日々想うこと

毎日の生活の中のちょっとした出来事や感じたことを気ままに書いています。

鬼平犯科帳

2008-02-06 | 本棚
鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋

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今日、「その時歴史が動いた」というNHKの番組で、長谷川平蔵を取り上げていました。
池波正太郎の本が気に入って、随分読んだ時期がありました。
文章が小気味いいというか、粋です。
当時の生活感が伝わってくるし、それから彼の本には食べ物の描写がよく出てくるのですが、どれも唾をゴクリと飲みたくなるような上手い描写なのです。

平蔵が実在の人物だったというのは、初めて知りました。
人足寄場っていうのは、罪人の更生施設、職業訓練所だったんだ。

役所でつかった紙を人足寄場で漉きなおして、リサイクルペーパーとして売ったり、そうした利益を人足たちに分配して、出所の時まで貯金させたり、人足のユニフォームを作り、衣の水玉模様の数で、出所までの期間が分かるようにして前向きな気持ちを持たせたり・・。

小説の中では渋ーく、派手な事件を手がけていますが、実際の平蔵、本当にいい火付盗賊改方だったのですね。

鬼平犯科帳、面白いですよ。
「剣客商売」や「仕掛け人―藤枝梅安」も面白いです。


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