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小池さんの奇妙な生活・2009.4.4

2009-04-07 00:18:59 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
画像は愛蔵版 藤子不二雄ブラックユーモア短篇集
第一巻 不思議町怪奇通り(中央公論社・1988年7月25日発行)

収録作品
小池さんの奇妙な生活
初出 1968年(COM)虫プロ商事より

さて、私は、子供の頃からのファンであり、ここ10年来面識のある、ラーメン大好き小池さんのモデルとしても知られる日本を代表するアニメーターの一人、鈴木伸一さんの一日密着取材を敢行したのです。

4月4日午前11時
トキワ荘記念碑除幕式会場に到着した私は、観客席からセレモニーを見ていた。思えば子供の頃に見ていた新オバケのQ太郎のアニメで小池さんのことを知り、まんが道で実在の人物、アニメーターの鈴木伸一さんがモデルなのもわかった。
画像の作品で、オバQ以外にも活躍していたことに興味を持ち、10年ほど前の第三回手塚治虫文化賞で感動の初対面となる。
その時いただいたサイン色紙から、ご自身でも小池さんキャラを描いていることを知る。
その後も、各種パーティー会場でお会いしたり、私が主催した漫画の研究会にゲストとしておいでいただくなどの関係が続く。
2005年に杉並アニメーションミュージアムがオープンした時には、パーティーに招待され、アニメファンの立場から皆に愛される杉並アニメーションミュージアムづくりに陰ながら協力するようになる。
今日の式典では、杉並から2代目運営担当スタッフの藤田さんが来ているので、そのフォローも兼ねての密着取材となった。
さて、式典では、鈴木伸一さんや、丸山昭さん、手塚プロの松谷社長のスピーチなどがあり、会場は大勢の人達で埋め尽されていた。除幕式のセレモニーが済み、豊島区から頼まれていた著書へのサインを事前に済ませていた鈴木さんは、その後のTVの取材スタッフ待ちとなり、やっと一息つく。
私が、(模擬店でチューダーが売られてますよ!)
と伝えると、鈴木さんは
(久しぶりに飲んでみよう)ということになり、チューダーをおごって貰った。
そこへ取材に来ていたハイパーホビー編集部の村北さん達が写真撮影をしたので会場は大盛り上がり。
後はTVの取材スタッフ待ちとなった。
豊島区とは、当日にサインはしない約束だったので、サインを求めてきたファンの人達へは藤田さんがお断わりをする役目。
最近、熱心なファンを装ってサインを貰い、業者に転売する人達がいるための防衛策であり、貰えた人と貰えない人との不公平を無くすためでもあるのです。
ここ数年、いまひとつ体調がすぐれない永田竹丸先生は、久しぶりに公式の場でのサインとなったので、サインが貰えた人達は貴重ですよ。
永田先生はファンへのサインが一段落するとお供であるイラストレーターの向さすけ氏達を引き連れて一足先に松葉へラーメンを食べに向かう。
丸山昭さんも著書へのサインが済むと記念碑の撮影をして、水野先生待ちとなる。
今回、伝説の丸さんカクテルが売店に売ってなかったことは残念だった。
さて、トキワ荘記念碑での撮影が一段落着くと、鈴木さんには次の撮影が待っていた。
そう、お昼は松葉でラーメンを食べることが小池さんのモデルとしてのお約束であり宿命でもある。
昼時の松葉のお客さんが一段落した2時過ぎまで待ってやっと本日のお昼となる。
松葉でのラーメンを食べるシーンの撮影が終了するとトキワ荘記念碑除幕式のスケジュールは終了。
私は、藤田さんと一緒に初めて松葉のラーメンを食べることが出来た。
しかも鈴木さんは目の前の席にいる。
なんと幸せなひとときだろう。
松葉のラーメンはボリュームもあり、非常に安くて驚いたが、食べてみて納得。店の雰囲気といい、味といい、昭和の時代の懐かしいラーメン屋である。
皆さんも是非一度食べてみて下さいね。
コメント
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