ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

かもめの帰宅

2010年04月12日 09時17分19秒 | 山羊の話
かもめを引き取りに行った。
覚えてるかなぁ、忘れたかなぁ・・・

車を止めると、かもめが連れられてやってきた。
小屋では雄山羊の悲しそうな鳴き声が。
人間の都合でせっかく一緒になったのにもう別れないといけない。
でも仕方ないね。いつまでも預けておくわけにはいかないから。
かもめは車に乗るのを嫌がった。
そして小屋に戻りたさそう。
でも根がおとなしい子なのでそんなに暴れることもなく、乗せることが出来た。
車の中でも糞尿をする事もなくじっとしていた。
これがあの不良山羊ユキの子だとは信じられない。

家に着き車から降ろすと外に出て行こうとする。
やっぱりあの小屋に戻りたいのだな。
でもここがかもめの家なんだよ。
聞き分けのいいかもめはすぐにあきらめて自分の部屋に向かう。
そして部屋に着くとまず母親のユキに部屋越しに顔を寄せ合って挨拶をした。
それから姉さんのねねとも部屋越しに顔を寄せ合って挨拶をした。
それですっかり落ち着いたのかいつものかもめに戻った。

うまくいってたら9月9日頃子山羊が生まれる。
父親は素朴で優しい感じのザーネン。
それできっと優しい子が生まれてくるだろう・・・と、思うのだけど・・・
それとも隔世遺伝でユキのような子が・・・(!)
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かもめ

2010年04月11日 03時42分25秒 | 山羊の話
山羊のかもめを預けてもう一ヶ月。
発情が弱くてもう少し様子を見るということで延び延びになっていた。
昨日連絡をうけて、今度は大丈夫だろう、という。
予定日は9月9日。
かもめは5月5日生まれなので9月9日だったらとてもおぼえやすくていい。
上手く産まれたら今までで最も遅い出産記録。
でも出産前の食欲旺盛な時期に草いっぱいの夏を迎えるのは助かる。
今まではたいてい冬なので餌やりに苦労した。
今日引き取りに行く。
1ヶ月ぶりに会うけどおぼえているよね。
まさか忘れてしまって、あんた誰?・・・なんてことないよね。
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タケノコ

2010年04月10日 18時35分12秒 | 田舎暮らし
毎日タケノコを掘っている。
でもまだ最盛期というわけではなくまだ小さい。
タケノコはたいして好きでもないけど、ほっといたら猪や鹿やそれに人間(?)にやられるのでついついむきになってとってしまう。
以前はせっかく出てきたのだから竹のために少し残しといてやろう、と思ってたけど、
残しといても全部、猪や鹿にやられるのでそれは無駄なこと。
猪や鹿、それに人間を交えて少しは残そうという協定を結びたいのだけど、猪や鹿がそしてそれ以上に人間が守ってくれそうにない。
というわけで芽を出しても出してもことごとことられてタケノコのシーズンが終わる。
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イタチとの遭遇

2010年04月09日 12時38分22秒 | 田舎暮らし
イタチやテンは鶏飼いの天敵。
このかわいい小動物が鶏小屋に入るとたちまち獰猛な殺し屋になる。
自分の食べる分だけ殺すのならまだしも、
狩猟感覚で殺しまくり全滅させてしまう。
殺すことが楽しいらしい。
それさえなければ・・・結構可愛い動物なんだけどね。


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たちあがれ日本

2010年04月08日 08時43分13秒 | ニュースの中から
こうも次から次へと新党が出来ると、みんな名前をつけるのに苦労するらしい。
新党日本、国民新党とか・・・までは何とか政党名らしいけど、みんなの党、となるとちょっと苦しい。
そして今度は「たちあがれ日本」
他になかったの?と思ってしまう。
それに略称は何になるのだろう?
「たちあがれ」になるのだろうか?
どうもこの言葉には個人的な願望がこめられているように思う。
平均年齢がものすごく高いというこの人たち。
あんたたち今まで充分遊んだんだろう、もういいじゃない。
といいたくもなるのだけど、どうやらこの道だけは年齢とは関係ないものらしい。
でもどうか子供たちの前ではこの略称を口にしないよう。

