ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

赤い鳥(4)

2020年06月20日 17時32分51秒 | 田舎暮らし
幕末・維新、西洋に追いつけ追い越せ!
そのためにはより多くの人にいち早く西洋の文化・文明を理解してもらわないといけない。
そのために必要なのは外国文化の日本語化。
外国語を理解するにはとっても労力と時間がかかる。
そんな無駄なことをするのは一部の人間だけでよい。
そう適塾や杉田玄白の「解体新書」の翻訳、あんな苦労をするのは一部の人間だけでよい。
いち早く西洋文明を理解するために、みんなが理解するために必要なのは翻訳、日本語にすること。
それで、外国語をそのまま使うのでなく、とっても苦労して日本語に訳した。
でも概念のない単語を訳すのはそれはそれは、とっても難しい。
英語やドイツ語などの欧米語をそのまま使った方がずっと簡単だ。
でもそのためにはみんなが欧米語を知らねばならない。
ハードルはとっても高くなり、一般の人はなかなか理解できない。
そこで普通だったら欧米の植民地に見られるように、欧米語を理解出来る一部の特権階級と無知な民という構図が生まれる。
しかしそれではいつまでたっても欧米を追い越すことはできない。
それでこれを打破したのが翻訳文化だ。


そこで有効だったのが漢字文化。
漢字は文字事態に意味がある。
翻訳された漢字を見て外国語を知らなくてもある程度の意味を知ることができる。
さらに同じ漢字文化圏の人とも言葉を共有することができる。
漢字のない欧米の植民地だったらこうはいかなかっただろう。
いつまでも植民地文化を続けていただろう。


こうして政治、経済、科学、文学、芸術、体育・・・などで多くの訳語が生まれた。
外国語を日本語にしてしまったら外国語を覚える必要はなく、字を見ただけで大体の意味を知ることができる。
これこそ外国の文化を理解する最も手っ取り早い方法だ。
そして日本はいち早く近代化することができた。
さらには鎖国が終わり維新になってから、中国や朝鮮から留学生が日本にたくさんやって来た。
そして日本の訳語を通して容易に西洋の文化を理解することができた。
今でも中国語・朝鮮語から日本語を除いたら文章・会話が成り立たないのだから。
これは言葉は通じなくても字を見ただけである程度その意味が分かる漢字文化のおかげ、そして日本人の翻訳のおかげ。
漢字が読めなくなった南北朝鮮人。
そこで言いたい!
あんたら自分たちの歴史書を読むことができない、知ることができない。
歴史を自分たちの都合よいように偽造・捏造する時の政府・政権にただただ振り回されるばかり。
ねえ、こんなこと恥ずかしいと思わない?
いったいいつまで植民地根性を続けるつもり?
ねえねえ、あんたら少しはまじめに自分たちの歴史を振り返ってみたらどう?


いえいえそんな話ではなかったな。
昔々、万葉時代の話。
明治維新以上に(文字がなかった時代に)隋や唐の文化を受け入れた、
その時一番大切なことは文字を、漢字を受け入れたこと。
文法が違うので、だれでも、なんとか理解できるように「レ点」をつけてなんとか読んだ。
(英語を勉強するときレ点をつけて読むか?!)
さらには万葉仮名を生み出してこれが「かな」や「カナ」に繋がった。
今でも数多く残っている漢字のおかしな読み方、それも万葉起源のものが多い。
「飛鳥」と書いて「あすか」と読む、どうして?
それは明日香の枕言葉「飛ぶ鳥の明日香の宮の・・・」からきている。
「東雲」と書いて「しののめ」と読む、これも万葉時代のいいかげんな当て字。
ねえ、全国の長谷川さん、どうして「長谷」と書いて「はせ」と読むか知ってる?
それは奈良の地名・長谷寺がある初瀬(はつせ)からきている。
初瀬は長い長い谷が続いている地形、そこで初瀬を「長谷」と表記した。
そして「はつせ」・・・「はせ」・・・「長谷」となった。
そうそうこんな、いい加減な読み方で生まれた地名・名前なんだよ。
えっ知らなかった?
そうそう全国の長谷川さん、(ここはチコちゃん風に)「ぼけっ~と生きてるんじゃねぇ~よ~~~!!!」」

いえいえこんな話じゃなかったな。
唱歌の話だった。
でも・・・そろそろ酔っぱらってきたな~~~
続きは次回。
そうそう毎日、ぼけっ~と生きてるのでありますよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫陽花 | トップ | 山羊石鹸 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

田舎暮らし」カテゴリの最新記事