銅版画制作の日々

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かいじゅうたちのいるところ◇◆WHERE THE WILD THINGS ARE

2010-01-16 | 映画:シネコン


その島で待っている見たことのない世界

流したことない涙ーー

東宝シネマズ二条にて初日に鑑賞しました。
我想一個人映画美的女人blogのmigさんお薦めの作品で気になっていました。
モーリス・センダックによる世界的ベストセラーとなった同名絵本スパイク・ジョーンズ監督によって実写映画化した作品。
主人公は8歳の少年マックス。この男の子を演じたマックス・レコーズ少年がまたたまらく愛おしい子なんですよね。母や姉にかまってもらえないせつない心理を上手く演じていて、ウルっときましたね。

さて物語に登場するかいじゅうたちもなかなか味があって良いです。原作本に登場するキャラクターと比較しますと、絵本に登場する絵と近いかもしれませんな。


これが絵本のかいじゅうたちとマックス

最近はCGという最新の技術をあますことなく使って素晴らしい映像を作りますが、今回はそうではありません。(まったくCGなしではないのですが)

ウィキぺディアさんの記事から抜粋させてもらいます。

撮影は2006年にオーストラリアで行われた。怪獣たちは最新技術によるCGではなく怪獣映画などで使われた昔ながらのアナログ手法であるスーツアクターによる着ぐるみを用いて表現し、編集作業で着ぐるみの顔にCGで豊かな表情をつけた。

昔の怪獣映画のあの懐かしい手法というのが、味わい深い映像を作りだしているんですね。好きですね。こういう感じ 

原作「かいじゅうたちのいるところ」は世界で一番有名な絵本だそうです。全世界の売上部数も何と2000万部を超えているなんて快挙ですよね。1963年の出版から50年近く経った今もなおベストセラーであり続けるなんてまさに怪物、いや怪獣絵本と言えるでしょう。
あのオバマ大統領が3万人の親子を集めて、自ら朗読したのだから、傑作絵本と言えるでしょう。

俳優であるトム・ハンクスが真っ先に取り組んだこの絵本の映画化。足かけ12年のプロジェクトに本作の監督スパイク・ジョーンズも熱烈なこの絵本の愛読者だったという。

STORY

8歳のマックスは不満を募らせていた。姉のクレアは友達ばかり大事にして、弟のマックスはのけ者扱い。マックスを「世界の王様」と呼んでくれたパパは、ママ(キャサリン・キーナー)と離婚してもういない。
ママは家事や仕事で忙しい。それに恋にも忙しい。。。。
恋人(マーク・ラファロ)が家に来ると、マックスが声をかけても上の空。


学校の授業で聞かされたのは、「太陽もいつか消える」という話。
何だか空も薄暗い。。。。。

そしてある晩、たまりにたまったマックスの不満が爆発した。
オオカミの着ぐるみを着たマックスは、テーブルで暴れ出す!

ママの堪忍袋の緒が切れ、マックスは泣きながら家を飛び出した。
気がつけば見知らぬ浜辺。目の前にあったボートに飛び乗り、ひとりで海へ。荒れ狂う波をくぐり抜け、やがて見知らぬ島へ辿り着く。

島の奥に入って行くと。。。。
そこにいたのは・・・・見たこともない大きな体のかいじゅうたち!
かいじゅうたちも驚いた。(突然現れた人間の子どもの姿にそりゃびっくりだわ)
「いったい誰なの?」「食べちゃおうか?」
マックスはとっさに作り話でごまかす。「僕を食べちゃダメだ!」「僕は王様なんだから」
その話を聞いて喜んだのは、リーダー格のキャロル(ジェームズ・ガンドルフィーニ
王様の力を持ってすれば、再び仲間がひとつになれるかもしれない。
さっそく王様の力が効いたのか、新しい友達を作って出て行ったはずのKW(ローレン・アンブローズ)が戻って来た。
本当は忘れものを取りに来ただけだったのだが・・・・。

 キャロルは、王冠をマックスにかぶせた。

王様になったマックスは、完璧な命令を最初に出す。
「かいじゅう踊りをはじめよう!」


思い切り楽しんで、みんなと心を通い合わせるマックス。
キャロルはこうささやく。「この王国は全部きみのものだ。ずっと王様でいてくれ!」

幸せな日々のはじまり。しかし、それも長くは続かなかった。
気難しいジュディス(キャサリン・オハラ )が、マックスが王様としてみんなと平等に接していないと批判をはじめたのだった。
困ったマックスは戦争ごっこを提案。それがみんなでいっしょに楽しめる一番いい遊びだと思ったから。

だけど戦争ごっこは・・・・ちっとも楽しくなかった。
ただみんなを乱暴にさせ、仲違いさせただけだった。


「王様、こんな治め方でいいの?」
かいじゅうたちは寄ってたかってマックスに文句を言った。
中でもいらだっていたのは、マックスを本物の王様だと信じていたキャロルだ。

