久しぶりに「光とともに」を読んだ。
今、発行されている最後第14巻である。
「光」の家族がお父さんのお母さんの家に引っ越しをする話である。自閉症である「光」は、中学校を転校することになり、それにともない新しいことがいくつかある。なにもかも新しい環境の中で暮らさなければならない。自閉症の子にとって、一番大変なことである。
「光とともに」は、第1巻からずっと読んでいるが、自閉症児をもつ親や関係者にとっては、バイブル的な本である。
自閉症児が育っていく困難さやその対応が具体的に書いてある。でも、その子その子によって当然違うが、「その子の理解の仕方」や「共生する考え方」は多く学ぶことができた。
著者の戸部けいこさんは、今年2月1月28日に52歳の若さで亡くなり、「光とともに」は、未完の遺作になったが、闘病中に書いていた原稿を編集し、第15巻を完成させる動きがあるそうだ。
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