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アルツハイマーについて

2006-12-30 16:33:03 | ノンジャンル
 昨日の書き込みの中で「アルツハイマー」という言葉が出てきて、意味の分からない方がいらっしゃったかもしれません。
 「アルツハイマー」は昔は痴呆症とも呼ばれていた時期があったようですが、現在では認知症の一部として広く認識されています。
 認知症とは、記憶障害を主とした症状とする進行性の精神病で、初期は物忘れがひどくなったり、同じ事を何度も人に聞いたり、という症状で現れます。それが、次第に進行していくと、良く知ってる人を別の人だと言い張ったり、死んだ人が今そこにいた、と言ってみたり、今日の曜日、今いる場所がどこか分からなくなったり、と幻覚が現れ、時間・空間の記憶も失われていきます。もっと進行すると、トイレがどこか分からず、トイレ以外で用を足したり、汚物を壁に塗りたくったり、急に怒リ始めたり、と人格崩壊(今までと人格が変わってしまう)を起こしたり、1人で用をたせなくなったりしてきます。
 認知症は進行性の病気のため、悪くなる事はあっても、良くなる事はありません。ただ、現状を維持させることはできます。
 認知症で一番問題になるのは、介護する人のケアです。一日中同じことを聞かれ続け、それに答え続ける毎日では、普通の人なら精神的に参ってしまいます。そこで、そうしたことがないよう、行政では介護認定を受けた認知症の人なら、通所介護といって、バスで迎えに来てくれ、施設で一日楽しく過ごした後、またバスで送ってくれるサービスを提供し、施設に認知症の人がいる間、家で介護している人が自分の時間を作れるようにしています。またショートステイといって、何日間か施設に滞在してもらう、というものもあります。
 以前に書いたかもしれませんが、私の父も認知症で、母の憔悴ぶりをほっておけず、介護認定をすぐに受けて通所介護を週3回受けています。現在は人工透析が始まったので、通所介護はお休みしていますが、人工透析に慣れてくれば、また通所介護を再開するかもしれません。認知症の方を家族にお持ちの方、お互いに頑張りましょう。

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