中国四川省で12日に起きた大地震の画像が次々と送られてくる。街の建物の大部分が形もなく倒壊している。すごい被害である。
倒壊した校舎は四川省内だけで6898棟に上ることを省当局者が明らかにし、さらに、住宅都市農村建設省は倒壊・損壊建物が、四川、甘粛、陝西の3省で約515万戸に達したと発表した。四川省内では校舎の倒壊で確認されているだけで1900人の生徒が生き埋めとなったとのことである。
阪神淡路大震災の20倍という、予想外の、すさまじい規模の大地震であったことは確かであろうが、希に倒壊を免れた建築物もあることから、規模だけでない可能性も取りざたされている。
中国では、24万人の死者がでた唐山地震を教訓に耐震基準も強化され、地域ごとに決められた、とのことである。日本とは地盤が異なることもあって、日本の半分程度の強度になっているらしい。耐震基準は4段階で、学校の校舎は下から2番目となっていうことから耐震性の低さが被害を招いたとの指摘がある。さらに加えて、手抜き工事や違法建築の可能性も取りざたされており、当局は復興の段階で調査する、としている。
中国から輸出された物品が我が国や諸外国で問題になっている事実などから無責任な立場で推定すると、手抜き工事が倒壊の一因となっている可能性は高いのではないか、と思ってしまう。それと同時に、2005年11月に耐震強度偽造問題で表ざたになったビル・マンション設計の姉歯建築設計事務所の事を思い出した。名前が珍しいこともあって忘れられない事件であった。
上海、広州で仕事をしている長男がたまたま帰っていたが、今回の地震と倒壊、人災の可能性についてもかなりの衝撃を受けたらしい。数日前に広州に戻ったが、出発の前に「現地の住宅より、姉歯設計事務所の強度偽装した建物の方が安心な様な気がする」と言っていた。側で聞いていた家内が、「何か丈夫な家具で身の安全を図ればいいよ」と提言していたが、平屋とかならまだしも30階建てのマンションらしいから、その効果は期待できないだろう。災害が生じないことをひたすら祈る事しかできない。
四川省では死者が3万人に近いと言う。ここにどれだけの日本人がいるのか分からないが,邦人の被害は伝えられていない。日本に残っている家族は何ともしようがないだけに、安堵していることだろうと思う。
倒壊した校舎は四川省内だけで6898棟に上ることを省当局者が明らかにし、さらに、住宅都市農村建設省は倒壊・損壊建物が、四川、甘粛、陝西の3省で約515万戸に達したと発表した。四川省内では校舎の倒壊で確認されているだけで1900人の生徒が生き埋めとなったとのことである。
阪神淡路大震災の20倍という、予想外の、すさまじい規模の大地震であったことは確かであろうが、希に倒壊を免れた建築物もあることから、規模だけでない可能性も取りざたされている。
中国では、24万人の死者がでた唐山地震を教訓に耐震基準も強化され、地域ごとに決められた、とのことである。日本とは地盤が異なることもあって、日本の半分程度の強度になっているらしい。耐震基準は4段階で、学校の校舎は下から2番目となっていうことから耐震性の低さが被害を招いたとの指摘がある。さらに加えて、手抜き工事や違法建築の可能性も取りざたされており、当局は復興の段階で調査する、としている。
中国から輸出された物品が我が国や諸外国で問題になっている事実などから無責任な立場で推定すると、手抜き工事が倒壊の一因となっている可能性は高いのではないか、と思ってしまう。それと同時に、2005年11月に耐震強度偽造問題で表ざたになったビル・マンション設計の姉歯建築設計事務所の事を思い出した。名前が珍しいこともあって忘れられない事件であった。
上海、広州で仕事をしている長男がたまたま帰っていたが、今回の地震と倒壊、人災の可能性についてもかなりの衝撃を受けたらしい。数日前に広州に戻ったが、出発の前に「現地の住宅より、姉歯設計事務所の強度偽装した建物の方が安心な様な気がする」と言っていた。側で聞いていた家内が、「何か丈夫な家具で身の安全を図ればいいよ」と提言していたが、平屋とかならまだしも30階建てのマンションらしいから、その効果は期待できないだろう。災害が生じないことをひたすら祈る事しかできない。
四川省では死者が3万人に近いと言う。ここにどれだけの日本人がいるのか分からないが,邦人の被害は伝えられていない。日本に残っている家族は何ともしようがないだけに、安堵していることだろうと思う。