福田の雑記帖

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ノーベル平和賞:マララさん受賞(1) 平和賞は価値観の押し付けになりかねない

2014年10月22日 11時22分59秒 | 時事問題 社会問題
 女子教育を訴え続けているパキスタンの少女マララさんがノーベル平和賞を受けた。

 私はそのニュースに接した時、オバマが受賞した時と同じに、嫌な感じを受けた。
▪️早すぎないか?わずかに17歳である。
▪️実績は何か?銃撃で瀕死の重傷を受けていなければどうだったのか。
▪️「女性教育は不要」との考えがパキスタンで根強い。異文化に対する価値観の押し付けでは?
▪️インドのNGO代表、K・サトヤル(60)との共同受賞は、バランスのため?
▪️・・・・
 
 あどけない17歳の少女が、銃弾の脅しにも屈せずに信念を貫いている姿勢は世界を動かした。イスラム過激派が暴力で女性や子どもの教育を否定する中、偉大な勇気だとは思っていたが、もうノーベル賞なのか?
 ノーベル賞委員会は「過激派の抑圧と闘い、青少年の教育を受ける権利を追求している」ことを評価した、としている。

 2009年、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が女子教斉の停止を布告。マララさんは英BBC放送を通じ、実態を伝え始めた。12年10月の下校中、通学バスに乗り込んできた男に銃撃された。TTPは「イスラム法に反する入物を殺すのは当然」と犯行を認めた。軍は9月、銃撃犯10人逮捕を発表したが、過激派への恐怖はぬぐい去られていない。
 
 マララさんか住んでいた北西部地区では、政府が地元の学校名をマララさんにちなんだものに変更する計画を進めたが生徒が抗議し、その計画は頓挫している。これが彼の国の教育文化の現状である。

 ナイジェリアでは今年4月、イスラム過激派ボコ・ハラムが女子生徒200人以上を拉致した。まだ解放されていないが、マララさんは7月の誕生日に同国を訪れ、被害生徒の親や事件直後に脱出した生徒と面会し「今年の誕生日の願いは、私たちの少女を無事取り戻すことだ」と訴えた。この危険を顧みない行動力はすごい。

 マララさんは「私が成し遂げたい本当のゴールは、すべての子どもが学校に通える様にになることです」と話している。確かにそう思う。だが、現実は厳しい。
 ユネスコによると、バキスタンで初等教育を受けられない子どもは、2012年の推定で約537万人、うち6割近くが女性。農村部を中心に「女性教育は不要」との考えが今でも根強い。教育への理解が浸透しているとは言い難い国である。小学校に通えないのは世界中で3100万人、中学では約3400万人。アジア、アフリカの広い範囲で女性差別が常態、これが世界の現実である。先進国では考え難い現状に見える。

 マララさんが「本とペンをすべての子どもたちに」との主張は正しい。「教育を平和構築の原動力とすることが暴力の連鎖を止める最良の道だ」という意見もある。多分、この価値観も普遍的で、正しいだろう。ただ、現状では彼の地の実情を無視した、先進国の価値観の押し付けでないのか?
 地球を何100回も破壊しうるほどの数の核兵器を撲滅できない先進国の価値観は、彼の地の住民にとって本当に正しいのだろうか。
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