のほほん映画鑑賞

気ままに見た映画のつぶやき

スティーブン・キング原作「ローズ・レッド」

2008年04月05日 | タイトルら行
ホラーの巨匠スティーブン・キング原作のテレビ映画。

シアトルに100年以上前に建てられた豪邸、通称「ローズ・レッド」は超常現象を起こし、人を食う館。
その昔、病気がちのエレンに霊媒師が「家を立て続けなさい。そうすればあなたは死なない。」といわれ、増築に精を出した。
そのうち家が自ら増殖し始めた・・・

超常現象を科学的に証明したいジョイス・リアドン教授は超能力を持つ助っ人を引き連れて、取り壊しが予定されている「ローズ・レッド」の調査に乗り込む。
ツアーのメンバーは、過去認知で霊が見えるエメリー、自動書記のキャシー、予知能力のヴィック、接触感知パム、遠くで起こることが見えるニック。そしてジョイスの恋人でもあり、屋敷の持ち主、リンバウアーの末裔スティーヴ。
中でも自閉症で17歳のアニーのサイコキネシス、テレパシーは超ド級の能力を持つ。



テレビ映画ということでそんなに予算がないと思いますが、古い豪邸のセットや模型はがんばって作った感じです。
また、キング自身がちょい役で出てくるのも作品鑑賞の楽しみ。
ストーリー展開はお決まりの、一人で行動して危ない目に遭って、一人また一人と犠牲者が出るんですが、キングお得意の登場人物の心の闇、については描き方が物足りなかったです。

DVDの字幕が英語 スペイン語 ポルトガル語 インドネシア語 中国語 タイ語ハングル語とあって、キング人気の幅を感じさせます。
ギャラリーの中に「ドキュメンタリー:エレン・リンバウアーの日記」
という虚実を織り交ぜた「ローズ・レッド」の歴史紹介みたいなのが面白い。

しかし、一番ひょえ~と思ったのは、ジョイスに反対するミラー教授役の俳優さんが、撮影途中で急死されたということ。
本編よりむしろぞっとしちゃいました。
合掌。


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