銅版画制作の日々

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ディパーテッド★ついに観た!

2007-01-27 | 映画:シネコン

  
夢の共演、レオナルド・デカプリオ、マット・デモン、そしてジャック・ニコルソン、素晴らしいキャスティングの「ディパーデッド」を先日観てきた。香港映画「インファナル・アフェア」のハリウッドリメイク版ということだが、そちらは観ていないので、比較はできないが・・・。個人的にはこの「ディパーテッド」、なかなか良かったし、面白いと思った

《マフィアに潜入した警察の男VS警察に潜入したマフィアの男》
舞台はボストン南部サウシー地区、貧困と犯罪が渦巻くその場所で二人の男は育った。

犯罪者の一族に生まれた男ビリー・コスティガン(レオナルド・デカプリオ)はその生い立ちから、決別するために警察官を志した。一方のコリン・サリバン(マット・デモン)はボストン南部を牛耳るギャングのボス フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)に幼少の頃から腹心の弟子として育てられてきた男だ。そしてコリンも警察官を志す。コステロのよき内通者になるために・・・・。

同じ警察学校で学び、同じように優秀な成績を収めてふたりはお互いの存在を知らぬまま、それぞれの道を歩みだす。コリンの配属先はエラービー警部率いる、特別捜査課。ギャング撲滅の最前線に立ち向かう有能な警察官を装いながら、実は裏で、警察の動きをコステロに教えて、捜査の手から逃し続けていた

一方のビリーは、犯罪者との縁を切りたいのにも関わらず、ギャング組織への潜入を命じられ、捜査するという危険なもの。この任務を知るものはクイーナン警部(マーティン・シーン)とディグナム巡査部長(マーク・ウォールバーグ)のみ。自ら犯罪者となり、コステロの元に身を寄せたビリー、少しでも疑われれば殺されるという危険と常に隣り合わせの毎日ギャングの一味として犯罪に加担しなければならない苦悩そんなビリーにとって唯一の安らぎになるのはカウンセリングに訪れる精神科医のマドリン(ビーラ・ファミーガ)。しかし彼女には恋人が・・・・。その恋人はコリンその内にギャング・警察双方でスパイ探しが始まる正体が暴かれてはヤバイ暴かれず、どちらが相手を探し当てるのかコステロの密会相手は誰かとビリーは追跡またコリンはクイーナン警部をマークそのことでクイーナンは死亡残されたにコリンはかける。そしてビリーのが鳴った。「誰だ」とビリーは訊くのだ・・・・。


ビリー役のデカプリオの厳しい表情殺気だった演技も凄い


クイーナン警部・ディグナム巡査部長・フランク・コステロ

 
ところでフランク・コステロなる人物は実在したらしい。もちろんマフィアのボスであり、同性同名でイタリア系だった。

ボストンという町について、ディグナムを演じたマーク・ウォールバーグがこう語っている。彼はこの町の出身である。学園都市として知られているが、でもそのイメージとはかけはなれた地区がいくつもある。そういうところで育った子どもは泥棒か、警官か、肉体労働者になるしかない。それ以外の選択肢はほとんどない。僕もそういう場所で育った影響を受けているので、映画に臨むにあたって予習する必要はなかったと。劇中に出てくる連中の事も小さい頃から良く知っているから。ひとつ違和感を感じたのは、昔は補導される立場だった自分が、警察官を演じていること(笑)

監督はマーティン・スコセッシ、「アビェイター」・「ギャング・オブ・ニューヨーク」などでデカプリオと組んでいる。今回のデカプリオは今まで以上に演技力もアップしているように感じた。甘いマスクでカッコいいデカプリオだが、それだけではない。一番印象深い作品はジョニー・デップとの共演作品「ギルバート・グレイプ」93年作、この映画で障がいを持った少年の役は本当に目を見張るものがあった彼は着実に演技派としてのパワーをつけているように思う。(個人的にちょっとファンな私

マット・デモンもキャリアのある俳優さん、最近では「シリアナ」、「ブラザーズ・グリム」に出演しているけど・・・。ちょっとインパクトがないようなもう少し前の作品「プライベート・ライアン」さらにもっと前の「リプリー」何かが良かったように思う。

