ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

城崎旅行~K酒造

2011年12月19日 09時17分05秒 | 酒の話
城崎の近く、久美浜にイギリス人が杜氏をやってるというK酒造がある。
以前たしかテレビで見た記憶がある。
それで久美浜見物の帰り道、ちょっとよってみようと思った。
でも時間がなかったので残念ながら素通りした。

酒造は門構えは小さいけどそれらしい雰囲気の酒造。
あんな雰囲気の酒造は大好きだ。
そしてたまたま、道の駅みたいなところがあったのでよったら、K酒造の「飲みくらべセット」というのがあったので買った。
中には1号瓶が3本入っていた。
大吟醸と純米吟醸と本醸造の3本が。
そして呑みくらべた・・・

この3本に共通する特徴は水っぽさと物足りなさ。
きっとイギリス人杜氏は、「美味しい水のような酒」を作りたかったのだろう。
でもその思いは空回りしている。
「美味しい水のような酒」ではなく「水で薄めた酒」の味しかしない。

・本醸造はたしかにラベルに「あとくちすっきり」と書いてあるように醸造酒によくあるような後味の悪さ、甘ったるさはない。
でもそれだけで何も残らない。
・j純米吟醸はラベルには「旨みがしっかり」と書いてあるけど、旨みと言うよりも辛口特有の苦味を感じる。それで後味はむしろ本醸造のほうがいい。
・大吟醸は確かに大吟醸特有の味~フルーティーとまではいかないけど~はするけど、ラベルには「のどごしさわやか」と書いているけど、さわやかというより後口に残る。
極端に言えば渋柿をたべた感触だ。
こうして飲みくらべると、意外にも本醸造がいちばん飲みやすい。
変に甘ったるい昔の灘や伏見の醸造酒よりも飲むだけだったら、酔うだけだったら、こちらのほうがいい。
でもやっぱりせっかく飲むならもう少し味のある酒を飲みたい。
コメント
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