ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

カモメを迎えに・・・~神子畑選鉱場跡と神子畑鋳鉄橋

2011年12月22日 16時26分49秒 | 田舎暮らし
さて水汲みを終えて、いよいよ山越えをして朝来市に入る。
ここはものすごい急カーブの連続でブレーキばかり踏んでいた。
下りだったから良かったけど、上りはかなり大変だろう。
ともあれ何とか難所を乗り越えほっとしたところに神子畑選鉱場跡があった。
ここは昔は鉱山。
それから鉱石を選別する工場になった。
山向こうの明延鉱山の鉱石を選別していた。
明延鉱山もすでに廃坑になっている。
ここは何度か通り過ぎたことがあるけど、ひっそりしていた。
きっと見学者も少ないだろう。
この鉱山は日本有数の鈴の鉱山で採算が取れなくて閉山しただけで今でも鉱脈はいっぱいあるらしい。
神子畑選鉱場も廃工になり数年前に工場跡も取り壊された。
山の斜面に作られた壮大な規模の工場で壊されたのがとっても惜しまれる。
跡地を見ると当時のことがしのばれる。

http://kobe-mari.maxs.jp/asago/mikobata.htm

古民家の保存は行われても古工場の保存が行われることはほとんどない。
これだってりっぱな遺産ではないか。
たとえ長崎の端島(軍艦島)のようにほぼ放置と言う形であれ、そのまま残してほしい。

神子畑選鉱場跡から少し降りたところに神子畑鋳鉄橋がある。
日本最古の鋳鉄橋らしい。
ひっそりしたところにひっそりかかって余生を送っている。

http://kobe-mari.maxs.jp/asago/mikobata_tekkyo.htm
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カモメを迎えに・・・~阿舎利の水

2011年12月22日 13時51分00秒 | 田舎暮らし
山羊のカモメを迎えに行った。
種付けに1週間預けていたのだ。
高速だと1時間10分で行けるところを、下の道を遠回りして、寄り道しながら3時間かけて行った。

最初の寄り道は隣の市(宍粟市)の名水汲み。
この市には名水の名所がたくさんある。
ここは市とは言っても合併でかろうじて(?)市になったところで、面積は淡路島くらい広い。
そのほとんどは山なので名水があちこち湧き出ている。
もっとも隣の町佐用町も山ばかりなのできっと名水はあちこちで湧いているのだろうけど、名水の名所は聞かない。
これは行政の宣伝と整備とセンスの差だろう。
というわけで山羊を迎える途中で「名水」を汲みに行った。
前行ったのは「行者の水」という水。
汲んで帰ってきて家で飲んだら・・・たいしたことなかった。
まずくはないけど、特別美味くもなかった。
一番手近なところで間に合わせようとしたのが敗因だったか・・・
そこで今度はもうちょっと遠いところに汲みに行くことにしたのだった。
でも本当は「千年水」と言うのを汲むつもりだったのだけど、道がよくわからなかったのと、「阿舎利の水」という看板が眼に入ったのでとりあえずそこにしたのだった。
どうも兵庫の北部の看板は親切ではない・・・ような気がする。
それで看板にばかり頼っていると道を間違えてばかりいる。
ともあれ阿舎利の水、これがまた大変なところで、細い、細い山道をだらだらと上る。
途中何度も引き返そうかと思いながら、それでも引き返す決心もつかずに、さらに上る。
途中に看板もなく、すれ違う車もなく~あったら狭い道なので大変だったけど・・・~そしてやっとたどり着いた。

普通名水と言うと、宮などでそれらしく由緒などをかいてるところが多いのだけど、ここは道端に単に水が出てるだけ。
蛇口というか、水が出るところはペットボトルを切って作っていて、がっかりした。
「阿舎利の水」と言うからにはちいさな宮の一角で湧き出ているものとばかり思ってそれらしい雰囲気を期待していたのだけど・・・
「阿舎利」と言うのは集落の名前らしい。
水を汲んでいると何台か車が通っていったので、まだ奥にその集落があるのだろう。
いったいこんな山奥でどんな暮らしをしているのだろう?

ところで水は?
飲んでみたけど普通だった。
まずくはないけど・・・
特別、美味い!というわけでもない。
もっと便利なところにあったらともかくも、不便な思いをしてまでも行くほどでもない。
ともあれ危険な山道を何とか無事に戻って来た。

阿舎利の水
http://www.nishiharima.jp/cgi-bin/spot/index.cgi?mode=preview&select=051031000329
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煙突の掃除

2011年12月22日 09時09分55秒 | 田舎暮らし
やっと達磨ストーブの煙突の掃除をした。
玄関のうちも外もメダカの水槽も新聞紙をいっぱい敷き詰めて・・・
園芸用の支柱の先に雑巾をくくりつけて、
脚立に乗って、ゴシゴシゴシ。
煤がいっぱいたまっていた。
どさっ、どさっ、どさっ、と落ちてきた。

掃除を終って、跡片付けをして、さあいよいよ点火。
杉の葉と小枝と薪をストーブの中に入れて・・・
マッチをすり、杉の葉につける。
最初はくすぶり、次第にめらめらめらと火が広がっていく。
外に出ると、かすかに煙が見えて、
そのうちどっと立ち上る。
それを見てうんうんと一人でうなずき、
また家の中に入り、ストーブの窓を調整する。
うんうんとまたうなずいて、薪をくべ足す。

そのうちほんわかと暖かさが伝わって、
そのうちぽかぽかと暖かさが伝わって、
そのうちからだの中まで暖かさ、というよりも暑さが伝わってくる。

ストーブの季節が始まった。
薪つくりの日課が始まった。
コメント (2)
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