ジャック・ニコルソン、やはり癖のある俳優では定評な方、「カッコーの巣の上で」「シャイニング」は今も鮮烈に残っている顔の表情が何ともいえない不気味さも感じてしまう。この作品のフランク・コステロもはまり役

ということで、この作品は結構お気に入りの作品でした。そうそうクイーナン警部を演じたマーティン・シーンは、チャリー・シーンのお父さんだそうです。

 

 DEPARTED 作品紹介・公式サイトも

 ※デカプリオは今回もアカデミー賞主演男優賞(ブラッド・ダイヤモンド)で候補にノミネートされているが、過去に受賞したことはない。今回は受賞できる事を

 

 

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15 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (nikidasu)
2007-01-27 15:06:13
TBありがとうございます。
いつもTBのみで失礼しています。
この映画、オリジナルとは別物として観る分には充分楽しめると思いますが、如何せんどうしてもつい比較してしまいました。
それにしてもあえてセラピストとの三角関係というオリジナルにはない設定を持ってきた意図がいささか不明でありました。

ちなみにマーティン・シーンと言えば、思い出すのは「地獄の黙示録」のウィラード大尉だったりしてしまいます(古っ!)。
なるほど (kossy)
2007-01-27 15:18:28
マーク・ウォールバーグのリアルな演技はこのおかげだったんですね。納得です。
しかし、泥棒か警官か肉体労働者か・・・う~む、体力のない者は生きていけませんね・・・
レオ (由香)
2007-01-27 15:44:42
こんにちは!
TBありがとうございました^^・

昔レオファンだったのですが、最近はどうもイマイチでした。でもこの映画を観たら、再び彼への想いが湧き上がり、今日↑にもある『ギルバート・グレイプ』の記事を書いちゃいました~(単純なんです
これから公開されるレオの『ブラッド・ダイヤモンド』も楽しみですね
TBありがとうございます。 (masala)
2007-01-27 15:59:58
こんにちは。
「ディパーテッド」面白かったですね。
ご存知かもしれませんが、マーティン・シーンは、今度公開する「ボビー」を監督した俳優エミリオ・エステベスのお父さんでもあります。
これからも「masalaの辛口映画館」を宜しくお願いします。
初めまして☆ (ぴぃち)
2007-01-27 16:54:46
TBありがとうございました♪
レオナルド・ディカプリオの演技、良かったですよね~。こんなに演技上手かったっけ?と思ってしまったほどです。
『ブラッド・ダイヤモンド』にも期待ですね☆
ケータイ (たいむ)
2007-01-27 17:11:23
私もオリジナルは観てない組。
ケータイの場面はドキドキしちゃいました。
その後の捕り物では、実は二人が組んでた、なんて推理してみたりもして(^^;)
残念ながら違いましたが、ハリウッド版として、面白い作品だったと思います。
アカデミー賞が気になるところですが、やっぱ「硫黄島」かなぁーとも(笑)
面白かったー。 (あさこ)
2007-01-27 21:46:42
mezzotintさん、こちらにもこんばんは!
私もこの映画、面白かったー。大満足です。
「アビエーター」が「?」だったので
久々にデカプリオを満喫することができました。
ディグナムの言葉遣い、あれ「地」だったのですねー。
いつも色んな情報ありがとうございます~。
実在 (メビウス)
2007-01-27 23:22:14
こんばんわ♪TB有難うございました♪

コステロが実在していたなんて驚きですね。本物も映画館で劇中のような下品な事してたのかな?(汗
単なるリメイクかと思ったら、細部に意外なネタがあって面白いですね。自分も気付きたかった。評価が変わってたかもしれません。
補導 (もじゃ)
2007-01-28 19:50:26
こんにちは。TBありがとうございます。
マーク・ウォールバーグ、こんな立派な俳優さんになって。
泥棒になんなくてホント良かったですなぁ。
Unknown ()
2007-01-28 22:20:45
こんばんわ、TBありがとうございます。
当方もTBしたのですが、旨く貼れない様子です。
スミマセン。またよろしくお願い致します。

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