銅版画制作の日々

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『愛の流刑地』

2007-02-11 | 映画:シネコン


もう、だれにもさわらせない


昨年「やわらかい生活」で共演した豊川悦司と寺島しのぶが再びコンビを組んだ、『愛の流刑地』を観てきました。日本経済新聞で連載された、渡辺淳一の小説だそうで、読者は経営者、サラリーマン、そしてOLの間で「朝の話題は愛ルケから」というくらいの人気小説になったそうだ。また内容が過激ということもあり・・・・。賛否両論を巻き起こすなど確か以前から渡辺淳一の小説は、男女の性を描くことでは有名な方なので、観て度肝を抜かれるような感じはなかったけれど・・・・。今ひとつ物足りなさが残るところもある。私は何を期待していたのだろう

脚本・演出は鶴橋康夫日本テレビの2時間ドラマでの演出が、かなり印象深い。その鶴橋康夫の映画デビュー第一弾となったこの『愛の流刑地』だ。

《お話》ある朝ひとりの男が逮捕された。情事の果てに女性を殺したのだ。男は村尾菊治(豊川悦司)。被害者は入江冬香(寺島しのぶ)。村尾はかって恋愛小説の旗手として注目された作家だったが、今は世間から忘れられた存在だった。村尾は「愛いしているから、殺した」と話す。事件を担当する女性検事織部美雪(長谷川京子)は村尾の言葉に困惑しながらも真相を探っていく。村尾のファンであるいう女性を、記者魚住(浅田美代子)から紹介される。一目会って恋に落ちた二人その後は冬香の住む京都へ出かけて数時間の逢瀬を楽しむ。夫と子どもを持つ冬香は、最初はためらうも・・・・。次第に深い関係となっていくある時「首を絞めて欲しい」という。そんな言葉に、村尾が戸惑う「いくじなし」となじる冬香。しかし何度かそのことを求められ、とうとう殺してしまう。「なぜ男は女を殺したのかそしてなぜ女は死を望んだのか」ーーー織部はこの疑問を抱えたまま、裁判の時を迎える。そして法廷の扉は開かれた愛と死の真相はやがて明らかに・・・・

男女の究極のを描いているも、実は衝撃な結末がそして村尾本人も「二人の愛は見返りを求めない、純粋なものだった!」と思い込んでいたが・・・・・。

愛するがゆえに、死を望むのか?確かに人妻である冬香にとっての選択は難しいだろう。でも何故死ななければ、いけないのかなんて考えたが、ラストでそれは彼女の村尾への愛の凄さでも死んでまで、何故と思ってしまう。結末はぜひ映画を観て欲しい。

二人の濡れ場はさすがリアルである。寺島しのぶも豊川悦司も演技力ありすぎて、いやあ~~まいったでも全体の映画の流れは何か薄っぺらい感じ。検事役織部の長谷川京子がどうも気になる。検事なのに、かなり露出した衣装での尋問。何か村尾を挑発したようにも見えて、あまり宜しくないそれと同時に織部の恋愛がダブって映し出され・・・・。実は彼女も妻のある男性と関係があるのだが。

法廷シーンもさほど、迫力に欠けていて・・・真に迫るものを感じなかった。弁護士役の陣内孝則もあのポーカーフェイスのせいか、ちょっとって気が抜けてしまう。キャストに問題があるのかそれとも何が消化不良に・・・・。盛り上がりにかけていたという事は確かだ冬香の母役(冨司純子)はなかなかの演技(実際の母子の共演)

原作を読んでいないので、比較できませんが・・・・・。

 

 映画『愛の流刑地』 公式サイトです

 

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2 Comments

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それるけ (kossy)
2007-02-12 08:12:49
「それボク」を観たあとだと、あの裁判シーンじゃねぇ・・
俺のブログのそれボク欄に司法監修した方が書き込んでくれたので、かなり伝わってきました!
なぜ? (chikat)
2007-02-13 11:07:44
今思えば、なんで死にたかったんでしょう?
不倫だから?
愛をもらっているのに命もったいないって思い始めました。

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37 Trackbacks

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