ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

永遠のゼロ

2015年08月01日 04時41分21秒 | テレビの中から
たまたまテレビで「永遠のゼロ」をやってたので見た。
原作を読んでいたので、原作の世界のほうがずっと広く深く感じたけど、
でも意外とよく描けていた。

ただ小説に出てくる朝日新聞の記者らしいひとの、
特攻は自爆テロと同じだ、洗脳されていただけだ、という意見が、
たんに合コンにの話題として描かれていたのには苦笑させられた。
そこは、業界のしがらみ、というわけだ。

小説だけを読んだ人、
あの映画やテレビだけを見た人、
きっとその印象はそれぞれまったく違うだろう・・・

時代に流されるのは簡単なことだ。
個人が時代に逆らっても所詮先は見えている。
でも「卑怯者」を通すのがどれほど勇気がいることか・・・
特攻で死んでいった人たち。
この無謀な計画のためにどれほど多くの人たちがむざむざ死んでいったか。
日本の本当の敵はアメリカではなく保身のことしか考えない、仲間内のことしか考えない軍事官僚ではなかったか。
ミッドウィエー、インパール。
もっとさかのぼったら日露戦争の203高地。
無能な司令官や参謀たちのためにどれほど多くの人が死んでいったか・・・

なんてことを考えてると、まったくやりきれなくなる。
コメント
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