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オーディション&キャスト発表

2005-09-28 22:39:21 | お芝居演劇
 台本がp29まで完成し、延ばし延ばしにしていたオーディションをこの月曜日に行った。一日はさんで水曜日にキャスト発表。仲間内でいつもの顔で誰がどんな雰囲気か、どれぐらいの技量の持ち主か知ってるはずなのに、オーディションの時はみんな緊張する。理由は簡単。自分が見えていないからだ。はるか昔、大学時代に学んだ青年心理学で20へぇを叩いた内容にこういうのがある。「自分を必要以上に高く見たり、必要以上に低く見ることが青年期の特徴である」つまり物事が上手く転がっているときには「私って特別?天才?」と思い、失敗したとき、落ち込んだときには「私って最低」と乱高下をくり返す。結局正しい自分が見えていないという心理である。
 昔は良く思ったものだ。先生は自分のことをよく知らない。親は自分を理解していない。心当たりはありませんか?僕にはあります。でも、結局自分も自分のことが見えていないものだから、じゃ、先生や親はどういう風に貴方を見ればいいのよと質問されても答えられるわけはないのです。いや、答えられたらそれはもう若くない証拠でございます。答えないでいてください。
 僕には目があります。心も経験も勘もちょっとずつあります。その目で一生懸命見て考えてみんなが納得いく答えはこれだ!とジャンプするのがオーディションなのです。飛んだら最後幕が下りるまで成立させるように走りきるだけ。途中で出口はありません。走り終わった後苦いか甘いか酸っぱいか。思い出と記憶に足跡が残るはず。
 今日は写真はありません。部員のみんなが主役であったように、僕も主役で考えていたので写真は撮れませんでした。一本のお芝居が今日、立体的に立ち上がり動き始めました…。ぶわっと。ずずっと。ごごごごごっと。
コメント
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