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『都市鉱山』から資源を発掘

2009-02-27 15:42:27 | ノンジャンル
 昨日発行のフリーペーパー「R25」に、「『都市鉱山』から資源発掘 ゼロエミッション工場の凄テク」と題する記事が載っていました。
 都市鉱山とは、ゴミとして処分される家電や電子機器類に含まれる、金や銀、イリジウムなどのリサイクル可能な希少金属を鉱山に見立てた言葉だそうです。記事を引用させていただくと「すでに、家電、電子機器類の処分には回収、リサイクルが義務づけられているが、携帯電話の回収も義務づける方針との報道もあり、にわかに注目されはじめた。
 この都市鉱山、廃棄物に含まれるとはいえその量はバカにできない。例えば銀は全世界の現有埋蔵量の約22%にもおよぶといわれている。独立行政法人 物質・材料研究機構の発表では、対象となる金属をすべてリサイクルすると、日本は世界有数の資源国になりうるとか。そのために重要な役割を担うのが『ゼロエミッション』と呼ばれる考え方。これは、ゴミとして処分された家電などを徹底的に分解してリサイクル。全体で排出される産業廃棄物をゼロにする取り組みだ。」
 実際に「東京エコリサイクル」という工場では、回収物の98%を再資源化し、未処理のまま埋める直接埋め立て率は0.1%だとのこと。まだこうした工場はほんの一部だそうですが、期待大です。
 しかし、この記事で一つ疑問が。世界の現有埋蔵量に対する日本の都市鉱山の比率です。銀は22.4%、金16.4%、半導体の材料インジウム15.5%とのことですが、これは1年間の都市鉱山からの埋蔵量なのか、それともこれまで埋められてしまったものを含めての積算量なのかがよく分かりません。おそらく後者なのでしょうが、その点をはっきりと書いてもらいたかったと思います。どちらにしろ、これからの成長分野であることには変わりありません。今後に注目です。

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