そしてついにダグラス(クリス・クーパー )が言ってしまった。
「キャロル!こいつは王様じゃないよ」ーー信頼を裏切られたキャロルはうろたえた。

「じゃあ食ってやる!」。キャロルはうなり声をあげてマックスを追いかけた。

 

もう家に帰ろう。そう決意したマックスは海岸の船に戻った。
かじゅうたちも見送りに集まってくれた。ただし、キャロル以外は。


かいじゅうたちと抱き合ってから、いよいよ船に乗るマックス。
果たしてキャロルはお別れを告げにきてくれるだろうかーーー。

モーリス・センダックの世界的ロングセラー絵本を「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の鬼才スパイク・ジョーンズ監督が実写映画化。ひょんなことから不思議な島へとやって来た感受性豊かな少年が、ちょっとこわいけれど愛嬌あるかいじゅうたちと繰り広げる冒険の数々を、イマジネーションあふれる世界観の中、スパイク・ジョーンズならではのユニークな映像センスで描き出す。主人公の少年役には本作が映画デビューとなるマックス・レコーズ。

マックス探し

本作の成功のカギを握っていたのは、マックスのキャスティング。フィルムメーカーたちは、1年以上にわたり、アメリカ国内外に範囲を広げ、マックスにふさわしい少年を捜しまわった。

ポイントは映画慣れした子で上手い演技ができる必要はなく、演技に本物の感情をこめられる俳優を見つけたかったとスパイク・ジョーンズ監督。
ということで、監督&マックスのインタビューを見つけましたので、ご覧下さい。

詳細はこちらから!!


撮影時の監督とマックス


来日時の監督とマックス

随分お兄ちゃんになりました。現在12歳

かいじゅうたち

アイラ:フォレスト・ウィッテカー

アレクサンダー:ポール・ダノ

音楽:カーター・バーウェル カレン・O

メディア 映画
上映時間 101分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2010/01/15
ジャンル アドベンチャー/ファミリー/ファンタジー
映倫 G

※字幕版で鑑賞

オフィシャル・サイト
http://wherethewildthingsare.warnerbros.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/wherethewildthingsare/

 



 

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6 Comments

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私も好きです^^ (KLY)
2010-01-16 21:09:36
最初はマックスにイラッとしたりしたんです。でも一生懸命作ったカマクラを誰かに見せたかっただけなのに、それは壊されてしまう。その様子を見たときにマックスの気持ちが凄く良くわかり、物語にすっと入って行けました。
もちろん客観的に引いてみたら突っ込みどころは満載でしょうけど、例えば子供が人形で遊ぶとき、口でぶつぶつ言いながら心は完全に人形と同化あるいは、その世界に入り込んでいる…。それがこの作品なんだと思うのです。
久しぶりに子供心を思い出しました^^
マックス愛おしい (ノルウェーまだ~む)
2010-01-17 02:49:42
こんばんわ☆トラコメありがとうございました。
マックスくんが不器用で、すごく愛おしくなってしまいました。
あまり期待してなかったこともあって、どかんとやられてしまい、ハンカチを慌ててゴソゴソ探しちゃいましたよ。
切なかったです・・・ (マリー)
2010-01-17 16:41:20
こんにちは~~♪
先日のティンカーベルといい、マックスといい、こんな子嫌い!って言う人も多そうですね(苦笑)
でも、私はマックス少年にとっても感情移入しちゃって・・・彼の気持ちを考えると切なくて切なくてヤバかったです。

私はこの絵本知らなかったんですが~(そんな有名だなんてオドロキ!)本当に絵本のまんまの造形ですね~。
この絵本知っていたら、絵本から飛び出たようで、嬉しいだろうなぁ~。
Unknown (mig)
2010-01-17 23:20:43
mezzotintさん

こんばんは☆コメありがとうございます☆

マックスくん、先日の来日インタビューみたけど、3年も経ったら子役は変わっちゃうものですねー、
すっかり太っちゃって、、、、あんなに可愛かったのに、、、って感じで。

でもかいじゅうたちにこの映画は泣かされました~
来年の既にベスト入り決定だけど皆さんそうでもないみたい?^^
migさん♪ (mezzotint)
2010-01-18 22:28:10
今晩は☆彡
そうですね。3年も経ったらあんなに
変っていまい。。。。ちょっとがっかり(涙)
音楽も良かったし、何か好きでした。
migさん、お気入り派はどうも少数派
ですぞ!
Unknown (de-nory)
2010-02-19 07:32:43
mezzotintさん。こんにちは。

人は、いろいろと経験しながら成長してゆくのだなー。
映像が素適でしたね。

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