんだりの日で、傘をさすにも、2本だとかさばるからと、あきちゃんと相合傘で~
14時会場ですが、人も増えてきた事なので、少し早目の入場になった。
流石に6番目に並んでいたから、席は好きな処をより取り見取りで、前列6列目、花道の処から横の席5・6番目の席です。(この辺で良いかなぁ~)
開演までには、40分ほど時間が有り、持参したおにぎりで、遅い昼食
14時30分になりいよいよ開幕
一 「南座と歌舞伎」 ご案内 桂九雀
歌舞伎発祥の地京都にあって、今も演劇の殿堂として幾多の名舞台を送り出している南座の表と裏、そして歌舞伎のイロハを落語家・桂九雀で分かりやすく説明された。
助六の姿で現れ、見得を切ったり、又各席から若い人に出てもらい、花魁姿に変身させて、ツーショットの写真を撮ったり、せり上がりや、回り舞台のしくみとか~
二 「国訛嫩の笈摺」(くになまりふたばのおいずる)
〈どんどろ大師の場〉
あらすじ 大阪は上本町のどんどろ大師。 茶屋ではお弓(上村吉弥)が休んでいると、年齢もいかない可愛い巡礼が来る。
名前はお鶴(上村吉太郎)といい、お弓と同郷の阿波の徳島から親をたずねて巡礼をしていた。
心覚えのあるお弓が尋ねると、お鶴は訳あって手離したわが子であることを知る。
しかし、お家の重宝を詮議するために盗賊になっている身では、いつか子供が巻き添えになるかもしれず、名乗らずに別れることに・・・
しかし、今別れたら再び逢うことはない。
お弓はお鶴を連れ戻す決心をして後を行くのでした。
良く浄瑠璃で、巡礼のお鶴が「ととさまの名前は、阿波の十郎兵衛・かかさまの名前はお弓と申します。」というのは、聞きますが、お芝居で観たのは初めてで、お鶴役の(吉太郎)が可愛く、上手に演技をしており、客席からはすすり泣きの声が聞こえてきました。
久しぶりに観た歌舞伎の一場面でしたが、満足して帰りました。
S君又貰ってきてね。