山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

氏神祭り

2013-10-16 | 風習
小田神社の例祭では、「舟御幸神事(ふなみゆきしんじ)」がある。
昨年は悪天候で中止となったが、今年は天候に恵まれた。

この町は漁業も盛んで、豊漁と航行安全を祈願しての行事である。
神社は日本海沿いの高台にあり、境内からその様子が見える。

ちょうどお参りしたとき、宮司さん達がその様子を見ておられた。
私も一緒に見学させていただいた。



祭りといえば、昔は地区の公民館でも神楽があった。
今では、人口が減り、後継者もおらず行われていない。

また、ごちそうをつくって、親せきを招いてにぎやかであった。
だから祭りの前日はごちそうづくりで大変だった。

煮しめをたくさんつくり、もろぶた(木製の箱)にワラを敷いて並べた。
臼(うす)と杵(きね)でもちつきをして、あんもちをつくった。

お祭りに欠かせなかったのがバラ寿司で、
木の型(3種類の形)に入れて押し寿司をつくった。

できた押しずしの上には紅や山椒をのせたりした。
これらのごちそうは、親せきへの土産にもしたのでたくさんつくった。

今は、祭りといっても、みなさん神社にお参りする程度である。
祭りにつくらなくても、こうした料理はハレの日につくるなど伝承していきたい。