中津川 オンブズマン・トーク

中津川市の市政を中心に内外の政治経済社会状況についてのトーク

世界の政治変動  一段落と見る。

2017-05-19 17:14:46 | 政治全般

いろいろあって、しばらくご無沙汰申し訳なし。

首題の件、先日の韓国の大統領選挙で一段落と見ます。この度の世界の政治変動は、

イギリスのEU離脱に端を発したと思います。イギリス人には大いにあり得ることであった

でしょうが、日本人には不可解でした。イキリスにおいてもEUを含めたグローバリズムの

深化の中で、貧富の格差の拡大、イギリスとしてのアイデンティ危機  こうしたことが根

底にあったのだと思います。

ついで私たちを驚かせたのは、アメリカの大統領選挙でした。2番手と見られていたトラ

ンプ氏が勝ってしまったのです。 アメリカファストを掲げ、グレイトアメリカアゲインを掲げ、

本命と見られたクリントン夫人を破ってしまいました。クリントン夫人は、黒人のオバマ大

統領の後継であり、いはばオバマ政治の後継であったのに  です。ここにもグローリズ

ム深化による社会の格差深刻化が如実でした。トランプ氏は転落する階層に立っていま

したから 原 も喝采したほどでした。

ついで瞠目したのはトランプ氏の直接行動でした。シリアの政府軍事基地爆撃でした。

化学兵器で子供を何人も殺したと言うので・・・。事実むごたらしい写真が報道されました。

  原もさすがに  と思いました。ついでアフガニスタンゲリラ地下壕爆撃でした。こんな

兵器があるのかと瞠目しました。 兵器について言えばシリアで見た、巡航ミサイルトマホ

ークにも改めて注目しました。オサマビンラデンを殺したのもこの技術のようです。 軍事

技術もとどまるところが知れません。

そうした中で緊迫したのが朝鮮半島情勢でした。北の核ミサイル実験でした。四月から5月

にかけて6度目の核実験が予想されました。アメリカは原子力空母を核とした殴りこみ艦隊

で北朝鮮を威嚇しました。海上自衛隊も同行しました。しかし 北 は実に賢く立ち回った

と思います。核実験は避け、申し訳のミサイル実験も、わざと失敗したのではないか と報

道されています。そうした北にアメリカは手を出すことは出来ませんでした。こうした中で手

を出せば、ソウル市は38度線から50キロ程で、北の砲撃にさらされ、何万人何十万人の死

者を予想しなければならなかったので、さすがに出来なかったということのようです。勿論

北の中短距離ミサイルは日本にある米軍基地を狙い撃ちするのは簡単で、日本の政府も

緊張しました。東北方面地方自治体では避難訓練さえ行いました。

こうした中で注目したのはフランス大統領選挙でした。呼び声が高かったのは極右とされる

女性候補(名前失念、原ボケた)でした。 しかしフランス人は選びませんでした。選ばれた

のは39歳の若い中道、EU積極維持です。これでドイツメルケル叔母さんも一息です。そし

て最後に韓国の大統領選挙です。前大統領罷免要求実現を受けての選挙でした。前大

統領罷免の大衆運動の盛り上がりは、ろうそくデモはソウルを埋めつくしました。結果 素

晴らしい候補が当選しました。新大統領は、条件が整えば北とも日本ともロシアともアメリカ

とも会談をすると言っています。これこそ今日の本命と見ます。

そこで朝鮮半島近海をうろついて、北を威嚇していたアメリカの殴りこみ艦隊も,なすことなく

帰路につくと思います。そればかりかトランプ氏はアメリカ国内で 「対ロ癒着疑惑で、特別

検察の追求を受けよう」としています。 トランプ氏は威勢はいいが、政治にはやっぱり素人

なのだと思います。

ここのとこしばらくの国際政治大変動は、一段落のように見ます。結論は韓国の大統領選挙

に見るように  原は「民衆の戦いの大勝利」と見ます。人類の今日の文化水準、進展の状

況からして、グローバリズムを完全に否定することは出来ないし、また一方韓国の旧政のよう

に特件のわがままも許されない   人類は民衆はもがきながらも、真にあるべきものを求め

て、闘い進んで行く  そう希望に溢れます。



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