堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

フランスの旅⑥ リヨン歴史地区

2008-12-08 15:25:08 | 旅行記

11月27日フランスの旅も

「花の都」(ちょっと古いか)パリを終えて、

「絹の都」リヨンへと向かいます。

ついに憧れのリヨンです。



朝5:30モーニングコール、トランク6:30までに出して、7:00ホテル出発です。

前日夜遊びしておそかったので、それから荷物つめるのがたいへん。

同じホテルに4泊してたので、詰め込むまでトランク閉まるか心配。

でもOK。



パリからリヨンまでは空路でいきます。

シャルル・ド・ゴール空港より1時間10分の旅です。

機内でクッキーと飲み物をサービスされて、それを食べたらもう着きました。

気合を入れて第一歩を踏み出します。

抜けるような晴天です。


サン・テグジュペリ空港。

リヨンは『星の王子様』の作者サン・テグジュペリの生まれた町です。

すごいデザインのエアーターミナルです。


Cimg6363 サン・テグジュペリ空港


今にも羽を広げて飛び立とうとしている鳥のようにみえませんか?




まずはバスで世界遺産となっている「リヨン歴史地区」にむかいます。

フランス第2の都市であると感じさせる近代的な町並みを通り抜け、

ローヌ川の手前あたりから、川の向こうにぐっと古い建物が見えてきます。


Cimg6378_3  ローヌ川

Cimg6481  ソーヌ川

Cimg6468 ソーヌ川


橋をわたり歴史地区の中にはいると、時代がさかのぼります。

昼食後、バスは一気にフルヴィエールの丘まで登ります。

丘の上にそびえたつノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂の見学です。


Cimg6402_2 フルヴィエール・バジリカ大聖堂


外観はあっさりしているのですが、中に入るとその豪華さに驚きました。


Cimg6408  ネオ・ビザンチン風


ガラスのモザイクで作られた何枚もの壮麗な壁画があります。


Cimg6413 Cimg6423

         モザイク壁画  その拡大


リヨンらしく、金ぱくがふんだんに使われています。

リヨンがいかに繁栄した都市であったかがわかります。



外にでて、さあ、歴史地区の眺望です。

ソーヌ川とローヌ川、2本の川が街の中を流れ、その間の地区が「新市街」、

フルヴィエールの丘からソーヌ川までが「旧市街」です。

その両方をあわせて「リヨン歴史地区」として世界遺産に登録されています。


Cimg6432  手前が「旧市街」川の向こうが「新市街」


Cimg6434 「新市街」方面


Cimg6435 織物工場がたくさんあったクロワルス方面


何枚写真とっても広すぎて、全体像はおさまらない。

白い石の建物にレンガ色の屋根が印象的な、すばらしい景色です。



丘を少し下るとローマ時代の遺跡である「円形劇場」もあり、

Cimg6453  円形劇場


下まで行って、旧市街の町の中を歩いてみました。


このあたりは15、16世紀のルネッサンス形式の建物が多くのこっています。

中世の街にもぐり込んだような感じです。


Cimg6497_2 旧市街


 Cimg6490_2  Cimg6514



でも実際に人は住んでいて、生活をしながら、これらの建物を大事に使っているのです。

歩くと石畳がパリのものより、もっとゴツゴツした感じです。


Cimg6537_2 石畳



リヨン独特のトラブール(抜け道)に案内してもらいました。

扉をあけ建物の中に入っていくと、中庭があり、またその先に路地を進んでいくと

反対側の通りに出られたりするのです。


Cimg6500    Cimg6502

54の扉から入り    路地を奥へ


Cimg6504   Cimg6509

家々に囲まれた中庭に出て、  その先をいくと違う出口へ


Cimg6513_2    Cimg6512

27番の扉にでました   扉のところにある説明板


かつて絹の製品を雨でぬらさないで運ぶのに利用されていました。

その後、第2次世界大戦のときはレジスタンスの逃げ道にもなったようです。

迷路のようで、とてもエキサイティングな場所でした。




旧市街の真ん中にあるサン・ジャン大聖堂を見学。


Cimg6536 サン・ジャン大聖堂


Cimg6553 フルヴィエールの丘とバジリカ大聖堂



バスにもどる途中、焼き栗の屋台発見!

おいしそう!


Cimg6556


もう皆バスに乗り込んでいるけれど

海外物に精通しているJさんの「これ美味しいから、買う!」の一言で、

何人かで注文。

Cimg6557


焼きたてホカホカ、皮が薄くてパリパリして手でむけます。

栗が甘くて、おいしかった~。和栗や、甘栗とも違う甘さでした。




さて、私たちの為に遅れて出発のバス。

次はソーヌ川を渡って、「新市街」に入ります。

バスは市庁やオペラ座のある、かつても今も商業の中心地である

レピュブリック通りやデュ・ガレ通りをゆっくりと走ります。


Cimg6564_2 レピュブリック通り


Cimg6580_2 Cimg6588 

       デュ・ガレ通りに交差する通り



このあたりが、明治期、日本の企業や銀行が出店した場所です。


堅曹さんの同伸会社の支店もこのあたりにありました。

バスのなかから一生懸命写真を撮りました。




さて、夕飯は「美食の町」でもあるリヨン。

旧市街のなかのブション(Bouchon)と呼ばれる庶民的なレストランに行きました。


Cimg6617 「l’Amphitryon」

Cimg6605  Cimg6609


ボジョレー・ヌーボー、ボトルで頼んで、トリュフと一緒にグイグイと。酔っ払いました。



明日はいよいよ織物関係の見学満載です。

つづく。