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「父親たちの星条旗」

2008年03月31日 | タイトルた行
クリント・イーストウッド監督、硫黄島2部作。
アメリカ、日本両サイドから描くという初の試みに興味あり!

硫黄島を占領し、その象徴として掲げられた星条旗。
星条旗を立てた顔の見えない写真に写った3人の若い兵士が、戦闘で仲間を失った心の痛みを抱えながら、アメリカ全土をツアーし、国家の資金集めのため英雄に祭り上げられていく。

一人はヒーロー扱いされることを受け入れ利用し、一人はヒーローの重みに耐えかね自身を見失い、一人は現実を心深く封印し、その後の人生を平穏に送った。
三者三様の人生を追うことで、戦争の及ぼす人間の苦悩を丁寧に描いている。

クリント・イーストウッドが、硫黄島の事実を調べる中で、日本側にも興味を持ち、双方の共通点を見出し、2部作にしたくなったという。
敵、味方。善と悪という単純な見かたしかないこれまでのアメリカ映画からしたら、画期的なことじゃないかな~。

自分自身、硫黄島の戦闘についてほとんど知らないので、事実を知ると言うことだけでも、いいきっかけになったし・・・

ジュラルミンのようなくすんだ冷たいグレーな色合いが全編を貫いてて、悲しさを誘う。
彼らが迎えられる盛大なセレモニーで打ち上げられる花火が、硫黄島での照明弾と交錯したり、映像的にも良くできてます。

本編最後に次回「硫黄島からの手紙」の予告編が流れますが、すでに号泣!!

お金を払って見たいと思う久しぶりの映画です。



とにかく、戦争になったら悲惨な結果しかもたらさないのは明白。
そうならないために、政治には普段から関心を持たねば・・・
まずは、投票には必ず参加ですな。



この先は戦闘シーンについてです。
「プライベート・ライアン」での戦闘シーンがリアルで、気分が悪くなったという声を聞いたけど、その覚悟が必要な映像が出てきます。
ちょっとキツイシーンが。
知りたくない方は読まないでね。









戦場をリアルに描こうと、負傷兵の様子とか、銃弾に倒れるところとか、撃たれ兵士の上を戦車が轢いたりと結構容赦ないです。

日本兵が地下壕で、手榴弾で自決している残骸を映し出す。
アメリカ兵のイギーが日本兵によって地下壕に引き込まれ、その後遺体が発見される。
ここではそれを見た主人公の衛生兵の表情だけで、あー惨たらしい殺され方したんだな、と想像させるに留まっている。
これはさすがにアメリカ人として、そこまでは映像化できなかったのね・・・
でも、晩年主人公がうわごとで「イギーはどこだ?」と言ってしまう。
封印してきた過去も絶対消えない傷になったことを象徴してるんだけど・・・
これって、本国ではR指定??

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