2010年2月13日ー21日と9日間、イタリアのコルチナダンペッツォでスキーを楽しんできた。
ヨーロッパはまさにスキー天国である。フランス、スイス、オーストリアそれにイタリアと全てがスキー王国である。今回行ったコルチナダンペッツォはイタリアのドロミテ山系(Dolomiti)にある一つのスキー場である。ドロミテは全部で12のスキーエリアを持つ山岳スキーリゾート地帯である。全体図は以下のとおりである。
1956年日本の猪谷千春さんがオリンピック回転で銀メダル取ったスロープがあり、我々もしっかり滑ってきた。30度近い斜度のある難しいバーンであった。半世紀前に日本人がヨーロッパ人と並ぶ成績をあげた事は誇りに思えた。当時の猪谷千春さんの記録映像を見るとおよそ美しい滑りとは思えない。しかし私達が滑っても心構えをして行かないと転倒しそうな斜面を疾走してトニーザイラーに次ぐ2位でゴールしたという事は大殊勲と言える。
周りの景色はどんなものか以下の2枚の写真と動画をみてもらいたい。
クリスタッロ(3,216m)
岩山の遠望
CRISTALLO_SKI
我々はドロミテ山系のスキーエリアを全て一枚のチケットで巡る事ができるスーパースキーパス6日間を購入して楽しむことにした。日本円でおよそ¥29,000円であった。一枚のパスで廻る事ができるスキー場としては世界最大である。
ヨーロッパのスキー事情で特に目立つのは、①お客がほとんどスキーで占められることである。ボーダーは僅か2~3%である。②大人達は男女ともヘルメットを着用している。その割合は80%ぐらいである。子供達に至っては100%ヘルメット姿である。
ヘルメット姿の自分
スキーガイドによる集団のスキー滑走
次のデータは携帯用GPSを使ってスキー場を一日中滑っていた記録である。移動する距離は大した事はないので、斜面を滑ったルートを高低差で表したものである。CIVETTAスキーエリアの滑走記録である。最大標高差1,120mを何回も滑っているのが分かる。
岩壁に張り付いたスキースロープ
アルベルト・トンバがワールドカップで常勝の頃のスタートハウス(現在も使用)
今回珍しい乗り物に会えた。スキー場から他のスキー場へ移動するのにリフトではなく観光を兼ねた二頭立て馬車で牽引されるスキーバスである。1人¥230円払って2本のロープに全員つかまるわけである。次の写真と動画がその時の様子である。
2頭立の馬車
さらに面白い物に出会えた。次の写真は岩の間からしみ出た水が氷となって奇妙な様相を呈している氷瀑である。
最後に今回のスキーツアーで感じた事は、ヨーロッパのスキーは未だに健在であるという事であった。あの広いゲレンデに沢山の老若男女が滑走している姿を見ただけで良く分かった。一頃の日本のスキー場風景であった。今の日本の事情は閑古鳥が鳴いている寂しいものである。日本人がオリンピックのアルペン競技で勝てないのはそんな状況をそのまま表していると思えた。
昨年はフランス、今回はイタリアと続いたスキーツアーであるが来年もどこかのスキーリゾートに行って見たい気がする。 以上
ヨーロッパはまさにスキー天国である。フランス、スイス、オーストリアそれにイタリアと全てがスキー王国である。今回行ったコルチナダンペッツォはイタリアのドロミテ山系(Dolomiti)にある一つのスキー場である。ドロミテは全部で12のスキーエリアを持つ山岳スキーリゾート地帯である。全体図は以下のとおりである。
1956年日本の猪谷千春さんがオリンピック回転で銀メダル取ったスロープがあり、我々もしっかり滑ってきた。30度近い斜度のある難しいバーンであった。半世紀前に日本人がヨーロッパ人と並ぶ成績をあげた事は誇りに思えた。当時の猪谷千春さんの記録映像を見るとおよそ美しい滑りとは思えない。しかし私達が滑っても心構えをして行かないと転倒しそうな斜面を疾走してトニーザイラーに次ぐ2位でゴールしたという事は大殊勲と言える。
周りの景色はどんなものか以下の2枚の写真と動画をみてもらいたい。
クリスタッロ(3,216m)
岩山の遠望
CRISTALLO_SKI
我々はドロミテ山系のスキーエリアを全て一枚のチケットで巡る事ができるスーパースキーパス6日間を購入して楽しむことにした。日本円でおよそ¥29,000円であった。一枚のパスで廻る事ができるスキー場としては世界最大である。
ヨーロッパのスキー事情で特に目立つのは、①お客がほとんどスキーで占められることである。ボーダーは僅か2~3%である。②大人達は男女ともヘルメットを着用している。その割合は80%ぐらいである。子供達に至っては100%ヘルメット姿である。
ヘルメット姿の自分
スキーガイドによる集団のスキー滑走
次のデータは携帯用GPSを使ってスキー場を一日中滑っていた記録である。移動する距離は大した事はないので、斜面を滑ったルートを高低差で表したものである。CIVETTAスキーエリアの滑走記録である。最大標高差1,120mを何回も滑っているのが分かる。
岩壁に張り付いたスキースロープ
アルベルト・トンバがワールドカップで常勝の頃のスタートハウス(現在も使用)
今回珍しい乗り物に会えた。スキー場から他のスキー場へ移動するのにリフトではなく観光を兼ねた二頭立て馬車で牽引されるスキーバスである。1人¥230円払って2本のロープに全員つかまるわけである。次の写真と動画がその時の様子である。
2頭立の馬車
さらに面白い物に出会えた。次の写真は岩の間からしみ出た水が氷となって奇妙な様相を呈している氷瀑である。
最後に今回のスキーツアーで感じた事は、ヨーロッパのスキーは未だに健在であるという事であった。あの広いゲレンデに沢山の老若男女が滑走している姿を見ただけで良く分かった。一頃の日本のスキー場風景であった。今の日本の事情は閑古鳥が鳴いている寂しいものである。日本人がオリンピックのアルペン競技で勝てないのはそんな状況をそのまま表していると思えた。
昨年はフランス、今回はイタリアと続いたスキーツアーであるが来年もどこかのスキーリゾートに行って見たい気がする。 以上