ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

サイダーとラムネ

2006年06月02日 12時16分24秒 | 田舎暮らし
最近清涼飲料水はほとんど飲んでない。でも、夏がくると飲みたくなる。
清涼飲料水というと昔はサイダーとラムネしかなかった。
中身はほとんど変わらないのにサイダーというと大人の飲み物、ラムネは子供の飲み物だった。

サイダーはコップについで飲むけど、
ラムネはあの独特のビンで直接飲む。
店においてある専用の栓抜きで中のビー玉を強く押すと、
あわが勢いよく飛び出してくるので一滴も逃がさないように慌てて口に含んだ。

ラムネをうまく飲むのはなかなか難しい。
ビンを上にして飲むとすぐビー球が入り口をふさぐし、
水平にして飲むと少ししか飲めない。
それで水平よりやや高めに構えて飲む。
けれども少なくなってくると次第に上に構えてくる。するとまたビー玉が邪魔をする。
それで時々ビンを下にしてビー球を落としたり、舌を差し込んでビー玉をよけながら最後の一滴まで飲み尽くす。
飲んでしまったあと、ビンの中に残ったビー球を見ると、このまま返すのが惜しくなり、
何とか取り出せないかなと指を突っ込んだりしたあげく、結局無駄なことがわかり仕方なくビンを返す。
ごくまれにビンを手に入れることができると、ビンを割ってビー玉を取り出し、ものすごく得した気分になる。
本当はビンのほうがずっと高いのだけど・・・

サイダーにはこのような楽しみはない。
サイダーは栓抜きで栓をあけてコップについでもっぱらお客さんに出した。
でもたまにサイダーを飲むとちょっぴり大人になった気分だった。

サイダーといえば三ツ矢サイダー。
どこだか知らないところで、生まれてくる。
でもラムネが生まれるのは街の小さな工場。
大きな機械から次々に生まれてくるラムネを工場の窓の外からいつまでも眺めていた。

子供はサイダーよりもラムネのほうがずっと好きだ。
でもラムネのビンは厚いので中身はちょっとしか入ってない。
それがとっても不満だった。
もっと大きなビンで腹いっぱい飲めたらな。
そして飲んだあとあのビー玉を取り出すことができたらな。
それが子供のころの最大の願いだった。

ラムネはやっぱりあの重いラムネのビンで飲むのがいい。
プラスチック製のラムネのビンでは飲む気になれない。
そしてビー球と戦いながら飲むのがいい。
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昼寝

2006年06月01日 13時24分41秒 | 田舎暮らし
卯の花、ウツギが咲きだした。
昼間はちょっと動くともう汗びっしょり。
でも夜になるとひんやりする。
カエルの声も一段と大きくなり
蛍のうわさもちらほら聞こえてきた。

昼寝は貧者の楽しみ。

汗びっしょりの体をシャワーで流し、
体を縁側のひんやりした板に横たえると、
吹き抜けの風が心地よく眠気を誘う。

目を瞑り耳を澄ますと、
小鳥と虫の鳴き声の子守唄が
疲れきったからだを浅い眠りのとりこにする。

日は傾き風が肌寒く感じるころ、
金縛りの体もようやく軽くなり、
夕べの仕事へと起き上がる。

暗くなるまで今日もまた仕事は続く・・・

昼寝は貧者の楽しみ。
昼寝の季節がやってきた。
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