群馬全国初日2/2

暮れない
　主要登場人物は皆女子が演じる子供。ギャグは有るけど必要以上にははしゃがない。上品。言葉遊びにも美学を狙う。様々な姿を持つ死を並べ、夕暮れの照明も合わせ独自の美を表現していた。どこか少女マンガ的？ 注目の作品なのは確か。男のコ？の僕には作れない世界。

カノン
　母と結び付いているキーワードが沢山のポケモンの名前。全て覚えたら願いがかなうらしい。あるようなないような不思議な仕掛け。家族連れとたまたま隣り合わせて一人で別々に暮らす母に会いに行く娘。列車がトンネルに入るたび、シーンが飛ぶ仕掛けも腑に落ちなかった。役者は誠実で可愛かったナァ。

群馬大会初日1/2

山姥
　語り部、コロス、楽隊ありの壮大な母の愛情を描いた物語を見せていただいた気分。このまま芸術鑑賞会で使えます。

羊の
　羊水の中に住むお嬢さんが執事に別れをつげ、産まれるまでの物語。なんで自転車に乗って産まれるの？など突っ込んではいけない？ きっとこれは保護からの自立が主題だから。中学生が荒れるようなお嬢様自立前の毒が足りない。

河童
　カフカの変身の河童版。明るく人気者でちょっとイジメもする女の子がある日突然河童になったら。本人河童になっても気にしてないのが始点。生臭いのがつらい。彼氏、親友、調子者、いい人、イジメられっ子、その他大勢と配役が巧み。事件が起きて登場人物が反応すれば無理なく物語が流れていく。体だけでなく心も河童になる時間軸は深刻。河童は感染することを見せ物語にも観客にも留めを刺す。

完走600km

淡路合宿から帰った翌朝。3:20起きで群馬です。完走したけど乾燥した気分。信州は寒く群馬は暑いっす。
　全国大会は明日から。今日は昼から会議です。

海外合宿に行ってきました

　今年も淡路のアソンブレホールに一泊二日の合宿に出掛けました。海を渡るので、まぁ海外ですね。ホールを実際に使って練習出来るってことは、平台や箱馬、引き割幕や音響、照明まで使えるってことなんです。まさに夢の様。当然目標は裏方技能検定のマイスター課題克服です。秋のコンクールで上演前日に行う位置決め、音合わせ、明かり合わせをシミュレーションする課題ですから出来なきゃまずい。ところが…。
　この辺り書き始めると膨大になりそうなのでそのうち西高演劇部のページでアップすることにして。超短くまとめると、悔しさや情けなさで(ハイジいわく)「苦い」経験となりました。これは僕にとっても同じこと。秋までにやらなあかん事は多いよ。な、もみじ。舞台監督の甘味が高笑いするような場アタリやろうぜ。
　それでも凹み続けるような奴らじゃないのがなにより。しっかり本火(花火大会？)、本水(海水浴？)、夜の密談など完璧に夏の合宿をこなしたのでした。もちろんしんどい顔して二日目バテる子無しでね。この子ら、伸びるよ、きっと。

ある朝街灯の下で

　ある朝街灯の下で拾ったカブトムシ。オスだったらもっと盛り上がるのになぁなんてワガママ言いながらそれでも結構盛り上がる。いや、噛まないんだけどそこそこ痛い、爪が…。
　飛ぶ？　飛ぶのこれ？　いや、飛びません。放り投げてみたら飛ぶかなと思って挑戦したら、もっと爪が食い込んで超痛い。結構です。そこに居て下さい。

　さてここで問題。カブトムシは腕にとまらせた場合、

　ア）腕を登るでしょうか、それとも
　イ）下るでしょうか。



　答はイ）でした。