えっ、何の話?
もちろん「たちあがれ日本」の話です。
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萌えいずる春

2010年04月07日 13時40分35秒 | 田舎暮らし
蕨がでてきた。
萌えいずる春というにはかなり肌寒いけど、でも蕨を見ると春がきたんだ!と思う。
ここでは昔はいっぱい蕨がとれてたけど今はもうないと聞いていた。
それで毎年のように春になると遠くまで蕨をとりに行っていた。
でも去年ふと見かけた、それがなんと家の裏の畑のそばで!
今まで気づかなかったのは鹿が食べてたのかもしれない。
それで今年はネットをした。
今年こそ我が家の蕨を食べれそうだ。

蕨だけではない、ウドもたらの芽もどんどん出てきている。
山菜の季節がやってきた。
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さくら

2010年04月06日 08時49分32秒 | 山羊の話
ここ旧出雲街道は今満開の桜と菜の花でいっぱい。
車でスピードを上げると一面淡い薄ぼんやりした世界が現れる。

 世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

きっとたいていの人は桜を見るとこの在原業平の歌を思い出すことだろう。
この歌、風流の押し付けというか嫌味を少し感じるけどでもまあ、軽く受け止めるのがいいのだろう。
それにこの歌はいくらでも応用が利く。
きっと誰だって直ぐに思い浮かべうだろう(?)

 世の中に耐えてお酒のなかりせば年中心は寂しかるべし

でもやっぱり桜というと都都逸風に軽く流したい。

 咲いた桜になぜ駒とめる駒が勇めば花が散る

これも山羊飼いなら誰でも直ぐに別バージョンを思い浮かべる。

 咲いた桜になぜ山羊とめる山羊が暴れて花が散る

しかし山羊をとめると花が散るだけではすまない。
幹をガリガリかじって木が枯れる。
山羊を桜に繋ぐと想像しただけでも山羊飼いははらはらする。

 浜の真砂は尽きるとも世に山羊飼いの悩み尽きまじ

そう、山羊飼いはいつもはらはらどきどきして暮らしている。

 世の中に絶えて山羊のいなければ年中心はのどけからまし
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ネクスト ワン

2010年04月04日 06時18分44秒 | 田舎暮らし
梅雨のような天気がやっと終わり、久し振りの快晴!
ちょっとやっては中断していた薪置き場作りを始めた。
寸法を測って材木に赤鉛筆で印していく。
これはとっても神経を使う一番苦手な作業。
でもよく考えてみると得意な作業って・・・?
そんなのは何一つないことに気づいた。
ノコギリは・・・まっすぐ切っても勝手に斜めに動く。
ノミは・・・穴を開けると、いつも小さすぎるか大ききすぎる。
釘は曲がり、カンナはでこぼこが大好き。
カナヅチはいつも釘よりも手を狙っている。
おまけにこれを使っている、というか、これらに使われているというか・・・その本人は休憩が大好き。
ベテランの庭師のように、ちょんちょんと枝にはさみを入れては縁側に座って、お茶を飲みながら庭木をながいこと眺めてるように、
ちょっとやっては、う~ん、とか、何かぶつぶつ言ってはすぐ手を休める。
傍目にはさぼっているようにしか見えないけど、本当は美へのこだわりのため頭の中ではめまぐるしく働いている。
それがたとえ薪置き場であっても少しも妥協をしない。
う~~~~ん。
それに不思議と薪置き場作りをやりだすと他のし残した仕事が気になる。
あっ、いかん、山羊の餌の草を集めとかないと!
ウドの芽が出ているかもしれない、落ち葉をかけなぁ!
電気柵はだいじょうぶかな?鹿にやられてないかな?
そのたびに中断しては見に行く。
これじゃぁいつまで経ってもできるわけないよね。
でも頭の中ではすでにとっても素晴らしい薪置き場が出来上がっている。
しかし・・・そう、きっと今回もまた完成したときには、あれっ?こんなはずじゃ・・・
と思うだろう。
そして出来の悪い道具たちを恨めしく見ながら、まっいいか・・・
ということに早くもなりそうな予感。
でもきっとそのうちに最高の作品が出来るだろう。
そうこれだけは自信を持っていえる。
今までで最高の作品は?と聞かれたら、
ネクスト ワン!!!!!
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哀帝

