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ジェイムズ・キャメロン監督『タイタニック』その6

2019-12-17 13:01:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。

 楽士「やめよう。誰も聴いていない」「食堂だって誰も聴いていなかった。弾いてると温まる。キャル「一等は溺れるのも音楽付きか」。
「皆は?」「船尾です」「ビジネス成立だな」とマードックに紙幣の束を渡すキャル。
 船員「押し合わないで、下がって!」。威嚇射撃。「女子供が先だ! 男は下がれ!」「通してあげて下さい」キャル「反対側を見て来い」。
 キャルの手下「彼女は反対側です。奴と順番を待っています」船員「女子供は?」「もういない」「では男性を。早く乗って。急いで」。キャル、反対側へ。
「降ろせ! ゆっくり! 左右一緒に! ゆっくり!」。
「パパも一緒に」「心配しなくていい。パパは次のボートに乗る。ママがついてるだろ?」。幼い二人の娘、泣く。ジャック「早く、先に行くんだ」キャル「早く乗れ」ローズ「嫌よ」ジャック「早く乗るんだ」キャル「早く乗れ、ローズ。その恰好は何だ。みっともない。これを羽織るんだ」ジャック「次のボートに乗る」「一緒に待つわ」ジャック「僕は大丈夫だよ。どこでも生き残れる。先に乗れ」キャル「席を確保した。ジャックもそこに乗れる」ジャック「聞いたろ? 心配するな。急げ! 満杯だぞ。さあ早く」船員「離れて。降ろせ!」キャル「嘘がうまいな」ジャック「あんたも。席なんか確保してないんだろ?」「確保してある。君は乗せないがね。最後に勝つのは僕だ。あきらめろ」。ローズ、下のフロアにボートから戻って来る。ジャック走り寄る。ローズも。抱き合う二人。「何てバカなんだ! 君はバカだ! なぜこんなことを?」「飛び込む時は一緒よ。あなたを残してなど、とても…」。キャル、手下から拳銃を奪う。「せいぜい楽しめ」「何がおかしいのです?」「あのコートにダイヤが…。彼女に羽織らせた」。
「パパ―」ローズ「ほっとけないわ」「行こう」父が現れる。「そっちはダメだ! 逃げろ!」柵の外の船員に「ここを開けてくれ。お願いだ」。船員は鍵を水中に落としてしまい、逃げ出す。ジャックは鍵を拾い上げ、いくつもある鍵の中からやっと一つの鍵を特定し、何とか水中から脱出する。
 デッキ。「下がれ! 女子供だけだ!」。水が迫ってくる。「何してる! ロープを固定しろ! 押し合うな!」「ママー」「俺たちは見殺しか?」「下がらないと撃つぞ」キャル「約束だろ?」マードック、キャルに金を叩きつける。「金なんかもう役に立たん。下がれ!」と2名を射殺するマードック。憎しみの目に囲まれた彼は、敬礼し、自分の頭を撃ち抜く。キャル、女の子を助け出し、「自分の子だ。この子には私しかいないんだ」と言う。「乗れ」と言われるキャル。「押すな! 下がれ!」。
 ローズ「アンドリューズさん、逃げないの?」「もっと頑丈な船を造るべきだった」ジャック「ローズ、急ごう」「待て。あたなにも幸運を」。
「グッゲンハイム様これを」「私は紳士らしく正装して船と共に運命を共にする。ブランデーをくれ」。
 三等客の子持ちの女性「船長様、私たちはどこに行けば?」。船長は無言で立ち去り、操舵室へ。
 楽士「ここまでだ。無事を祈る」。一人残り、弾き始めると、皆戻ってきてまた弾き始める。
 音楽。操舵室の船長、ベッド上の老夫婦、2人の幼な子に「それから二人は幸せに300年も生き続けました。年を取ることもなく、ティル・ナ・ノーグの国で」と話しかける母。流れていく絵画。楽士。デッキ全体に水。「ロープを切れ!」。逃げまどう人々。楽士「君らと演奏できたことを光栄に思う」。
 操舵室の船長、水に飲み込まれる。
 水に飲み込まれていく船内の人々。
 どんどん傾いていくデッキの後方。「ジャック、私たちが知り合った場所よ」。
ローズの母「神様」。
 灯りが消える。船が折れる。その後、後部が垂直に沈んでいく。ジャック「泳ぐんだ。泳げ」「寒い」「がんばれ」。船と共に水中に吸い込まれる二人。吸い込まれる直前に深呼吸をして、その後必死に泳ぎ、水面に浮上。板切れにつかまる二人。ローズは板切れの上に乗る。ジャック「もう大丈夫」。笛を鳴らす男。「ボートを戻せ。ボートが戻ってくる」。寒さで歯の根が合わないローズ。
 男「あそこに戻ったら、皆がボートにしがみついて転覆する」モリ―「一体何を言ってるの? 皆、オールを持って!」「ここは大西洋のど真ん中だぞ。あんたら死にたいのか?」「それでも人間なの? ご主人が溺れてるのよ! 席は空いてるわ」「黙らないと、もう一つ席が空くぞ!」。
 船員「ボートを寄せてロープを結べ。しっかり結べよ。我々は助けに戻る! このボートの女性は全員向こうに乗り移れ! もっと場所を空けろ!」
救助される人。

(また明日へ続きます……)

 →サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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