ミーマン日記

週1回ディサービスに夫婦で行って、楽しく過ごしています。

十二柱神社~白山比名神社~春日神社・・・(^^♪

2007-11-28 20:24:18 | 万葉関係
白山比名神社



境内には、保田與重朗氏揮毫による、「万葉集発耀賛仰碑」と雄略天皇御製歌(巻1・1)歌碑が建っている。

次に春日神社を経由して朝倉小学校に行く。



朝倉小学校では、プール、講堂を造る時に、朝倉宮の遺蹟が出て来た。
「脇本東遺蹟」が発掘されている。(昭和57年発掘)
昭和59年5月東遺蹟から、西200メートルに朝倉宮、宮殿跡発見。
脇本灯明田遺蹟(多数の柱穴が発見され、ほぼ泊瀬朝倉宮址と断定され、見取り図と写真撮影の後、田圃に復元され持ち主に返された。)

 隠国(こもりくの)泊瀬(はつせ)

隠国の 泊瀬の国に さ結婚に わが来れば たな曇り 雪は降り来 さ曇り 雨は降り来 野つ鳥 雉はとよむ 家つ鳥 鶏も鳴く さ夜は明け この夜は明けぬ 入りてかつ寝む この戸開かせ    「男性歌」

隠国の 泊瀬小国に よばひ為す わが天皇よ 奥床に 母は寝たり 外床に 父は寝たり 起き立たば 母知りぬべし 出で行かば 父知りぬべし ぬばたまの 夜は明け行きぬ 幾許も 思ふ如ならぬ 隠妻かも   「女性歌」

唄いもの(戯曲)等の説明があり、万葉集は、「恋歌集」の様に言われているけれども、ほとんど恋の成就していないのが歌として残されています。

泊瀬川

泊瀬川 白木綿花に 落ち激つ 瀬をさやけみと 見に来し我を  「作者未詳」

泊瀬川 流るる水脈の 瀬を速み ゐで越す波の 音の清けく   「作者未詳」

泊瀬川は、水量も多く美しい水で有ったと言われています。

豊泊瀬道

こもりくの 豊泊瀬路は 常滑の 恐き道ぞ 恋ふらくはゆめ 「柿本人麻呂歌集出」

み諸つく 三輪山見れば こもりくの 泊瀬の檜原 思ほゆるかも「作者未詳」

以上の解説を聞いて、近鉄朝倉駅に向かい帰路に着いた。

今年の「万葉ハイキング」は、これで終わりました。

来春は、3月第4日曜日から、再開   改めて連絡します。