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平成演劇教育委員会2008

2008-08-27 22:42:07 | お芝居演劇
 二年に一度の裏方技能検定がピッコロシアターで行われた。阪神支部各校に加え、篠山鳳鳴、三田松聖、祥雲館、有馬などの丹有勢と、見学を含め六甲、神戸が参加した。写真は『打合せ士』の検定風景。普段は考えたものを図面にして裏方さんとの打合せ会にのぞむものだが、この検定は装置があってそれを図面に起こして正確さを競う検定。実は二年前には縮尺が違う、幕を書いていない、高さの記述が一切されていないなど実力不足が大いに露見、合格者も5人以内と寂しい検定結果に終わった。今回は事前に3分間レクチャーがあったせいかその三倍ほどの合格者を出すことができた。
 他にも定番の『定式物士』や『演劇クイズ王』『マッスルランキング』『マイスター検定』など盛り沢山な一日。マイスターでの伊丹西は最多出場(3回目)ということもありツボを外さず15分の場あたりをフルに活用した。例えば間抜けな効果音への突っ込みを入れつつその場で演出変更をする、セリフにだけ登場するサル軍団を登場人物に加えて来たが場あたりでは一切客席には見せないなどだ。素材上演で観客をわかせることもきっちり狙うなど、受検する側にも検定する側にも見せるという意識が大切だと再確認した一日だった。
 検定結果発表を聞いて本気で大喜びする舞監の甘味の姿は、検定のため積み重ねた努力と辛抱の大きさを表しているかのようだった。
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