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リチャード・フライシャー、死す!

2006-03-27 16:59:16 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞の夕刊に小さい囲み記事が掲載されていました。
「リチャード・フライシャーさん(米映画監督)
25日、ロサンゼルスの病院で老衰のため死去。89歳。ロサンゼルス・タイムズが26日報じた。
ニューヨーク出身。SF映画などの大作を数多く手掛けた。主な監督作は「海底2万マイル」(54年)、「ミクロの決死圏」(66年)、「マジェスティック」(74年)。旧日本軍による真珠湾攻撃を描いた「トラトラトラ!」(70年)では共同監督を務めた。」
 フライシャーはお父さんが「ポパイ」で有名なアニメーターで、本人もサミュエル・フラーやニコラス・レイ、ロバート・アルドリッチ、ロバート・ロッセンらと肩を並べる、50年代を支えた映画的才能の一人です。私が印象に残っているのは、リチャード・クラインを撮影監督に迎えた晩年の映画「ザ・ファミリー」の見事な夜の撮影や、「マンディンゴ」のリアリズム、「スパイクス・ギャング」の軽やかさ、そして「絞殺魔」の無気味さです。
 アメリカでは過去の監督の再評価の気運が盛り上がっていて、ハワード・ホークスなどはアカデミー授賞式でどうどうと名前が呼ばれるようになってきています。リチャード・フライシャーを始め、50年代の世代の監督にもこれからスポットライトを当てていってほしいのですが‥‥。

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