追い出しコンパ

　今日は期末試験の最終日。テストが終わった物理実験室に演劇部員が集まります。ある者はホットプレートを、ある者は中華そばを、そしてある者は割り箸を。メニューは焼きそば焼きうどんおにぎり＆ホットケーキ。取り合わせとかにセンスのかけらもございませんが、大人数の食欲と味覚を安価に満足させるすばらしいメニューともいえるわけで。そんなこんなで食べ過ぎて、苦しさのあまりあらわな姿で失礼しております（ヒミ＆エリ）。今日だけはご勘弁を。
　途中文化祭公演のビデオを見たり、先輩の知られざるうわさ話のコーナーがあったりしたのですけれど、やっぱり心に残ったのは引退していく3年生の一言。こんなに愛着を持ってクラブにいてくれてたんだなと思うと、ある意味泣けました。いや、照れくさいんで泣かないですけどね。でも泣けました。
　何の思い入れもなく、高校卒業の肩書きだけもらって卒業する西高生はいっぱいいます。それはもちろんそれでいいんですけれど、例えるならそれは給料さえもらえればいいっていうサラリーマンなんですよね。仕事と趣味は別みたいな。僕はそれじゃぁもったいないと思ってます。例えば大リーグのイチロー。いい仕事する人って、仕事と趣味がうまいことシンクロしてる気がするんですよ。仕事と人生がシンクロしてると思うんですよ。ほら、逆説的には恋愛と結婚って別よって理詰めで宣言する美人を心から応援できないみたいな…。アナログな古い価値観かもしれませんけれど、人間ってそんなに昔と変わってない生き物だと思うんですよ。
　時代の逆風にも、現実の厳しさにも正しくもまれながら（ここ大事）、それでいて自分の居場所をちゃんと持ちつつ、風や厳しさに立ち向かっていく。そんな高校生を、これからも精一杯応援していこうと誓った一日。モー娘。の引退コンサートじゃないけれど心に残る場面でした。お疲れ様でした。

追伸：大好きで尊敬する先輩を送って後かたづけを終えた現部長は、リュックにホットプレート、肩にザルを担いで帰っていくのでした…。お疲れ様でした。