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ジョルジュ・ロートネル監督『ジャン=ポール・ベルモンドの道化師』

2011-03-10 08:41:00 | ノンジャンル
 ジョルジュ・ロートネル監督の'79年作品『ジャン=ポール・ベルモンドの道化師』をDVDで見ました。
 デュプレ(ジャン=ポール・ベルモンド)は、家に忍び込み絵を盗もうとしますが、家主の夫人に見つかり、ベッドに誘われます。タイトル。拘置所を出たデュプレは、モナコ行きの豪華船に乗り込み、マハラジャに扮して富豪のパメラに近づきますが、やがて相手も詐欺師だと気付き、二人で組むことにします。パメラに恋する富豪のヘルムートからパーティに招待された二人は、パメラが破産を知らせる電報を受け、兄に扮したデュプレが首を吊る演技をしようとしますが、失敗し、二人は別れます。ベニス行きの飛行機の中で、他の乗客からカバンを預かったデュプレでしたが、預けた男はベニスに着くと殺され、デュプレが乗ったボートの操舵手も殺され、デュプレはホテルにボートごと突っ込みます。デュプレが日本人に偽造の絵を売り込んでいるところへ、二人の殺人の件で警官が現れますが、無罪放免され、馴染みの道化詐欺師・ジーナと再会します。そこへカバンをすぐに持ってこいと言う電話がかかり、デュプレはカバンを持ってホテルを出ますが、それ以降、カバンの中にあったピンクのライターに仕組まれたマイクロフィルムを手に入れるために、フランスの秘密警察とアラブ産油国のスパイの両方からデュプレは追い掛けられ、最終的にパン工場に追いつめられたデュプレはパンの生地にライターを放りこみ、それから作られた大量のパンを乗せたトラックとともに逃亡しようとしますが、白バイに囲まれ、それらに先導される形で大統領府に導かれます。大統領はデュプレに勲章を与え、妻が夕食に来てほしいと言っていると伝えると、その妻は冒頭でデュプレを誘惑した夫人なのでした。
 ジャッキー・チェンのように、町の上を空高く飛ぶヘリコプターにぶら下がったり、船の屋根から橋に飛び移ったりというスタントをベルモンドが自ら演じているのには、驚きました。映画自体は怪し気な登場人物だらけで、話が錯綜し、ラストになってやっとストーリーが見えて来るといった感じで、あまり感心できませんでした。スタントもこなすベルモンドの凄さを見るには、オススメです。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)