ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

読心機

2008年12月16日 07時20分22秒 | 雑感
頭の中に浮かぶ画像を読み込むことができるソフトができたらしい。
これは臨死体験に使えるかも知れない。
臨死のとき多くの人が共通の体験をするらしい。
でもそれをほとんどの場合誰にも語ることができなくて死んでいく。
その体験を画像処理で他の人が見ることができるようになるかも。

そのうちこの逆のことができるようになるかも知れない。
脳を刺激して画像を頭に描かせることが。
これができると、毎晩好きな夢を見ることができる。
映画を見るように夢を楽しむことができる。
また目の見えない人もこれで絵や映画を見ることが、家族の顔も見ることができるようになるだろう。

近未来には今のMRIのような巨大な機械ではなく、携帯できる機械が登場する。
そして人の心の中を読むことができさらには人をコントロールできるようになる。
・・・なんて考えると、昔読んだ「読心機」というSF小説を思い出す。
人は考えるときは頭の中で言葉を出して考える。読心機とはこの言葉を読み取る機械なのだ。この機械が発売されると爆発的に売れて、みんな競って人の心を読み取った。でもそのうちにまったく売れなくなった。というのも頭で考えたことと実際の行動はちがうから何の役にも立たないことがわかったから。
「こいつ、どついたろうか!」とか「殺してやる!」とか「死にたい」とか思っても実際にそんな行動に出る人はほとんどいない。本当は好きなのに「あんたなんか、だ~い嫌い!」なんて思われることもあるだろう。
というわけで「読心機」では本当の心の中は読めないのだ。
これと同じように頭の中に浮かぶ画像を読みとってもそれが本当の心の中を読めたとはいえないのだ。
コメント
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