2010年04月03日 08時52分09秒 | ニュースの中から
中国の歴代の王朝の最後の皇帝はたいてい「哀帝」という。
いかにもこの言い方には、情けない、惨め・・・という感じがよく出ている。
ところで最近の自民党の総裁、ますます哀帝の雰囲気が出てきてませんか?
鳩山邦男さん離党の時は「あっ、そう」って感じだったけど、与謝野さん離党となるとそうも言ってられないだろうね。
その上若林くん、なんと青木くんの代返で辞職。
あ~あ、やってもうた。代返は昔の大学の授業のときだけにしてたらよかったのにね。
いよいよ自民党も分裂・・・かな?
と思って最近の民主党の鳩山さんを見ると・・・
なんか哀帝・・・という雰囲気でてません?
民主党も分裂・・・かな?
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都市部と田舎町の人たちとの散策と交流の集い(5)

2010年04月01日 05時22分31秒 | 田舎暮らし
帰りは来た道ではなく別の車が通れる道があった。(よかった!)
目高村という廃村寸前の集落を通った。(よかった!)
平均年齢が80という。
村の原点みたいな、とっても懐かしくて、そこにいるだけでうれしくなる。
桜はまだぽつぽつだったけど、満開だったらさらに良かっただろう。
でも出来れば桜ではなく桃にしてほしい。
桃が満開だったらすっかり桃源郷と思っただろう。
辺りは耕作を放棄した田んぼや畑ばかりなので、そこに桃を植えたらどうだろう?
桜はありふれているので、一面桃の花!のほうがきっと喜ばれるだろう。
桃はオーナー制にして都会からオーナーを募集したらいい。
そして花見、収穫、剪定・・・とそれぞれイベントをして人を呼び集める。
また桃ジュースや桃酒(できるかどうか知らないけど・・・)なんかを特産品にしたらいい。
桃は桜よりもずっと役に立つ。



それから花いっぱいの村にしよう。
たまたまイベントに来た人が花いっぱいの村を見てまた来たい!と思わせるように。
花は里にふさわしいありふれた育てやすい方がいい。
石垣が多いので芝桜、それから秋はコスモス、梅雨のころはアジサイ、春は菜の花。
ボランティアの人に協力してもらって花いっぱいの村にしよう。



それからせっかくの「目高村」という地名。
俗称を「めだか村」と変えて、日本メダカをいっぱい飼おう。
そして全国各地で絶滅寸前のメダカをめだか村から再生しよう。
沢には水がいっぱい流れていたので、ちょっと引いたら飼うのは難しいことではないし、メダカは直ぐに増える。
後は自然に任せておけばいい。
こうして廃村寸前の村をよみがえらせることが出来る。
あっ、いかん山羊だ。山羊をわすれていた。
やっぱり村には山羊。
それから鶏。
日本の田舎にはやっぱりセットとして山羊と鶏が必要だ。
花いっぱいの村を眺めてたらどこかから「め~~~」という間の抜けた鳴き声が・・・
あっ、山羊!
すると今度は「こけこっこ~~~」と騒がしく雄鶏が鳴きだす。
日本の村はかくありたい。
こんな村に「めだか村」をしませんか?
日本の再生は「めだか村」から!

・・・なんてよそ者なので気楽なことが言える。
でもほんとにそうなったらうれしい!


下りは楽で右手に上月城の山を見ながら直ぐに出発点の歴史資料館についた。
その日だけは特別に無料だったのでもちろん見た。
上月合戦の展示、それもパネルがほとんどでそれ以外歴史的には見るものもなく、もっと展示に工夫が必要だと思った。

5時過ぎに家にたどり着くと。
山羊が「め~~~~」
鶏も「こけこっこ~~~!」
メダカも「・・・・」
ごめんごめん、すぐ餌をやるからね。
そう、ここも日本の昔懐かしい里山なんだよね。
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