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アン・リー監督『ラスト、コーション』

2009-03-27 18:12:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、アン・リー製作・監督の'07年作品「ラスト、コーション」を見ました。
 「1942年 日本占領下の上海」「汪精衛の南京政府高官たちが住む地域」の字幕。日本軍の傀儡政権である南京政府で抗日運動を取り締まるイーの夫人たちとマージャンをするチアチー(タン・ウェイ)は、イーの家を出た後、喫茶店から暗号の電話をし、その電話を受けたチアチーの仲間たちは武器を取って部屋を飛び出します。「4年前」の字幕。日本軍に大陸を追われ、香港の大学に通っていたチアチーは、男子学生のクァンに誘われて抗日の劇団に入り、舞台を大成功させます。クァンは今度は現実の中で抗日を行なおうと言い、イー(トニー・レオン)の暗殺を企て、チアチーは貿易商人の妻を装いイーに近づきますが、昇進したイーは突然上海に引越してしまいます。その直後にクァンたちを訪れた男は、彼らの企みを黙っている代わりに、大金とチアチーの体を要求し、クァンたちによってたかって殺され、それに嫌気がさしたチアチーはクァンらの元を去ります。「3年後」の字幕。上海で大学に通うチアチーを偶然街で見かけたクァンが訪れ、現在国民党の下で働いていると語り、チアチーに再び協力を請います。チアチーはまた貿易商人の妻としてイーに近づき、愛人になることに成功しますが、ある日封筒を男に届けるように言われます。それを聞いたクァンらは陰謀ではないかと疑いますが、それはチアチーに宝石店で気に入った宝石を選ばせるためのものでした。そして冒頭の場面が繰り返されます。喫茶店を出てイーと合流したチアチーは、出来上がった宝石を取りにイーと共に宝石店に行きますが、最後になってイーに「逃げて」と言ってしまい、暗殺は失敗します。チアチーたちは逮捕され、イーは苦渋の選択の末、彼らの処刑を命じます。チアチーはクァンらから責める視線を浴びながら、処刑の場に向かうのでした。
 陰惨な映画でしたが、タン・ウェイとトニー・レオンの魅力で最後まで見ることができました。沈んだ色調の画面、当時の街頭の景色を再現した見事なCGは見ごたえがありました。2時間を超える時間に耐えられる方にはオススメです。

 ところで突然ですが、明日から来週の火曜日まで、叔母の一周忌の法要に出席するために大分県の別府市に、また母の故郷を訪ねるために同じく大分県の竹田市に行ってきます。したがって、こちらは来週の火曜日までお休みさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。

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