定年後、定着した60代の自由を謳歌!

 定年を迎え60歳代に入る。第2の人生として輝ける10年を大いに楽しんでいる。 M爺

東海北陸自転車の旅

2008-12-01 12:52:09 | 自転車
またまた自転車の旅に出ることになりました。今回は東海-伊勢-北陸-長野のルートです。2008.11.21~11.26の6日間の旅でした。
中部地方をぐるりと一周する感じです。自転車はもちろん列車、バス、フェリーと交通手段もバライティでした。
下図にそのルートを表示しました。
            地図.pdf

旅行する手段としていろいろありますが、日本国内は鉄道が縦横無尽にありますから国内の隅々まで移動できます。また、海や湾を渡るときにも必ずフェリーが運航されています。
これに自転車を追加するとかなりバリエーッションが出てきます。自宅の日野市からスタートして快適な新幹線を利用すれば早い時間に遠方まで行けます。
今回は静岡県の焼津まで新幹線で行き、そこで自転車を組み立て、豊橋までの115Kmが最初のライドとなりました。ところが国道150号線は強い向かい風でMAX30Km/hしか出せない苦しいスタートとなりました。
         

豊橋福音聖書教会(兄がここの牧師)で一泊して二日目は渥美半島の海岸近くの国道42号線を伊良湖岬までの45Kmでした。快晴に恵まれ快適な自転車ライドとなりました。
    1日目の宿泊 豊橋福音聖書教会
         
「名も知らぬ 遠き島より・・・・」の歌で有名な島崎藤村の詩が生まれた伊良湖岬はその海岸線の美しい景観を見せてくれました。自転車あるいは歩きでしか通れない海岸線の際を走るのは快適そのものでした。
         伊良湖岬.jpg

伊勢湾フェリーで55分間の旅を楽しむと鳥羽に着きました。到着後フェリーの中から自転車に乗ったまま陸に上がることになりますが、新天地に乗り込む様な独特の快感がありました。

鳥羽から15Km走ると伊勢神宮(内宮)に到着しました。
実は伊勢で私の小学校の同期会があり全員(17名)神宮で還暦祝いの祝詞をあげてもらいました。私の自転車ライドでの合流に同期のみんなから質問攻めに合いました。目を白黒して自転車を見ながら値段や重さスピードなど聞きたいことが次々に出てきました。
        小学校の同期会 伊勢神宮還暦祝いツアー

伊勢は真珠で有名です。海女さんの実演を見ましたが白装束の乙女が入水する時の姿は悩ましさと独特の妖艶な雰囲気でした。

          海女.jpg
       


伊勢からは自転車は前後のホイールを外してツアーバスの腹に乗せ、皆と一緒に同乗して、おいしいお酒を飲みながらワイワイがやがやと富山市八尾町へと移動しました。
八尾町(やつおまち)は私の生まれたところで「おわら風の盆」の民謡で有名です。今回は実家の兄が作っているリンゴ園でリンゴ狩りをして東京の自宅に宅配便で送るのが一つの楽しみでした。
       リンゴ園.jpg

また、北アルプス立山連峰の山並みは真っ白に雪化粧していてすばらしい姿を見せてくれました。

                 立山連峰
     

       
田舎で二日間休養した後、最終日は八尾町からスタートし--魚津--黒部--朝日--親不知--糸魚川--南小谷と136Kmの行程を平均時速24.2Km/hで走ってきました。
南小谷に到着して15分後の列車に乗るため10分間という早業で自転車の分解・梱包を行うことが出来ました。
ローカルな電車でのんびりと移動するのもまた良いものです。地元の中学生、高校生が沢山乗り込んできましたが自転車に対する興味は全く無いといった感じでした。
列車で移動中白馬三山が車窓からくっきりと見えました。いよいよスキーシーズンの到来といった感じでした。

白馬三山 08.11.26現在

最後にこの6日間の旅で感じた事は、自転車での移動以外に列車、バス、フェリーと利用したことで日本国内を自由に移動できる喜びを味わう事ができました。
自転車での走行はTotal:311Kmでしたが風と景色を直接感じながらの旅はやっぱり爽快でした。
これからもまだまだ美しい日本の旅を続けて行きたいと思いました。
                                 以上