又吉直樹「劇場」を読んだ。
娘が演劇系で下北沢当たりの小さな劇場にも行ったことあるので、とっても興味深く読んだ。
がっぽりがっぽり稼いでいるのはほんの一握り。
あとはみんなその日暮らしの貧しい貧しい暮らしをしている。
講演が決まると途端に貧乏する。
だって仕事をやめて練習に専念しないといけないから。
それで正職にはつけない。
パートでかつかつの生活を送る。
そんなことが(ほんの少しはわかっているので)興味深く読んだ。
この作者の目はとても冷めている。
こんな冷めた目で漫才の台本が書けるのだろうか?
と、ついつい思う。
いやいや覚めてるからこそ書けるんだとも思う。
芥川賞をとった「火花」では横山やすし風な芸人を冷たく観察してた芸人がいた。
そして「劇場」ではとってもかわいい女性の心をずたずた気づつけてしまったどうしようもない男がいた。
でもそこにあるのは世渡り下手な不器用なシャイな本当は弱い心の優しい男。
こんな本を読むととってもやるせなく、とっても侘しく、とっても悲しい。
娘が演劇系で下北沢当たりの小さな劇場にも行ったことあるので、とっても興味深く読んだ。
がっぽりがっぽり稼いでいるのはほんの一握り。
あとはみんなその日暮らしの貧しい貧しい暮らしをしている。
講演が決まると途端に貧乏する。
だって仕事をやめて練習に専念しないといけないから。
それで正職にはつけない。
パートでかつかつの生活を送る。
そんなことが(ほんの少しはわかっているので)興味深く読んだ。
この作者の目はとても冷めている。
こんな冷めた目で漫才の台本が書けるのだろうか?
と、ついつい思う。
いやいや覚めてるからこそ書けるんだとも思う。
芥川賞をとった「火花」では横山やすし風な芸人を冷たく観察してた芸人がいた。
そして「劇場」ではとってもかわいい女性の心をずたずた気づつけてしまったどうしようもない男がいた。
でもそこにあるのは世渡り下手な不器用なシャイな本当は弱い心の優しい男。
こんな本を読むととってもやるせなく、とっても侘しく、とっても悲しい。