福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

モンブラン万年筆の修理(1)

2007年04月13日 06時23分04秒 | 未分類
 私は筆記用具には結構こだわる。別に高価なものとかではなく気に入ったか否かである。
万年筆はモンブランマイスターシュティック149を25年ほど使い続けてきた。亡くなったある患者さんにいただいた品である。決して書き味は良いとは言えないが、その患者さんの気持ちを大事に、感謝しつつ最近まで使い続けて来た。

 この間、いろいろ不都合なことがあって修理を何度かしてきた。18年間使用したところ、キャップのクリップが金属疲労によって折れた。毎日、時には10数回もポケットから出し入れしたので当然かもしれない。大阪の代理店の返事では、一本一本が手工芸品でありクリップだけの交換は出来ない、とケチで合理的な私には驚くような妙な対応であったが、結局先方の言う如く軸全体を交換した。次は数年後にボディが割れてインクが漏れて再度軸全体を交換した。2回の修理で購入価格の半分以上の費用がかかった。

 昨年夏ころ、インクが途切れ字がかすれるようになった。更に、秋になって再びペン軸に微少な亀裂が入ってインクで手が汚れる様になった。また修理か!! と思ったが、折しも家内がパイロットスペアインクを大量に買い込んだこともあって、この万年筆は机の奥に仕舞い込み、万年筆は30年以上も前から使っているパイロット万年筆を数本出して再度使い始めた。パイロット製のは筆記用具としての機能は十分であるが、細く、軽く、使い心地はモンブランとは全く別である。

 約一週間前、賄いの石井さんがヨーロッパ土産として私にFaber Castel製のボールペンを購入してきた。これも世界的な逸品である。それが私の手元に来るとは!! と驚いた。木製の太めの軸と金属の部品と作られ、適当な重さもあり、作りは実に精緻である。数日使ってみているが書き味もかなり快適である。
 このずっしりと重い太めのボールペンを使う毎に、似たようなフィーリングのモンブランの万年筆への愛着がまた湧いてきた。もう一度修理をしようと決心し一昨日出入りの小売店に持ち込んだ。

 昨日、修理に関して連絡があったが、その内容に驚いた。
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