ライブではこの曲を演奏することがしょっちゅうあるので、そのために改めてじっくり聴いてみたのですが、、、
本当にいい曲ですねぇ~。。。
ジャズのスタンダード・ナンバーの持つ良さと、新しさが同居しているので、ジャズ畑のひとにも、ポップス畑のひとにもよく取り上げられています。
エレクトリック・ピアノの夢見るような響き、フィル・ウッズによるとろけるようなサックス・ソロ、優しくなにかを訴えかけているようなビリーの歌、どれをとっても極上のポピュラー・ソングですね。
ビリーにふたつのグラミー賞をもたらしたこの曲、録音し終えた時は、
「まぁ、こんなもんでいいんじゃない?」
という、とってもアバウトな感じだったそうです。
前の奥方に捧げたものだっただけに、一時はステージで歌われなくなっていたみたいですね。
典型的なラブ・ソングです。歌詞の内容は「現代版マイ・ファニー・ヴァレンタイン」っていう感じ。
「ぼくのためにイメージ・チェンジしなくていいんだよ。服だって、髪型だってそのままでいいんだ。今の君だから好きになったんだよ」なーんて、こういうふうに真顔でささやかれると、やっぱり女性ってウットリしちゃうんでしょうね。
でも、青春時代を過ぎた今のぼくには、こういうことを口に出すのはかなり照れがジャマしそうだな~。でも、そんな気持ちで胸をいっぱいにしたこと、かつてはありましたよ。
[歌 詞]
[大 意]
ぼくを喜ばせようと思って
イメージ・チェンジなんてしないでおくれ
今までの君で ぼくは満足だよ
ありふれているから
飽きられてしまうなんて思っちゃだめだよ
どんな時だって 君を離しはしない
ここまで来たぼくたちだもの
楽しい時を受け入れてきたぼくさ
つらい時だって こころよく受け入れよう
最新流行の服なんて着ないでおくれ
髪の色も変えなくていいんだよ
口には出して言わないかもしれないけれど
いつも 君のことを想っているのさ
気のきいた会話なんていらないよ
疲れるだけだもの
気軽に話せる相手がほしいんだ
今のままの君がほしいんだよ
君がいつまでも
昔のままでいてくれたらそれでいいのさ
ぼくが君を信じているのと同じように
ぼくのことを 信じてほしいんだ
愛しているよ ずっと永遠に 心から きみに誓う
これ以上 深く愛せないくらいさ
今のままの君が ぼくはほしいんだ
◆素顔のままで/Just The Way You Are
■シングル・リリース
1977年9月
■作詞・作曲
ビリー・ジョエル/Billy Joel
■プロデュース
フィル・ラモーン/Phil Ramone
■歌・ピアノ
ビリー・ジョエル/Billy Joel
■収録アルバム
ストレンジャー/The Stranger (1977年)
■チャート最高位
1978年週間チャート アメリカ(ビルボード)3位(1978.2.18)、アメリカ(ビルボード・イージー・リスニング)1位、イギリス19位
1978年年間チャート アメリカ(ビルボード)17位
1979年グラミー賞 最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞
■録音メンバー
ビリー・ジョエル/Billy Joel (vocals, piano)
ダグ・ステグマイヤー/Doug Stegmeyer (bass)
リバティ・デヴィトー/Liberty DeVito(drums)
リッチー・キャナタ/Richie Cannata (sax, flute, clarinet, organ)
スティーヴ・カーン/Steve Khan (guitar)
ハイラム・ブロック/Hiram Bullock (guitar)
ヒュー・マクラッケン/Hugh McCracken (guitar)
スティーヴ・バー/Steve Burgh (guitar)
リチャード・ティー/Richard Tee (electric-piano)
ラルフ・マクドナルド/Ralph MacDonald (percussion)
フィル・ウッズ/Phil Woods (sax solo)
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この曲が昔から大好きだったので思わずコメントさせてもらいました。
特にフィル・ウッズのソロは格別ですよね!
この曲も大好きな一曲です。
でも、ビリージョエルにしては少し異色な曲の1つでもありますよね。
僕の一番好きな曲は「James」です。
曲の美しさもありますが、あの詞はどんどんと身に染みてきています。
「James,Do you like your life?」
とても答えられません。。。(笑)
You Tube「James」
http://www.youtube.com/watch?v=gYDNTPNLwxI
ぼくもこの曲のフィル・ウッズのソロが大好きなんですよ。
あ、そういえば「スピーク・ライク・ア・チャイルド」、シンクロしてましたね。思わずニッコリしてしまいました~(^^)
ビリーはアメリカン・クラシック・ポピュラー・ソングス(いわゆるスタンダード曲)のコード進行をうまく使うことで知られていて、この曲もジェローム・カーンとかジョージ・ガーシュインなどのそういう要素が大いにあるんですね。だからビリーの特徴のひとつが出ている曲とも言えると思いますよ。でもビリーの作品全体からすると異色なんでしょうか~
「James」は未聴でした。これまた良い曲ですね。ご紹介ありがとうございました。(^^)
なんとなく、朝の明るいさわやかなイメージがあります。
聞いていると、今日一日どんな人と会うんだろう?どんないいことがあるんだろう?
って、気分がウキウキするようなメロディーですね。
あ、私は某量販店に勤めていました。^^
エレクトリック・ピアノの音色が朝を感じさせるんでしょうか。サックスの音も朝一番に聴くと清々しいですよね。
たしかに朝聴くと期待感が膨らむ曲だと思います。合うのは夜ばかりじゃないですね~
自覚はなかったけど、知らず知らず、その時代のポップスの中を泳いでいたのかもしれませんね。
ぼくは、アルバムでは「ストレンジャー」と「ニューヨーク52番街」が好きなんですが、あとはベスト・アルバムで手っ取り早く済ましちゃってます(汗)。でも知っている曲、結構あるんですよね。それだけ世間に広まっていたってことでしょうか~(^^)
これはビリーさんの中では一番最初に買ったアルバムです。
目的は「ストレンジャー」でした・・・(汗)
でも、ご安心ください! 「素顔のままで」は確かシングルまでも持っております♪(笑)
ビリーさんはいろんなタイプの曲を作りますよね~
素顔のままだと・・・誰だかわからない人もいますよね(汗)
哀愁好みのNobさん、「ストレンジャー」のイントロの口笛にメロメロになったんでしょうか~
おっ、「素顔のままで」はアルバムの中でも気に入った曲なのですね。この曲にはやはり女心をくすぐる何かがあるんでしょうか。
スッピンで会った時、「あんた誰?」と思ってしまった人、たくさんおります・・・(汗)
あ、ビリーさんはジャズ風からロケンロールまで守備範囲が広いですよね。そこも魅力のひとつでしょうね。